2024年5月12日(日)東京・代々木公園で開催された『タイフェスティバル東京2024』に、ONEフライ級(-61.2kg)キックボクシング世界王者スーパーレック・キアトモー9(タイ)が来場。ムエタイショーを行った。
11日(土)に続いてステージに登場したスーパーレックは、クロスポイント吉祥寺・大泉、team AKATSUKIらのアマチュア選手と一緒にワンツー・ミドルの練習、ミット打ちを行い、10秒間に何回蹴れるか対決ではスーパーレックが30回、チャレンジャーの中学生は20回で勝利するなど、ムエタイのテクニックを見せて集まった観客を楽しませた。
【写真】デモンストレーションでハイジャンプの飛びヒザ蹴りを見せたスーパーレック スーパーレックは9月6日(日本時間7日)米国コロラド州デンバーのボール・アリーナ『ONE 168: Denver』にて、一階級上のONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティ(英国)に挑戦するタイトルマッチが決まっている。
2日目のショーを終えたスーパーレックに、タイトルを獲得したら完全にバンタム級に転向するつもりなのかを聞くと「どっちの王座も守りたいので、両方で戦っていくよ」と2階級同時制覇で並行して防衛戦を行っていきたいという。
1月に対戦した武尊(team VASILEUS)との再戦の可能性を聞くと、「再戦してもいい。武尊がたくさん練習してきて、もしまた戦いたいのだったら挑戦を受けます。僕は今チャンピオンなので、僕と戦いたい選手はいっぱいいるので武尊もその一人だと思っています」と答える。
2022年9月に対戦したロッタン・ジットムアンノン(タイ)との再戦(当初はムエタイ王座戦で対戦予定だったが、挑戦者スーパーレックの体重超過によりノンタイトル戦に。キャッチウェイトでスーパーレックが勝利した)と、武尊の再戦はどっちが先になると思うか、との質問には「ロッタンとはキックボクシングで再戦したい。武尊とロッタンがやって、勝った方とやりたいね」とした。
【写真】自らミットを持って参加者のヒジ打ちを受けるスーパーレック では、武尊とロッタンが対戦したらどっちが勝つと思うか。スーパーレックは「その質問には答えられない。どっちも凄く上手な選手なので勝敗は分からないね。リングの上でどちらが多くポイントを取るかの問題だから」と、予想は難しいとする。
バンタム級で秋元皓貴との対戦の可能性はどうかと聞かれると「可能性はありますね。今後やる可能性はあります」とした。
最後にスーパーレックは「ファンの皆さん、いつもありがとうございます。日本のファンの皆さんが大好きです。日本に来るのは5~6回目なんですが、みんな僕のことを大歓迎してくれて嬉しいです。いつも日本に来ると感動します。とても幸せです。今回の来日はとても楽しくて、いつも試合をやって帰るだけでホテルにこもっていたんですが、今回はファンの顔が見れたり、キッズと触れ合えたりして、みんなキラキラした目で僕のことを見てくれて感動な瞬間がたくさんありました。これからもよろしくお願いします」と日本のファンへメッセージを送った。
なお、ステージではMCから今年2度目の東京大会があることが告知され、会場では同内容のチラシが配布された。