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【K-1 KRUSH】鈴木勇人が乱戦を制して初防衛に成功、敗れた左右田泰臣は引退を表明。K-Jeeは親友RUIをKOして初代王者に

2019/08/31 20:08
K-1 KRUSH FIGHT.1042019年8月31日(土)東京・後楽園ホール ▼ダブルメインイベント第2試合 第9試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級タイトルマッチ 3分3R・延長1R〇鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/王者)延長R 判定3-0 ※三者とも10-9×左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/挑戦者)※鈴木が初防衛に成功。本戦の判定はジャッジ三者とも29-29。  鈴木はアマチュアで無敗を誇り、2016年12月にプロデビュー。2019年1月、必殺の左ストレート&左ミドルで松下大紀をKOして、7勝(4KO)2敗1分の戦績で王座に就いた。今回が初防衛戦。  左右田はK-1 WORLD GP -65kg初代王座決定トーナメント準優勝の実績を持ち、2014年11月のK-1初参戦から常にトップ戦線で活躍。戦績は鈴木をはるかに上回る26勝(9KO) 8敗。KRUSH王座には2017年8月に挑戦しているが、この時は当時の王者・中澤純に判定2-1で敗れて王座奪取に失敗している。  初防衛戦にして最強の挑戦者を迎え撃つ鈴木は「何が何でも勝って上に行かせてもらいます」、左右田は「前回が本気でなかったわけではありませんが、本気でしっかりと獲りにいきたいと思います」と、それぞれ意気込みを語っている。  1R、サウスポーの鈴木が左ミドルで先制。前へ出て左ミドルを次々と命中させていく。左右田は下がりながらもその左ミドルの軸足をローで蹴る。ローの蹴り合いもあるが、鈴木の蹴りのヒット数がかなり多く、左右田は後手に回る。  2Rも鈴木が左ミドルを命中させていき、左フックにつなげる。左右田も左フックで反撃し、パンチを当てに行こうとするが、鈴木が左ミドルで距離を取る。左右田のパンチをもらうと首を左右にひねって“効いてないよ”とアピールする鈴木。左右田は距離を詰めてパンチを打っていき、右ミドルを蹴り返す。  3R、鈴木の左ミドルに左右フックを返す左右田。さらに右ストレートを顔面とボディへ。鈴木も負けじと左ミドルを蹴り返す。足を止めての打ち合いを挑む左右田に鈴木はヒザ蹴りで対抗。鈴木に蹴らせないため密着してパンチとヒザを出す左右田。鈴木もフックを打ち返し、超至近距離でのフックとヒザの応酬。両者一歩も譲らず、本戦の判定はジャッジ三者とも29-29でドロー。  延長Rも左右田は距離を詰めて至近距離でパンチを打つ。鈴木もヒザを返し、離れると左ミドル。額と額がくっつくような至近距離でフックとアッパーを打つ左右田、ヒザを突き上げる鈴木。乱戦となる中、鈴木が左フックとヒザ蹴りをヒットさせる。左右田も手数では負けていないがしっかり当てているのは鈴木か。至近距離での打ち合いは最後まで続き、よりヒットを奪った鈴木が判定勝ち。  鈴木はマイクを持つと「今回、左右田選手に挑戦する気持ちが大きすぎて、終わった後のコメントを何も考えていませんでした。左右田選手、ありがとうございました。今まで対戦した選手と全然違って根性とか伝わってきました。こんなに顔がボコボコになったのは初めてです。これで自分はファイターだと胸を張って言えると思います。これから自分の第二章が始まると思っています。これから精進してもっと大きいベルトを獲りに行きます」と、次はK-1王座を狙いたいと宣言した。  試合後、マスクを脱いでインタビュースペースに現れた左右田は「凄い気持ちがいい試合が出来ました。スッキリしましたね。出し切りました」と試合を振り返り、「終わりです。終わりました。このタイトルマッチが組まれた時にはそういうことなんだろうなと解釈していました。今まで応援してくださった皆さん、ありがとうございました。自分の中で最高の思い出になりました。プロになって10年、いろいろなことがありましたが、中身の濃い10年だったと思います」と引退を宣言。  鈴木は「左右田選手とは共通の知り合いがいて2年前から交流がありました。行っている銭湯も一緒でちょくちょく会っていたんです。凄くいい方で、試合前にアドバイスしてくれたりして尊敬する方でした。でも勝負事とは蹴落として自分が上がっていかないといけない。左右田選手の気持ちを継いで、自分がトップを獲りに行きます。これからの目標はKRUDHの絶対王者になってなおかつK-1のベルトを獲りに行きたい」と、左右田の想いも背負ってトップに上っていきたいと話した。 [nextpage] ▼ダブルメインイベント第1試合 第8試合 初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R・延長1R〇K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)KO 2R 1分43秒 ※右ストレート×RUI(K-1ジム蒲田チームキングス)※K-Jeeが初代王座に就く。  1月大会から開幕したトーナメントがいよいよ決勝戦を迎える。 K-Jeeは1回戦で初代蹴拳ライトヘビー級王者・工藤勇樹を2R1分13秒、飛びヒザ蹴りでTKO撃破。5月の準決勝では杉本仁を2R1分24秒、右フックで倒して連続KOで決勝進出を決めた。RUIは2月の1回戦で愛鷹亮を3R2分31秒、顔面ヒザ蹴りでKO粉砕。5月の準決勝では植村真弥を判定3-0で破り、決勝へ勝ち上がっている。  この両者、元々は同じ福岡のジムに所属しており、「学校一緒、バイト一緒、ジムも一緒」(K-Jee)、「あとは遊ぶ時も飲みも一緒でした」(RUI)というほどの親友で10年来の付き合いがある。しかしRUIは「これは試合だし、タイトルマッチなのでプロとして切り替えて戦います」、K-Jeeは「見ている皆さんの前で気持ちのいいKOを見せたいと思います」との決意を語っている。  1R、K-Jeeがパンチを出しながら前へ出る。ローにはサウスポーのRUIが左ミドルで対抗。序盤はプレッシャーをかけていたK-Jeeだが、中盤はRUIが前蹴りで押し返す。お互いに右をヒットさせ、打ち合いになるかと思われがK-Jeeは距離を取ってリセット。RUIも前蹴りで突き放す。  2R、パンチからハイ、ローキックにつなげていくK-Jee。RUIも左フックを狙い、蹴りを出す。K-Jeeの右ストレートからの左ストレートがタイミングよく入ってRUIがグラついて後退。K-Jeeの追い打ちのワンツーとヒザ蹴りでRUIがダウンする。  ヒザ蹴りを繰り出すRUIにK-Jeeは右ハイ、左ストレートから右をフォローしてダウンを追加する。ここでレフェリーがストップ。重量級らしいパワフルな攻撃の連打でK-Jeeが初代王座に就いた。  試合が終わると両者は笑顔で抱き合い、RUIは潔くK-Jeeの腕を上げた。ベルトを巻いたK-Jeeはマイクを持つと「でもね、K-1のベルトのほうがカッコいいし…そう言っておきます。いま九州出身の選手がK-1、KRUSHで活躍していて、九州の格闘技のレベルが上がっていて選手が増えています。盛り上げていって、来年K-1福岡大会絶対やりましょう」と、K-1福岡大会の開催をアピール。  そして「先週、カリミアンを倒した愛鷹選手。1勝1敗で決着がついていないし、クルーザー級を一緒に盛り上げられたらと思います」と愛鷹亮との決着戦もにおわせた。 [nextpage] ▼第7試合 K-1 KRUSH FIGHT女子-52kg級契約 3分3R・延長1R〇ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/Allstars training center)判定3-0 ※30-28×3×壽美(NEXT LEVEL渋谷)  ノットソンは豊富なアマチュア経験を持ち、IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)の世界女子フライ級王座を獲得。プロ戦績は28勝(9KO) 4敗。2018年11月3日のK-1に初来日し、KANAと対戦したが3Rにダウンを奪われて判定負け。しかし、試合後にダウン裁定はアクシデントによるものだと主張してKANAとの再戦をアピール。再戦は2019年3月に実現し、今度はノットソンが判定勝ちでリベンジに成功した。クールビューティーなルックスから“北欧のムエタイ美女”と呼ばれる。  一躍K-1女子部の頂点に君臨したノットソンに挑む壽美は、2016年8月にプロデビュー。『J-GIRLS』で活躍した後、2017年10月の『KHAOS』に参戦し、サウスポーから繰り出す左ストレートと左ミドルでテキサス・アユミをKO。KHAOSでの2戦目もRINAに勝利し、2018年10月のKRUSHではワン・ジンロンとの国際戦にも勝利。今年4月にはフランスへ遠征し、オランダ人選手を撃破した。戦績は6勝(2KO) 2敗。  普段はアパレル関係の仕事と、実家のそば屋でそばを茹でて盛り付けて提供しているという“戦うそばガール”だ。「私が勝つのが難しいと思う人が多いでしょうが、いい意味で私はその予想を壊したいと思います」と、番狂わせ勝利を狙う。  1R、前に出るサウスポーの壽美はワンツーを放つが、ノットソンはパンチの連打から前蹴り、離れるとスーパーマンパンチとインパクトのある攻撃を繰り出す。  2Rも前に出る壽美だが、ノットソンが連打で迎え撃つ。ノットソンはワンツーから左ハイキックをかすめる。手数で優るノットソンに後手に回る壽美。  3R、壽美はさらに前へ出てパンチを放っていくが、スピードでも上回るノットソンをなかなか捉えることができない。ノットソンは手数を多く出してパンチと蹴りを当てていく。ノットソンの右ストレート、左フックをもらい、顔が腫れる壽美。パンチを打ち返すが、ノットソンと比べるとインパクトに欠けた。  勝敗は判定にもつれ込み、ノットソンが勝利。マイクを持つと「言葉で表せないくらい嬉しいです。日本が本当に好きなので戦えることが嬉しいです。KANA選手が言っているK-1のトーナメントを私からもぜひお願いします。世界の女子が集まったK-1のリングで私がチャンピオンになりたいです」と、K-1女子トーナメントの開催を訴えた。 ▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R・延長1R〇金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)判定3-0 ※30-28、30-29、30-28×林 勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)  プロ8戦無敗・元KRUSHバンタム級王者(階級を上げたため返上)の金子は、K-1初参戦となった3月の『K'FESTA.2』で玖村修平(トーナメント第3位)との激闘を制すも右手の骨折によりそのトーナメントに出場できなかった。  対する林は、トーナメントのリザーブファイトで小倉尚也を左フックで2度ダウンさせて初回KO勝ちするも、本戦繰り上げ出場のチャンスは巡って来ず。出場候補とリザーバーによる「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」“番外編”の一戦となる。  1R、右へ回り込みながら右ストレートを狙う林。金子は林のジャブに左ミドルを合わせていく。時折、飛び込んでのヒザも繰り出す。金子の左ミドルが決まる場面が目立つ。  2Rも次々と左ミドルを命中させていく金子。林はジャブ、右ローから右ストレートを狙っていくが、金子の右ストレートやパワフルな蹴りをもらう。金子は林のパンチをパリーでかわしながらの右ストレート、いきなり放つ飛びヒザ蹴りと林を追い詰める。  3R、金子はパンチ、前蹴り、左ミドル、ヒザ蹴りと当て感の良さを発揮してテンポよく攻撃を当てていく。林も打ち返すが金子のパワフルなミドルや前蹴りで突き放される。そこへ金子の右ストレート。打ち合いになってもしっかり右ストレート、左フックを当てていくのは金子。判定3-0で金子が復活勝利を飾った。 [nextpage] ▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R〇朝久泰央(朝久道場) 判定3-0 ※30-29×3×横山朋哉(リーブルロア)  朝久は幼少の頃から父である朝久篤館長のもとで空手、そして朝久館長が創った格闘術と朝久流養我(あさひさりゅうようが)と呼ばれる鍛練法で己を鍛え、2015年からKRUSHに参戦。大沢文也や大岩龍矢から勝利を収め、前戦は5月に山本直樹から勝利した。戦績は12勝(1KO)7敗。  横山はK-1甲子園2017 -60kgで準優勝を収め、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に参戦して現在まで4戦全勝(3KO)と好成績をあげている。戦績は6勝(3KO)1敗。  KRUSHスーパー・フェザー級のトップクラスに位置する朝久に、上り調子で勢いのある横山が挑む形となる。  1Rが始まると同時にサウスポーの横山が奇襲ラッシュを仕掛け、朝久もこれに応戦。いきなり激しい打ち合いが繰り広げられる。1分を過ぎると両者距離を取り、朝久が構えを左右に変えながら頭部への蹴り、ロー、右ストレートを当てに行く。  2R、朝久はワンツー、さらにボディへのパンチと上下の蹴り分けで横山を追い詰めていく。横山も左ローを蹴り、バックハンドブローで反撃するが、朝久が前へ出て多彩な蹴りで横山を突き放す。  3R、朝久はワンツーで攻め込み、横山のパンチには鋭いヒザを突き刺す。前に出る朝久に下がる横山だが左のカウンターを狙う。残り30秒でラッシュを仕掛ける朝久が顔面とボディへの連打で横山をコーナーへ詰め、顔面前蹴りとローも見舞って判定勝ち。健闘した横山を振り切った。 ▼第4試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級 3分3R・延長1R〇瑠久(K-1 GYM横浜infinity) KO 2R 2分46秒 ※右フック×松岡翔大(ISHITSUNA MMA)  1R、体格で優る松岡はサウスポーから強烈な左ミドルを放っていき、右の変則ハイキックも繰り出す。瑠久は右ローで対抗。松岡は飛び込んでの左ヒザをボディへ突き刺し、コーナーへ吹っ飛んだ瑠久にパンチとヒザを連打してダウンを奪う。右フックをヒットさせる瑠久だが松岡はパンチの猛攻で瑠久をコーナーへ釘付け。  2R、手数の減った松岡を瑠久の右のパンチがたびたび捉える。左右フックの連打にグラつく松岡へ瑠久はフックをまとめてダウンを奪い返す。左フックで松岡の頭が跳ね上がり、右の連打決まる。棒立ちの松岡を右フックでダウンさせる瑠久。レフェリーがここで試合をストップした。  勝利の雄叫びをあげた瑠久は「1R目、素直にちょっと効いちゃって。気持ちが折れかけたんですが大先輩の里美先輩に行けって言われたからには行くしかないと思って行っちゃいました。俺、KO勝ちしたので11月24日にある(K-1)横浜アリーナ、俺は横浜出身で生粋の横浜なので、俺が出なかったら盛り上がらない。中村プロデューサー、俺は下剋上するのでよろしくお願いします」とマイクでK-1横浜アリーナ大会への参戦をアピールした。 ▼第3試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級 3分3R・延長1R〇佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) 判定3-0 ※30-28、30-29、30-28×森坂 陸(エスジム)  1R、ローの蹴り合いからスタート。左ミドルをヒットさせていく森坂に、佐野は蹴りにパンチを合わせに行く。佐野は左ボディブローで左ミドルに対抗。終盤には右ハイをヒットさせる場面も。  2R、森坂が蹴ると連打をまとめて返す佐野。森坂は左ミドル、後ろ蹴りでレバー狙い。ジャブをもらい続ける森坂だが、前へ出て蹴りを放っていく。  3Rは佐野も負けじと左ミドルを蹴り、森坂が蹴ってくるとパンチをまとめて返す。ローの蹴り合いの中で森坂がバックハンドブロー。佐野は右ローと左右ボディで森坂を下がらせる。次第に手数が減る森坂へ佐野が左フック、ヒザ蹴りと最後まで攻め続け、佐野の判定勝ちとなった。 [nextpage] ▼第2試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R×優谷(WSRフェアテックス西川口) TKO 2R〇SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)  優谷が60.95kgで契約体重の60kgをクリアーできず、双方合意のうえ、優谷は減点1からのスタート、成合8オンス・優谷は10オンスのグローブハンディが与えられた。  1R、サウスポーの優谷はどんどん前へ出てパンチを顔面とボディへ当てていく。左ストレート、左フックが強烈に決まる。しかし、成合も右のカウンターで反撃。優谷が左ミドルを蹴ると成合がバックハンドブローでグラつかせ、優谷の左ミドルに右ストレートを合わせてダウンを奪う。  2R、成合の偶発的なローブローで優谷が深いダメージを負い、試合は中断。インターバルを5分とり、時間内に優谷が回復せず試合続行不可能となったためルールにより成合のTKO勝ちとなった。 ▼第1試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R×佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) KO 3R 32秒 ※右上段後ろ蹴り〇中島千博(POWER OF DREAM)  2017年極真会館全日本ウェイト制空手道選手権で軽重量級優勝の実績を持つ中島がプロ2戦目。佐野はK-1カレッジ2017で-65kg優勝の実績持つ。今回が5戦目。  1R、中島が徹底してレバーを狙い、三日月蹴りを2度命中させる。さらにパンチ、左ミドルで追い打ち。佐野は身体を丸めながらも倒れず、ローを蹴り返していく。  2R、中島はジャブを始めとする重い前手のパンチを多用。顔面とボディへパンチを打ち分け、蹴りでレバーを狙う。佐野はその重い攻撃に耐えて打ち返すが、右ストレートでついにダウン。フラつくほど足にきている佐野だが、パンチとヒザで反撃。  3R始まってすぐ、前に出た佐野を右ストレートでダウンさせる中島。ボディへの蹴りから右上段後ろ蹴りを顔面にヒットさせ、豪快なKO勝ちを飾った。  中島はマイクを持つと「デビューして2戦目なのでまだ誰と戦いたいと言える立場ではないので、これからどんどん勝ってチャンピオンを目指します」と歓声に応えた。 ▼プレリミナリーファイト第3試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R〇璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス) 判定3-0 ※30-27、30-28、29-28×晃弘(K-1 GYM横浜infinity)  1Rに璃明武が右フックでダウンを奪い、2Rは晃弘が飛び込んでのパンチを当てに行き盛り返す。3Rは両者接近しての打ち合い、璃明武が右ローを蹴り、ダウンを奪った璃明武の勝利となった。 ▼プレリミナリーファイト第2試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R△内田 晶(チーム・タイガーホーク/拳聖空手) ドロー 判定0-1 ※29-30、29-29、29-29△吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)  左右に構えを変え、回転系の蹴りを駆使するトリッキーな吏羅。パワフルな攻撃に対して3Rに内田が左フックを命中させる場面もあり、痛み分けに終わった。 ▼プレリミナリーファイト第1試合 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級 3分3R×清水卓馬(K-1ジム川口 TEAM SIRIUS) TKO 3R 1分04秒 ※ドクターストップ〇寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)  3Rにアリがラッシュをかけて右アッパー連打でスタンディングダウンを奪うと、清水は右目上をカットしてドクターチェック。ここでストップがかかり、アリがデビュー戦を勝利で飾った。
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