元GLORY王者ドゥンベが打撃でウィリスに圧勝、アンソニー・ペティスとフェイスオフ
▼175ポンド 5分3R
〇セドリック・ドゥンベ(フランス)175.5lbs 6勝(6KO)1敗
[1R 3分33秒 TKO] ※右フック→パウンド
×ジャリール・ウィリス(米国)174.6 lbs 16勝6敗
元GLORYウェルター級王者セドリック・ドゥンベ(フランス)の前戦は、3月7日の『PFL Europe 1: 2024 Regular Season』のメインイベント。
ドゥンベは、前戦でビソングール・“BAKI”・チャンスディノフ(フランス)と無敗対決に臨むも、3Rにドゥンベがレフェリーに向かって手を上げ、左足に何かが刺さったとして、ストップを訴えたが、レフェリーから戦意喪失と見なされ、シャンソウディノフがTKO勝ち。ドゥンベは6戦目にして初の黒星が付いている。
対するジャリール・ウィリスは、Bellator4勝3敗。デレク・アンダーソンの代役としての登場。2022年12月に当時ランキング8位のカイル・クラッチマーに判定勝ちも、2023年6月の前戦はラマザン・クラマゴメドフに1R TKO負け。
前日公開計量ではフェイスオフでウィリスと額を突き合わせて小競り合いとなったドゥンベ。掃除機を手に、木片などが刺さらないように花道を掃除しながらケージへと向かう。
1R、いきなり中央に出て前蹴り、ヒザで出るウィリス。さばいたドゥンベ。ウィリスのシングルレッグを切ると左フック。さらにシングルレッグのウィリスをスプロールして切ると離れ際に右ストレートを狙う。
スタンド、テイクダウン狙いに対して右アッパーのフェイントを見せるドゥンベ。ウィリスの右にバランスを崩したドゥンベだがすぐに立ち上がり、ウィリスの左ジャブをスウェイでかわす。
低い構えで顔を前に出すドゥンベ。互いに右が交錯するなか、ドゥンベは打ち合いでウィリスの左をかわして右を当ててさらに返しの左でダウンを奪うと、ウィリスに右のパウンド連打。
ウィリスの立ち際、さらに足を手繰るところをスプロールしながら、左を連打し、レフェリーが間に入った。
試合後、ドゥンベは、「ウィリスの打ち方を分析していた」とアグレッシブなファイトスタイルとは裏腹に、冷静にカウンターを打ち込んだと語った。
するとそこにアンソニー・ペティスがケージイン。「ここで、パリでお前と戦いたい」と対戦をアプール。ドゥンベは「ここで? いいね」と笑顔で11月パリ大会での対戦を承諾した。