ONE Fryday Fights 702024年7月12日(金)タイ・ルンピニー・スタジアム※U-NEXT配信
▼第11試合(メインイベント)キャッチウェイト (59.96kg) ムエタイ 3分3R×フォーカス・PK・ウォー・アピニャー(タイ)KO 1R 1分57秒〇スティーブン・アービン(スコットランド)
19歳のフォーカスは4月にONEデビューし、カムバック・TKユッタナを1R1分32秒でKO。戦績は50勝19敗2分。アービンは2023年6月からONEに参戦し、3戦目でシングドントン・ノックイーラックラバンに判定2-0で敗れたが、他3戦はタイ人選手から勝利を収めている。戦績は26勝4敗。
1R、サウスポーのフォーカスはまず左インロー。左ミドルハイを蹴るとアービンが右フックを返してきたが、フォーカスはダッキングでかわしてすぐに離れる。前に出るアービンが右ックを打つとフォーカスも右フックを合わせに行く。
ロープを背にして前蹴りで突き放すフォーカスだったが、アービンはボディへ左右の3連打を見せておき、左ボディのフェイントからの左フック。フォーカスは仰向けに倒れ、アービンのKO勝ちとなった。アービンは35万バーツのボーナスとFIGHT OF THE NIGHTを獲得した。
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▼第10試合 キャッチウェイト (58.97kg) ムエタイ 3分3R〇ヨッドトンタイ・ソー・ソンマイ(タイ)TKO 1R 2分06秒×ET・ワンコンオームMBK(タイ)
ヨッドトンタイは31歳、2023年12月にONE参戦を果たすと初戦はオマール・ハラビに判定2-0で敗れたが、2戦目はそのハラビにTKO勝ち。前回は4月にペットナンガムに判定勝ちしている。
ETも30歳でベテラン対決。2023年3月のONE初参戦ではアピワットを1Rわずか37秒でKOするも、5月の2戦目ではゴントーラニーに判定負け。モンコルゲーウとの2連戦をKO勝ちと判定勝ちで連勝した。
1R、サウスポーのヨッドトンタイがジリジリと距離を詰めていき、ETは右ミドルを蹴る。その右ミドルにヨッドトンタイは左ローを蹴り返す。探り合いが続く中、ETが飛びヒザ蹴りを放ったところにヨッドトンタイが右ストレート。当たりは浅かったが、ETは左足をロープに引っかけてしまい着地した右足を逆側に捻り、靭帯を損傷したか右膝の裏側を抑えて立ち上がることが出来なかった。
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▼第1試合 キャッチウェイト (64.86kg) ムエタイ 3分3R〇ケンドゥー・アービング(米国)KO 2R 1分37秒 ※左ヒジ×津田悠兵(ONE LINK)
津田はTARGETでインストラクターを務めながらRISEに出場、その後はDEEPのフューチャーキングトーナメントでMMAにも挑戦している。アマチュアムエタイ米国王者の肩書きを持つアービングは、タイ在住でルンピニースタジアムにて試合経験を積む。
1R、サウスポーの津田は前蹴りから左ロー、左ミドル、左ストレート、左ヒジと左の攻撃を次々と出していく。アービングはジャブを突き、右ミドルを蹴る。左ストレートを何度も放つ津田にアービングは右手のブロックを固める。アービングは入り込んでの右ヒジ、そのまま組んでヒザを蹴る。津田の左ストレートにアービングは右ストレート、すぐに左縦ヒジで前に出た。
2R、津田の左インローに右ストレートを合わせるアービング。左ストレートを連発する津田にアービングは左右のヒジを打ち込む。近付くとすかさずヒジを叩きつけるアービング。左縦ヒジで飛び込み、左右のヒジを打つアービング。津田は前に出て左を打っていくが、その前進しての左ストレートにアービングが左ヒジを合わせ、これがカウンターに。津田は崩れ落ち、しばらく立てないほどのダメージを受けた。
アービングには35万バーツのボーナスが贈られた。