ワンデーで開催される漢気トーナメント(左から)高橋、勝次、伊藤代表、岩郷、パヌワット
2024年4月21日(日)東京・後楽園ホール『RISE 177』の前日計量&記者会見が、20日(土)都内にて14:00より行われた。計量は全員がパス。
今大会の目玉企画である「漢気トーナメント」準決勝で対戦する勝次(TEAM TEPPEN)と岩郷泰成(EX ARES)は共にリミットちょうどの60.0kg。髙橋亮(TRIANGLE)は59.85kg、パヌワット・TGT(タイ/TARGET)は59.2kgでそれぞれ計量をパスした。
伊藤隆RISE代表は「メインが崩れたり選手の欠場があったりと大変なことがありました。その中で4人の勇者を選んでトーナメントを開催することになりました。優勝者は初代・漢気王となりますが、賞金とビッグマッチ出場権利、それに加えて後楽園での強豪外国人との対戦権利を与えたいと思います。来年60kg前半でWORLD SERIESを開催したいと思っているのでその予選として参戦して欲しい」と、優勝者には3つの特典が与えられると発表。
岩郷は「急遽トーナメントになって、優勝候補とかあるけれど優勝候補が優勝するだけでは面白くないので俺が明日荒らしたろと思っています」と、自分が台風の目になると宣言。
勝次は「急遽トーナメントになったけれど、王者不在で声がかかったので中堅の僕らがやるしかないと思って引き受けました。明日試合で盛り上げます」と挨拶。
パヌワットは「正直言うとしばらく試合をしていなかったので緊張していますが、明日は全力を尽くして戦います」とコメント。
高橋は「急遽トーナメントになったけれど王者の大雅を倒すためにRISEに来たので、大雅がビビるような内容で圧倒して優勝して明日は帰りたいと思います」と、1月にRISEスーパーフェザー級王者になった大雅の首を狙うと言い放った。
対戦相手を見た印象を聞かれると、岩郷は「見た印象は、僕がプロデビューした時からメインで戦っていた選手なのでオーラがあるんかなと思っていたけれど、そんなこともなく色が黒いくらいしか印象ない。明日は倒します」と勝次からオーラを感じなかったとする。対する勝次は「相手どうこうは関係なくフルスイングで殴ってKOしたい」と宣言。
パヌワットは「少し怖い。強い印象を受けた。僕もブランクがあるのは同じなので。勝ち方はリングの上で考えながら戦いたい」とし、復帰戦となる高橋は「気合いが入っているような眼をしていたので、明日は楽しく面白い試合が出来そうです。対峙してみて倒せるもので倒します」と好試合の予感がするとした。
かねてから、ジムの先輩にあたる故・沢村忠の必殺技“真空飛びヒザ蹴り”でKOしたいと発言していた勝次に、今大会で出来そうかとの質問が飛ぶと「難しいですね(苦笑)。でも、いいチャンスがあれば真空飛びヒザ蹴りが出るかもしれない」と変わらず狙っていきたいと答えた。
対する岩郷は「自分の殻を打ち破ってガンガン行くところを見せたい。行ききれてないので、その殻を破って一から倒しに行きます」と、このトーナメントで自分の殻を破りたいとする。
それに勝次は「やっとRISEルールに慣れてきたところがありますし、一番大きいのは那須川会長がセコンドに就いてくれるので本領が発揮できると思います」と、今回は力強い味方がいるという。
パヌワットが「僕の得意技はキックなので相手が強くて怖いと思うキックをしたい。ハイキックですね。RISEルールに合わせて調整してきたので、強いと思う技を繰り出して行きます。ぜひ近くに来てください。強いパンチも出します」と言えば、高橋は「今まで首相撲あり・ヒジありでやってきましたが、首相撲無しの距離でも戦えるように練習をやってきました。パヌワットよりも強い蹴りを出します」と、蹴り合いでも負けないとした。
大雅をRISEでのターゲットとしてあげた高橋。その理由を聞かれると「以前RIZINで対戦して)引き分けやったのもあるし、前回日本人では相手がおらんと言っていたんですが、俺のことを忘れているので、明日圧倒して優勝して大雅を振り向かせてやろうと思います」と、大雅に自分の存在をアピールしたいと話した。