▼第3試合 フェザー級ワンマッチ 66kg以下 キックルール
×虎之介
判定0-3
〇大野篤貴
虎之介は『BreakingDown 8』のオーディションから参加し、この時から朝倉未来が「この子凄いよね、ハードパンチャーで。プロでやっていった方がいい。もったいないよね、地下格闘技でくすぶってるの」と、そのポテンシャルを高く評価。
『BreakingDown 8』では常連選手のとしぞうを破ったが、『BreakingDown8.5』では冨澤大智にKO負け。『BreakingDown 9』では右フック一発でフクタロスにKO勝ち、『BreakingDown 9.5』では尾田優也と無効試合に。2023年11月の「BreakingDownバンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で冨澤との再戦に臨んだが、KOで返り討ちにあった。
2024年2月の『BreakingDown 11』で元プロボクサーのファン・ホセ・ランダエタと対戦したが偶発的なバッティングにより無効試合となり、3月の『BreakingDown 11.5』で再戦も10Rに及ぶ延長戦の末にTKO負けを喫した。
大野はこれまでダンチメン・あつきの名前で出場。2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家。2023年2月の初出場ではゲンキにKO勝ちも2戦目の3月に冨澤大智に敗れた。その後は7月にMASAMUNEに勝利し、8月にはヨーロッパ対抗戦でジョナス・アドリアンスに快勝。バンタム級トーナメントではとしぞう、山川そうきに勝利して決勝へ進出するも井原良太郎にKO負けでタイトルを逃した。
ジャブを出す虎之介に大野は左ミドルを連発。虎之介は左へ回り込みスーパーマンパンチ。大野は左ミドルを蹴り続け、虎之介は右フックを狙うが左ミドルをもらう。虎之介が右フックからの左ストレート、大野の左ミドルに右フック。大野は左ミドルから後ろ回し蹴りを狙い、本戦終了間際に左ミドルからの左フックでダウンを奪う。
試合終了のゴングが鳴ると虎之介は座り込んでガックリ。それでも大野と笑顔で健闘をたたえ合った。
大野はマイクを持つと「最高にかっこいい男でした。引退とか絶対に言うな。1回2回負けたくらいで引退するな。絶対に這い上がってこい。大野篤貴の第2章を楽しみにしていてください」と語った。