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【KNOCK OUT】龍聖が会見ボイコットも電話参加で「リングで会おう。ボコボコにする」と対戦受諾、山田彪太朗「圧倒的な差で倒して勝ちたい」

2024/05/23 19:05
 2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT“BLAZE”』(U-NEXT配信)の記者会見が、5月23日(木)都内にて行われた。  当初、先週の会見を仕事の都合で欠席したシュートボクシング日本フェザー級王者・山田彪太朗(シーザージム)とKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)が揃って会見に出席するはずだったが、会見の冒頭で山口元気KNOCK OUT代表から「最初は出席すると言っていて、試合にも合意したんですが先ほどから何度連絡しても連絡が付かない。午前中と先ほども5~6回電話しているんですが、この後も連絡をとってみようと思います」と、龍聖がボイコットしたことを告げた。  そのため一人での会見出席となった山田は「龍聖選手とやっと会えると思って楽しみにしていたんですが欠席ということで。僕は今日も給食当番…ではなく給食の魚の若草揚げを一生懸命作っていたので、会見がこの時間になってしまったので龍聖選手に合わせてもらうのは申し訳ないのでしょうがないと思っています。龍聖選手は試合を保留とか白紙と言っていますが、ファンの皆さんもフェザー級トップ争い、王者対決を見たいと思うので、僕はやる気満々なのでこのカードをぜひ実現させてほしいと思います」と挨拶。  続いての質疑応答で、ここまで龍聖に嫌われる覚えはあるかと聞かれると「僕も何でこんなに嫌われているのかと思っていたのですが、何を言われても格闘家なので覚悟しているんですけれど、生理的に無理と言われたのは傷つきました。自分で鏡を見て俺のどこが悪いんだろうと。ただ、(双子の)弟の山田虎矢太は龍聖選手の生理的に無理って発言に対して『俺も同意だ』と言っていました」と、なぜ嫌われているのかは分からないが、生理的に無理と言われたのはしょうがないかもしれないと納得。  改めて龍聖の印象を聞かれると「昔からキレが凄くてコンパクトで、華がある。選手としては尊敬しています」と言い、前回の龍聖vs.川上叶の試合をリングサイドで観戦して「初めて龍聖選手の試合を生で観たんですが、正直映像で見るよりキレがなかった。川上選手とは僕も2回やっていて上手さややり辛さは分かっているんですが、それ以上にあまりキレがなくてあまり動きが良くなかったという印象です」と、前回は調子が悪かったのではないかとの感想。  するとここで龍聖から山口代表に連絡が入り、マイクを通して電話での出席に。龍聖は「練習が終わったところです。そもそもね、何で俺が給食当番の都合に合わせないといけないのかって話じゃないですか」と、山田の都合に合わせるのがムカつくとする。  山口代表が「人にはそれぞれの都合があるから」と言うと、「知らないね」と龍聖。  そう言いながらも会見はLIVE中継を見ていたと言い、「ふざけてんじゃん、お前。キレがないとか言われてましたけれど、さらにムカつきますね。そもそもこのカードまだ納得いってないし、山田ももちろんですけれど山口さんにも本当に腹が立っているので。でも格闘家なので、一度発表された試合は受けるけれど、リングの上でボコボコにして山田はもちろん山口さんにも後悔させたいと思います」と言い放つ。  山田が「受けてくださりありがとうございます。試合当日、楽しみにしています」と話しかけると、龍聖は「じゃあ6月23日、リングで会おう。生理的に無理と言ったけれど、話し方が生理的に無理だよ。直した方がいいよ。以上」と試合はやると宣言し、電話を切った。  山田は「話し方はけっこう好かれるタイプなんですけれど…」と納得のいかない表情だったが、「龍聖選手もこの記者会見を見ていたと。けっこうかわいいところがあるなと。会いたかったと思いました。ただ試合を受けてくれるという話だったので、僕も気合い入って山口代表がボコボコにされないように、山口代表を守るために圧倒的な差で倒して勝ちたいと思います」と、対戦正式決定に顔をほころばせる。  再び質疑応答に戻り、龍聖に直接言いたいことはあったかと聞かれた山田は「特に言いたいことはなかったけれど、試合が決まって龍聖選手のことをいろいろ調べたんですよ。そうしたらKNOCK OUTの暴君・龍聖選手の意外な事実を見つけました。実はけっこうがり勉です。偏差値70くらいある高校出ています。だから本来龍聖選手は拳を握るべき人間でなくシャーペンを握るべき人間なんですよ。なのでそのまま道を真っ直ぐ行けばよかったのに、こんな危険な拳を握り合うスポーツに来てしまったので、龍聖選手には君がいるべき道はここじゃないよと。元の場所に龍聖選手に戻るべきだと言うつもりでした」と、龍聖のことを調べ上げて格闘家ではなく一流企業を目指すべきと助言した。  龍聖が17戦無敗の記録を持っていることには「無敗は凄いなと思いますけれど、僕は過去に負けていて(3敗)今の自分の強みは過去に負けたことがあることで。負けた経経がある男の強さを見せたいと思います」と、負けを経験しているからこそ自分は強いと話す。  龍聖の強さのランクを聞かれると「もちろん僕がやってきた相手の中でもトップクラスだと思います。ただ、龍聖選手レベルとやってきた自負もある。なので気負う相手ではないと思っています」と、龍聖と同レベルの相手は過去にも戦ったことがあるとした。  龍聖からは『友だちになれないタイプ」との発言もあったが「こっちから願い下げだ、そんなやつと俺も友だちになるつもりはないよ:と吐き捨てる。  どんな試合を見せたいかとの質問には「絶対に注目されると思うし、皆さん楽しみにしてくれると思うので、KNOCK OUTの大きな大会にふさわしい。メインイベントを超えるような試合を2人で見せたいと思います」と意気込む。  6月15日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.3』(U-NEXT配信)では、弟の山田虎矢太がKNOCK OUTから乗り込む森岡悠樹との対戦も決まっており、「狙っていたわけじゃなくたまたまKNOCK OUTvs.山田ツインズの構図になったので、6月は山田ツインズ祭りということで山田ツインズがKNOCK OUTを倒させてもらおうと思います」と、山田ツインズでKNOCK OUTからの2連勝を奪うとした。  また、今回はノンタイトルマッチだが、ここで勝てばKNOCK OUTのタイトルを懸けての再戦も考えられるがとの質問には「KNOCK OUTのベルトもいただければ嬉しいけれど、龍聖選手を倒してしまえば事実上のKNOCK OUTのチャンピオンだと思っているので、ベルトが欲しいよりかはKNOCK OUTの王者である龍聖選手を倒すことに意味があると思っています。勝ってから自分の気持ちがどう変わるかは分かりませんが、今現在はこの試合に集中していてベルトは意識してないです」と答えた。
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