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2019年10月20日(日)東京・新木場スタジオコーストで開催される「PANCRASE 309」の追加3カードが下記の通り発表された。
バンタム級では、アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブルテリア・ボンサイ/2位)と春日井たけし(志村道場/4位/HEAT同級第2代王者/23勝6敗1分1NC)が対戦。
チームとして勢いづくブルテリア・ボンサイ所属のヤマニハは16勝8敗4分。2017年以降は上田将勝、藤井伸樹。金太郎相手に敗れたものの、2019年7月のTSUNE戦で3R TKO勝ち、復活を遂げている。
日本バンタム級トップクラスの春日井は、清水俊一、福島秀和、赤尾セイジ相手に3連勝中。そのうち清水にギロチンチョーク、赤尾にはリアネキドチョークを極めて一本勝ちしており、相手をドミネートし、極める強さを誇る。
高度な技術を持つグラップラー対決を制して、バンタム級絶対王者ハファエル・シウバに挑むのはヤマニハか春日井か。
また、女子フライ級ではライカ(RIGHT THING ACADEMY)がブラジルのアニー・カロリネ(NAJA FIGHT TEAM)と対戦する。ナジアファイトチームはムエタイファイターが多く所属するジム。カロリネのMMA戦績は6勝7敗。魅津希がスプリット判定負けしている現UFCファイターのヴィルナ・ジャンジィローバに2016年4月に腕十字で2R一本負けしているが、2019年6月にはビアンカ・サテルマイヤーに1R三角絞めで一本勝ち。再戦でリヴェンジを果たすなど、7年のキャリアで培ったベテランの引き出しの多さを見せている。
ちなみにカロリネが勝利しているサテルマイヤーは「Kunlun Fight」で現UFC女子ストロー級王者のジャン・ウェイリに1R腕十字で一本負けの戦績も持っており、ウェイリとほぼ同じタイムでサテルマイヤーを下しているカロリネの極め力にライカは注意が必要だ。
ライカは2016年11月からMMA6連勝も、2018年7月にクセニヤ・グーセヴァにスプリット判定負け、2018年12月にエジナ・トラキナスにスプリット判定勝ち、2019年4月にマイラ・カントゥアリアに腕十字で一本負け、2019年7月にグレイシ・ファリアにリアネキドチョークで一本勝ちと、白星と黒星を交互に繰り返しており、今回のカロリネ戦で連勝をつかみたい。
そのほか、ライト級では阿部右京(OOTA DOJO)と平信一(綱島柔術)の一戦も追加されている。MMA9勝6敗1分の阿部は2019年は1勝1敗。3月に小林裕に判定勝利するも、6月に林源平に1R TKOで敗れており、今回が再起戦となる。対する第2代ZSTライト級王者の平は16勝12敗10分。7月にPANCRASEに初参戦も松岡嵩志に判定負けを喫しており、PANCRASE公式によると「前回の試合内容では死んでも死にきれず志願の参戦」だという。チョークを得意とする阿部右京との極め合いにも注目だ。
【追加発表カード】
▼バンタム級 5分3R
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブルテリア・ボンサイ/2位/16勝8敗4分 )
春日井 寒天 たけし(志村道場/4位/HEAT同級第2代王者/23勝6敗1分1NC)
▼女子フライ級 5分3R
ライカ(RIGHT THING ACADEMY/9勝6敗1分)
アニー・カロリネ(NAJA FIGHT TEAM/BRASIL/6勝7敗)
▼ライト級 3分3R
阿部右京(OOTA DOJO/9勝6敗1分)
平 信一(綱島柔術/16勝12敗10分)