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【シュートボクシング】海人「野杁さんが負けて悔しい気持ちはある」世界と戦っていくために「今回は倒すことを目標にしている」

2024/06/13 17:06
【シュートボクシング】海人「野杁さんが負けて悔しい気持ちはある」世界と戦っていくために「今回は倒すことを目標にしている」

GLORYからの刺客ハンバリアンに「圧倒的な差で勝つ」と宣言する海人(C)SHOOTBOXING

 2024年6月15日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.3』(U-NEX配信)のメインイベントで、元GLORYライト級9位&ISKA世界ライトミドル級王者アルマン・ハンバリアン(アルメニア)と対戦するSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)が試合を直前に控えて囲み取材に応じた。

 前回4月大会ではペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)との再戦を制し、リベンジ&SB世界タイトルを死守することができた海人は、現在の調整に関して「バッチリです。いつも通り最高に仕上がっていると思います。特に変わった練習はしていないですが、前回の試合よりレベルアップした姿を見せないといけないとダメだと思っているので、そのレベルを上げるためにいつも通りの練習しています」と普段と変わらない練習内容で進化を感じているという。


 今回対戦するハンバリアンは昨年2月にGLORYに初参戦し、ソリン・カリニュークに判定勝ち。同年12月にはGLORY世界王者ティジャニ・ベスタティに挑戦するエンリコ・ケールに3R TKO負けを喫しているが、タイトル挑戦に近い位置にいたといえる強豪。ベスタティと同じく185cmという長身を誇り、ベスタティが保持するGLORY世界ライト級タイトル獲得&リベンジを目標にしている海人にとっては仮想ベスタティとも言える相手だ。

 改めてハンバリアンの印象を聞かれると「僕よりも身長が高いので、遠くからミドルも蹴れるし、近づいたらヒザを出してくるイメージ。パンチの印象があまりなく、蹴りが強い。パワーに関しては僕よりかは全然あるのかな」と警戒するが、「スピードはそこまで速くはない印象です。テクニック、動きのキレに関しては圧倒的に自分の方が上。その点でもその差をしっかりと見せていけたら」と自身が上回っているポイントで差を付けるという。

 またベスタティとの再戦に向けてイメージしているものを今回の試合で使うことはあるかとの問いには「ベスタティに出来ること、したいことというのはベスタティにしか出来ないと思うので、そこにある程度近いものを出していければいいなと思いますが、ベスタティだろうと今回の相手だろうと、自分のレベルを上げることで勝ちにつながると思うので、自分のレベルが上がっているところを見せていきたい」と誰が相手であろうと、自身のレベルアップした姿を見せていくだけだと語る。


【写真】海人よりも長身で蹴りを得意とするハンバリアン(C)GLORY

 前回のペットモラコットへのリベンジに向けてやってきたことで「もちろん、あの試合で勝った負けたでぜんぜん違うと思うので、そういう自信や気持ちだったり、負けられない、負けたくない気持ちは以前よりもかなり大きくなったので、あの戦いがあったからこそ今回できる試合というのは見せられるんじゃいかなと思います」とリベンジできたことで大きな収穫があったようだ。

 また、今月8日には、過去に対戦している野杁正明がONEに初参戦、シッティチャイに判定負けした結果について聞かれると、「野杁さんが負けて、どうこうというのはないのですが、日本人選手の負けが続いていると書かれていることが多かったので悔しい気持ちになります。僕もベスタティに負けて、2月にペットモラコットに負けているし。4月にリベンジしましたが、世界の選手を相手に日本人が圧倒的に勝つのは本当に難しいこと。GLORYのベルトを僕がしっかり獲って、次のステップにいきたいと思っているので、そのためにも絶対にベスタティにリベンジしないとダメやし、そのために今回は圧倒的に勝たないとダメ。野杁さんが負けて悔しい気持ちはありますが、野杁さんはまだ終わってないし、これからやと思います。僕が前回ペットモラコットにリベンジ出来てからずっと燃え続けているものがあるので、今回は魅せたいと思います」と野杁の戦っている姿を見てさらに燃えるものがあったという。

 最後に今回の試合でファンに見てもらいたいポイントについて聞かれると「前回のペットモラコット戦よりも自分は遥かにレベルが上がっています。世界と戦っていくために、ベスタティにリベンジするために仕上げているので全体的に上がっているのを見てほしいと思います。今回は倒すことを目標にしているので、しっかり勝ちにいきます」と必勝を予告した。

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