結婚して心機一転、連敗脱出を目指す西元(左)と5連勝中の目黒
2024年5月26日(日)東京・後楽園ホール『Krush.161』の前日計量が、25日(土)都内にて13:00より行われた。
第6試合のKrushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで対戦する、西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は59.95kg、目黒翔大(優弥道場)は59.9kgでそれぞれ計量をパス。
5連勝と絶好調の目黒は「しっかりやるべきことをやってきたので、あとは“目黒ワールド”にするだけだと思っているのでお楽しみに」と予告。西元も「ありのままの西元也史を出し切る練習をしてきたので、いい試合をして、メインカードがあるけれど僕らKRESTで全部持っていきます」と意気込む。
どんな練習に力を入れて来たかを聞かれると、目黒は「自分はこの試合に向けてというよりも、日々いろんなことを感じながら、自分がどうやったらよくなるか本当に試行錯誤して、もちろんうまくいかないこともあるんですけれど、それを最終的にはうまくいく方に持っていって、自分で最近言ってる“ゼロ距離殺法”を磨いてきました」とする。
対する西元は「1日でも早く取り戻す(※連敗中のため)ために、日々考えて練習してきたので、これをどうっていうよりも、本当にさっき言った『ありのまま』じゃないですけれど、自分の100%、いや120%を出し切るための練習をしてきました」と自分を出し切るための練習をしてきたという。
3月にはBigbangライト級王座に就いた目黒だが「他団体でベルトは獲ったんですけれど、はっきり言ってKrushの、この“K”のリングには全く関係ないものだと思っているので、獲ったからといってうぬぼれてるようならやられるのも知っている。なので、そこはもう一切考えてないです。本当に自分がどう強くなるかだけを考えてきました」と、タイトルを獲ったからと言って浮かれる気持ちは一切ないとする。
一方、西元は今年元日に同門の女子ファイターMIOと結婚したことを発表し、今回がそれからの第一戦。そのことについて聞かれると「何か言われるかなと思っていたんですけれど」と苦笑しつつ、「特にないですね。ただ、もうしっかり覚悟は決まっている。僕が負ければ『結婚したから』って言われるし、勝っても別にどうなることもないと思うけれど、そこもしっかり僕は覚悟して、試合に臨みます」と“覚悟”が違うとした。
目黒の言う“ゼロ距離殺法”をどう思うかと聞かれた西元は「SNSか何かで回ってきたのでちょっと見た言葉ですけれど、そういうのはちょっとナメられてるのかなと思う。僕はそれを真っ向から潰すつもりでいるので、それは大丈夫です」と答えると、目黒は「ナメてる気持ちは一切ないです。(ゼロ距離殺法は)ブランディングです」と説明。それに西元は「見た感じ、凄くいい子そうなので、ナメていると思っただけでいい子そうというイメージです」と笑顔で返した。
西元の強打をどう思うかと聞かれた目黒は「KO率高いですし、どんなパンチをしているのかなと考えています。それを打ち消すようなイメージで目黒ワールドに染めます」と、あくまでも自分の世界に引きずり込むと言い放った。
最後に西元は「全部ぶち壊して俺の試合にする」と宣言し、「一個言いたいのは、休憩明けの試合やから、早く帰ってきて見てね」と休憩から早く戻ってくることをお勧めするとメッセージを送った。