タイでも大きな注目を集めていたブアカーオだが初戦敗退。その影響でタイでのK-1放送時間が短縮されてしまった
2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2024』の一夜明け会見が、8日(月)に行われた。
今大会で行われた「-70㎏世界最強決定トーナメント」には、タイの英雄である2004・2006年K-1 WORLD MAX世界トーナメント優勝者ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が42歳にして再びK-1の頂点に立つため参戦。そこでタイの地上波である「ワークポイント23」にて、タイ全土に午後1時から午後6時30分まで生中継されることが決定した。
しかし、そのブアカーオは午後3時過ぎに始まったトーナメント準々決勝で現GLORY世界ライト級(-70kg)2位のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)にハイキックでダウンを奪われて初戦敗退。
番組最大の目玉であるブアカーオが姿を消したことにより、「放送時間が1時間30分短縮しました」とカルロス菊田K-1プロデューサーは明かした。
また、今大会の「 -55kg世界最強決定トーナメント」にはカンボジアの格闘技であるクンクメールからカン・メンホン(カンボジア/Kun Khmer International Fight Gym)が参戦。金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)と対戦し、3R 0分57秒で金子のKO勝ちとなったが「カンボジアで違法中継がされていたようで、約50万人が見ていたそうです」とカルロスP。
そのこと自体には憤りはあるものの、「もうひとつ言うと、それだけマーケットがあることが分かりました。クンクメールは2~3万人が集まるイベントをやっていて、カンボジアの国営放送もある。そのマーケットにどうマーケティングしていくのか。カンボジアでオフィシャルの映像が見られるような環境を構築する必要がある」と、新たな発見があったとも語った。