2024年6月2日(日)東京・アリーナ立川立飛で開催された『BreakingDown 12』。メインイベントでは体重無差別のスペシャルワンマッチで安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)が対戦し、ジャッジと観客の期待に応えて延長1R(本戦は1分3R)を戦った末に安保が判定5-0で勝利した。
SNSやオーディションで激しくやり合った因縁の両者だが、試合後にまずは安保が「俺を信じてくれたファンのみんなありがとう。自分の本業じゃないキックルールで戦ってくれたスダリオもありがとう。俺に対して思うことまだあると思うけど。俺は戦えてよかった。いつか時がきたらその時は腹割って話そうな」とSNSでスダリオにメッセージを送り、スダリオに感謝の気持ちを伝えた。
その直後にはスダリオが自身のSNSにて「このご時世この体重差マッチ普通じゃ組まれない。これは溝口さんや朝倉選手のおかげで実現できたカード。ただ、何よりも一番は安保選手が根性あったからこそ成立した試合。キックルールいい経験になった。ありがとな」と、安保とBreakingDownの首脳陣へ感謝の言葉を述べた。
スダリオは続けて「ただ、負けは負け。試合できたからもう思うことは何もない。応援してくれた皆負けてごめんね。これからは本業である総合格闘技を盛り上げれるように頑張ります。今回の試合承諾して下さった榊原社長ありがとうございました」と、拳を交えてもう安保との因縁は解消されたとし、ファンと榊原信行RIZIN CEOにメッセージ。
これに安保も「こちらこそありがとう。スダリオのMMA応援する。がんばれ。俺もこれからの自分の道、がんばる。いつか酒でも飲もう」とエールを送った。
両者の因縁を見てきたファンからは「男らしい」「2人とも最高だった」「2人に拍手」「カッコええ」「2人ともスポーツマン」と、爽やかなエンディングに感動のコメントを寄せていた。