2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量&記者会見が、6日(土)都内にて正午より行われた。計量は出場40選手全員がパス。
3月に開幕した「-70kg世界最強決定トーナメント」が、いよいよ決勝ラウンドを迎える。3月の開幕戦を勝ち上がった7選手(オウヤン・フェンは欠場)にワイルドカードのブアカーオ・バンチャメーク(タイ)を加え、8名が準々決勝~決勝戦を争う。
18年ぶりのK-1 WORLD MAXトーナメント優勝を狙うブアカーオは「ブアカーオはまだ現役を続けています。魔裟斗さんも日本のファンも戸惑っているでしょうが、自分もよく考えて参戦することを決めました。7月7日は最初のMAX王者になったことで自分としても感慨深いです。自分としてもまだ戦い続けていることに感慨深いものがあるけれど、K-1という団体にはパワーがあって皆さんが楽しみにしている。そういう大会に出られることでまだ戦える姿を見せたいと思います。またブアカーオが王者に返り咲く姿を楽しみにしてください」と挨拶。
「全員の選手が同じように素晴らしい力を持っている。誰が決勝戦に上がってきても全力で戦うつもりです」と意気込んだ。
そのブアカーオと準々決勝で対戦するGLORY世界ライト級2位ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)は「こうしてまたトーナメントに戻ることが出来て嬉しい(フェンの欠場で敗者復活した)。最初に戦うのがレジェンドで、みんなが知っているブアカーオで光栄に思う。格闘技界で最高の選手なので彼と戦えることを光栄に思っています。3回勝ってベルトを獲れる準備はしっかりしてきました。今は最初の試合のことしか頭にない。全員が素晴らしい選手なので誰と戦ってもいい準備をして来ているし、サプライズも起きると思っていますが、それも含めて頑張りたいと想います」とコメント。
ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)は「こうしてまた日本に戻ってこれて嬉しい。そして自分のスキルを証明できることを嬉しく思います。決勝で誰と戦うかは分からないし、全員が決勝に上がる準備をしている。なので自分も準備は出来ているし、誰が相手でも自分が勝つつもりでいます」と自信を口にする。
そのフェルドンクと準々決勝で対戦するデング・シルバ(ブラジル/Squadron Thai Brasil)は「再びK-1に来られたことが嬉しく思います。K-1はキックボクシング最大の大会なので嬉しい。僕がキックボクシングを始めたのは10年前で、K-1王者のベルトは僕にとって全てだと思っているので、日本に来たからには王者になることしか考えていない。第1試合に勝利して、その次の相手は誰でもいいんです。勝つことだけを考えてきました。ブラジルを代表して戦えることを誇りに思うので、ベルトを持って帰国したいと思います」と、優勝に懸ける気持ちを話す。
ロマーノ・バクボード(スリナム/ARJ Trainingen)は「明日を待っています。明日の戦いを楽しみに待っています。皆さんに会えたことが嬉しいです。楽しみにしていてください。もし私が決勝の相手を決めることが出来るのであれば、ブアカーオと戦いたい」と試合が待ち遠しい様子。
そのバクボードと準々決勝で対戦するヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアンタイ)は「皆さんとここで会うことが出来て嬉しく思っています。K-1に参戦することは世界のキックボクサー全ての憧れです。ここにいることを嬉しく思います。精神的にも肉体的にも最高の状態。試合に備えてファイトキャンプを行ってきました。ブアカーオと一緒のトーナメントに参加できること自体が最高の気分です。もし戦うことになったらどのような気分になるか想像も出来ない。明日は頑張ります」と、同じくブアカーオと戦いたいとした。
ゾーラ・アカピャン(ジョージア/ウクライナ/Gridin Gym)は「明日は世界的なキックボクシングのビッグイベントがあります。期待してもらっていると思います。全てのファイターが順調で、私もベルトを狙っているのでいい仕上がりで十分に戦えると思っています。ここに集まっている誰もがファイナルに進んでチャンスがあると思っているでしょうが、勝ち抜くのは自分だと思っています。明日は自分の力を十分に見せたいと思います」と、優勝するのは自分だと宣言。
そのアカピャンと準々決勝で対戦するカスペル・ムジンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)は、「いい調子です。いい試合をしたいと思っています。決勝ではブアカーオと戦って勝ちたいと思っています」と、やはりブアカーオと決勝で戦いたいと名をあげた。
一番人気となったブアカーオは「皆さんが僕と試合をしたいと言ってくれることは嬉しい。これまでの自分の試合を見たうえで、そう発言していると思うので嬉しいですね。ここにいる選手はみんないい練習を重ねて技術的にもいいものを持っている。素晴らしい選手たちだと思うが、自分には経験もあるし、まだまだパンチ力もあるし、皆さんには負けないです」と言い放った。