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【RWS】18歳でキャリア12戦、ムエタイ2戦目で異例のラジャダムナン王座戦に挑む“超新星”松田龍聖「41連勝している選手なのでめちゃくちゃ強いと思うけれど、僕も負けへんくらいの実力は持っている」

2024/05/29 22:05
 2024年7月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBA『RWS JAPAN 2024』(U-NEXT配信)の対戦カード発表記者会見が、5月29日(水)神奈川県内で行われた。  ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.50kg)タイトルマッチ3分5Rで、王者クンスックレック・ブームデックシアン(タイ)に同級13位・松田龍聖(大原道場)が挑戦する。  クンスックレックは現在タイで最も注目を集める選手で、なんと41戦負け無し(1引き分けを含む)の無敗記録を更新中。オームノーイスタジアム認定バンタム級王座、プロムエタイ協会スーパーフライ級&バンタム級王座、そしてラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座と4つのタイトルを獲得。4月6日にクマンドーイを破ってラジャのバンタム級王者になると、5月11日にはペットサイアムをKOして初防衛にも成功している。  対する18歳の松田は2021年8月8日にNJKFのリングでプロデビュー。ホーストカップを主戦場にし、2023年3月には滉大を破ってHOOST CUP日本スーパーフライ級王座を獲得。同年10月には、山田航暉に勝利し、12月のリティグライ・ゲーオサムリット戦では1RTKO勝ちを収めた。2024年4月の『RWS JAPAN』に初参戦すると、初のムエタイルールにも関わらず石井一成を苦しめ、ドローとなっている。戦績は11勝(4KO)1分無敗。  マッチメイカーの中川夏生BOM代表は「松田選手はランキング13位ですが、RWS側からの要望でこの試合はタイトルマッチで行うことが急遽決まりました。クンスックレックは41連勝中で、ムエタイ界のモンスターである18歳。この選手が松田選手とどう戦うか。日本のみならず世界が注目するカードです。クンスックレックはぜひ日本で観たいとの声が多く、今回実現しました。ホーストカップの土井代表もOKを出してくれました」と、RWS側からの要望でタイトルが懸けられることになったと説明。  会見に出席した松田は「相手が41連勝中のクンスックレックということで、このチャンスを無駄にせず必ず勝って王者になる」と堂々たる宣言。「蹴りでバンバン攻めて来る選手」とクンスックレックを評し、「自分はいつも通りスピードで圧倒したいと思います」と打倒クンスックレックに自信を見せる。  18歳でわずか12戦、ムエタイルール2試合目でラジャダムナンのタイトルマッチを行うというのは異例中の異例。そんなビッグチャンスを手にしたことをどう思うかと聞かれた松田は「感謝しかないですね。以上です」とあっさりしたもの。  自信については「41連勝している選手なのでめちゃくちゃ強いと思うんですけれど、僕もそんな選手に負けへんくらいの実力は持っていると思うので、自信はあります」ときっぱり。  勝てば歴史に残る偉業達成となるが、その先はどうしたいかとの問いには「その後のことはあまり考えてないです。今は目の前のクンスックレック選手を倒して自分が王者になることだけを考えています」とした。  クンスックレックよりも優っているものについては「ムエタイの選手なので蹴りの数、蹴りの強さは負けているかもしれないですけれど、自分の一番自信のあるスピードの部分であったり、5Rなので根性でいけるかなと思っています」と、スピードと根性と答える。  前回、松田と対戦した石井にこの試合はどうなるかと聞くと「凄い戦いになると思います」と太鼓判を押したが、先にラジャのタイトルマッチが決まった事には「悔しいですね。以上です」と悔しさを滲ませた。また、松田が再戦を受けるとしていることについては「もしかしたら今回組まれるかもって思っていたんですが、いろいろな話があるので。まずはパントー戦に向けて気合い入れて頑張ります」と、今大会で決定した元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者パントー・ポー.ラックブン(タイ)とのリベンジマッチに今は集中しているとした。
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