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【K-1】ラウンドガールはコンカフェ経営者=そよん「試合を観ていく内にどんどん引き込まれていって、一夜にして印象が変わりました」

2024/07/06 23:07
【K-1】ラウンドガールはコンカフェ経営者=そよん「試合を観ていく内にどんどん引き込まれていって、一夜にして印象が変わりました」

経営者としての顔も持つそよんさん

 2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX』の開催が目前に迫って来た。

 今大会のリングに華を添えるラウンドガール=K-1ガールズたち。今期は史上最多の9名となり、会場を盛り上げていく。

「日本生まれのコリアンキヨミ」ことそよん(29)は、アイドル→モデル→グラビアアイドルとして活動。ラウンドガールは今回のK-1ガールズが初めてとなるが、プロフィールには「経営者」という異色の肩書きがあった。

格闘技には全く触れたことはなかったんです


――そよんさんのプロフィールを見て凄く気になって興味を惹かれたのですが、「経営者」だそうですね。

「はい、経営をやっております。コンカフェ(コンセプトカフェ)って分かりますか? そのオーナーをやっております。今年の7月で2年目になります」

――どんなコンセプトのカフェなんですか?

「シマエナガって聞いたことありますか? 北海道にしか生息していないスズメ科の小さな鳥(雪の妖精とも言われる人気の鳥)をモチーフにしたコンセプトになっています。特徴としては、そのシマエナガという鳥ちゃんが夏と冬で見た目がちょっと変わるので、お店の制服も夏と冬で分けてっていう感じでやっています」

――なぜコンカフェを経営することに?

「元々、自分で企画したりするのが好きだったんですよね。それで次のステップアップを考えた時に、自分でお店を作っちゃおうとなってコンカフェが出来上がりました。それと、ファンの人がモチベで芸能をやっていたようなところがあるので、ファンの人ともっと会える場所を作れないかなと思って、お店を作ることにしました」

――経営者をやっているラウンドガールというのも、なかなかいないでしょうね。

「聞いたことはないですね(笑)。肩書きが渋滞しております」

――元々は何をされていたのですか?

「タレント、グラビア活動、その前はアイドル活動、さらにその前は普通のOLでした」

――社長になりたいという夢があったのですか?

「いえ、それよりも何かを作りたい、みたいな。最初にそういう漠然とした気持ちがあって、気付いたら経営者になっていたって感じですね」


――そんな方がなぜ今ラウンドガールに?

「経営やりながら自分のそよんとしての活動も同時に頑張っていきたかったので、今回ラウンドガールのお話をいただいた時に、せっかく挑戦させていただけるのであれば挑戦しようと思いました」

――ラウンドガールという存在はご存じでしたか?

「知ってはいましたが、あまり見たことがなかったので、練習している間にこんな感じなんだって分かりました」

――それまで格闘技の試合を観たことは?

「全く触れたことはなかったんです。友だちに格闘技が好きな子がいる、くらいの関係値でしたね」

――そのお友だちが『格闘技が好き』と言った時に、どういう風に思いましたか?

「『格闘技好きなんだ、へぇ~』くらいの感覚でした。正直、じゃあ私も観てみようかなってまでになったことはなかったですね」

――では、格闘技の会場や選手のイメージはどんなものでしたか?

「殴り合いをして、相手を倒して勝ち負けを決める、というようなイメージです。そこに野蛮だとか怖いって感覚はなかったですね。それと、自分が実際に会場で試合を見て思ったのは、格闘技は生で観るのが一番楽しいなって実感しました」

――気付きましたか。

「はい。最初は勉強のために観させていただいたのですが、そこで初めて『格闘技にハマる人ってこういう気持ちなんだ』って知りましたね。映像で観るのと生で観るのとでは全然違いました。とにかく生で観てもらうのが一番いいなと思いましたね」

――すんなり入れたんですね。

「でも、驚きはありました。ドラマや映画の世界で、殴り合いをして血まみれになるシーンとかあるじゃないですか。でも、生で殴り合いをして血を流しているのは見たことがなかったので、それは衝撃の方が大きかったですね。最初に観た感じでは『痛そう』とか『大丈夫かな』とかというのもあったんですけれど、観ていく内にどんどん引き込まれていったというか。一夜にして変わりましたね」


――初めて試合を観に行った時に、観る前の感情と観終わったあとの感情は全く違った?

「全然変わりました。映像で観るのとは全く違います。もしかしたら、映像で観ていれば最初と最後で気持ち的には変わらなかったかもしれませんが、生で観れば世界観が変わって来ます」

――ちなみに経営者の立場から、格闘技はもっとこうしていけばいいのに、というアイデアはありますか?

「いや、そこまでは(笑)。今パッと思い浮かんだのは、女子が憧れるような存在やインフルエンサーの有名な方とかがラウンドガールになってSNSで発信していくか、選手の方でビジュアルが女性受けするような方が増えていくと変わって来るのかなと思いますけれど。ごめんなさい、みんなが思いつくようなことしか言えなくて(笑)」

――なるほど。さて話は変わりますが、7月7日の『K-1 WORLD MAX』での注目カードもしくは選手はいますか?

「個人的に気になっていた選手が玖村将史選手です。彼女さんが有名な方だったじゃないですか。それでけっこう印象に残っていて、実際の試合を観たことがないので気になります。それと金子晃大選手はTikTokでおすすめに動画が流れてきて、存在は元々知っていました。実際に試合を生で観られるのは楽しみです」

――ラウンドガールは、激しい試合が行われている合間にリングに立つじゃないですか。その時にどういう気持ちで立つと思いますか?

「人生で初めてラウンドガールをするので、最初は緊張が多いのかなと思いますね。上手く歩けるかなとか、初歩的な心配の方が大きいです。たくさんの人に見られるというのもなかなかない機会なので、緊張が一番大きいでしょうね。でも、今は緊張と楽しみが半々です。K-1ガールズとしてファンの皆さんを楽しませたいですね」

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