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【格闘代理戦争】皇治監督がガブリエル・クサノを選出、芦澤監督「『NARIAGARI』の選手はどこ行った?」=4月19日(金)ABEMA

2024/04/19 10:04
 2024年4月19日(金)にABEMA格闘チャンネルで配信される『格闘代理戦争-THE MAX-』の優勝賞金300万争奪トーナメント準決勝の前日計量・会見が18日、都内にて行われた。  3分3RのMMAルールの準決勝は、一回戦を勝ち抜いた中谷優我(監督:青木真也)vs.トミー矢野(監督:イゴール・タナベ)、ギレルメ・ナカガワ(監督:ホベルト・サトシ・ソウザ)vs.中村京一郎(監督:岡見勇信&中村倫也)が対戦する。  準決勝の計量に続き、皇治、芦澤竜誠がそれぞれ監督を務める「スペシャルマッチ」の計量と会見も行われ、全選手が計量をパス。監督とともに会見に出席した。 ◆スペシャルマッチ計量結果 ▼63kg契約 3分3Rガブリエル・クサノ(監督:皇治)62.40kg田端 魂(監督:芦澤竜誠)60.70kg ▼66kg契約 3分3R袖裂雄貴(監督:皇治)65.75kg脇田 仁(監督:芦澤竜誠)63.80kg  皇治が監督として選出したのはガブリエル・クサノ(草野道場)と袖裂雄貴(EXARES)。芦澤は田端魂(フリー)と脇田仁(COMRADE)を選んだ。  注目は、皇治チームのクサノの参戦。クサノは愛知県半田市の草野道場主宰の草野レアンドロを父に持ち、柔術青帯でアマチュアMMA7戦6勝1分(3TKO・2SUB)の戦績を持つ。 ガブリエル・クサノ「背負っているものが違う」 「自分は愛知県にいて、いろいろと活躍してきたんですけど、いまだに無敗で、自分は背負っているものが違う。無敗だし、自分のお父さんが柔術界のレジェンドでその『草野』の名前も背負っている。それに草野道場の生徒が2人、事故で亡くなって、彼らの思いも背負っているから負けるわけがない。こんな内容も何もないやつに。なので絶対に勝ちます」 (他プロモーションでもプロデビューの話をしているなかで、今回『格闘代理戦争』を選んだのは?)やっぱり大舞台であるし、色んな選手のアドバイスとかもらっていて。まだ18歳で結構、若いので、これからも将来があるし、アマチュアで積んでいける戦績もある。もしここで勝てばRIZINに行けるチャンスがあるので、ここを選びました」  対するは、芦澤チームの田端。芦澤と同じ山梨県出身でTHE OUTSIDERなどアマチュアで戦い、現在は宮古島を拠点としている。 田端魂「下手したら皇治選手よりMMA強いクサノに勝って、RIZINでYUSHIをブッ飛ばしたい」 「今回、皇治選手が出した選手を見て、皇治選手はNARIAGARIに愛が無いのかなと思いました。ウチの監督は愛しかないんで、ここでブチかましてやろうかなと思っています。今回の相手、下手したら皇治選手よりMMA強いと思うので、ここを勝って、RIZINでYUSHIをブッ飛ばしたいと思います」  もう1カードは皇治チームのNARIAGARIファイターの袖裂と芦澤チームの脇田が対戦。  緊急参戦の袖裂はキック5勝2敗・MMA0勝4敗。4月21日の『NARIAGARI vol.4』大阪大会でBOXトーナメント出場も決定している。MMAでは勝ち星が無く、WARDOGからDEEP×NARIAGARIに出場。2023年12月の前戦では『GLADIATOR 024』に参戦し、福山佳祐のリアネイキドチョークに一本負け。 袖裂雄貴「NARIAGARI代表として戦う」 「今回、皇治さんチームで、NARIAGARIから来させてもらったと思ってるんで、NARIAGARI代表として戦います。急ピッチだったんで、体重を合わせていただきありがとうございます。メッチャ漢気ある選手だなと思ったんで、いい打ち合いを見せたいなと思っています」  対する脇田は、WOLVES FORCEフェザー級王者。プロではDEEP名古屋で2戦2勝で、2023年8月に夏目涼佑に三角絞めで一本勝ち。2024年4月に平野凌麻(Ryoma)に1R TKO勝ち。 脇田仁「試合を見てもらえれば、どっちが強いか分かる」 「今回、急遽オファーが来ましたが、このチャンスをもらえて大舞台で戦えるということなので、すぐ試合をさせてもらうことにしました。ずっと地下格闘技でも試合をして20戦くらいやってきていろんな戦いをしてきたので、その戦いを全部、この舞台で出すときが来たなって。対戦相手は、目を合わせても何も感じなかったんで、試合を見てもらえれば、どっちが強いか分かると思うんで楽しみにしてください」  会見では、芦澤が皇治チームに『NARIAGARI』と関係がないクサノを推薦したことに対して「皇治の仲間じゃねえじゃん。詐欺られた気分だし、NARIAGARIの選手はどこにいった? 成り上がる気はあんのか」とクレーム。  皇治は「俺たちの名前を使って、番組を使ってちょっとでも有名になって自分たちの夢を叶えてくれればそれでええ」とした。  また両者のMMAでの対戦について、芦澤は「大晦日に太田忍とやって、あれ勝ったら、もう皇治は興味ないなと思ったけど、しっかりMMAの洗礼を食らったし、1回、RIZINがやってくれというならやる」とし、皇治は「必ず借りを返そうと思っている」と答えている。 [nextpage] 芦澤「監督対決でも普通に勝てる」、皇治「必ず借りを返す」 皇治 昨年あっしー(芦澤)に負けて、カッコ悪い話やから、自分自身であっしーが挑戦している所へ向けてやっています。これは『代理戦争』と言うよりも、この子たちが俺たちの名前を使って、番組を使ってちょっとでも有名になって自分たちの夢を叶えてくれればそれでええかなと思いますけど、準決勝の監督たち。オマエらは誰や、と。監督か選手か、2人並んだら分からんからね。だから俺らが呼ばれる。 芦澤 もう1回、皇治とMMA戦あるかもしれないから、その前に1回──監督たちが知名度無さすぎるし、盛り上がっていないでしょ。だからまあ、普通に出ようかなって感じ。監督対決でも普通に勝てると思う。まあでも、『NARIAGARI』の選手、どこ行ったの? 1人だけでしょ? あれ、もう1人いなかった? なんか飛んだの? どういうこと? 柔術の先生、飛んだの? 皇治 それ、言わんでええ(苦笑)」 芦澤 ソイツ、俺、ブッ飛ばしたかったんだけどな。土壇場でアレしやがって。 皇治 まあ、とにかく短い期間で両選手が仕上げてきたから。 芦澤 最初はBreakingDownの57.5kgの選手で、だったら61で組めんじゃないのってなってたけど、いきなり土壇場になって、1週間前になって(相手が変わって)、皇治の仲間でもじゃねえじゃん。こんなに強い選手を愛知から呼んできて。普通、逃げるでしょ。俺の仲間はやるよ。仲間だから。皇治のは仲間じゃねーじゃん。『代理戦争』って仲間じゃないやつ使うの? それでチャンス掴めばいいけど、こんなんじゃ趣旨が違うなって。俺は、詐欺やられた気分。57.5の選手とか、柔術の選手をつれてくるっていうから、この2人用意した。そしたら1週間前に相手変えられて、こんなん(クサノ)エースじゃん? 18歳でこれから日本を背負ってくような。でもオマエ、面識ねーだろ? 皇治 1人はいるやん。 芦澤 2人出せよ。NARIAGARIは、“成り上がり”たいから出ているんだろう? こんなチャンスないだろ? たくさんいるだろ。それなのに、このRIZINに出てもおかしくない選手を連れてきて。 皇治 2日後に『NARIAGARI』が大阪であるから、選手はそっちに出るしかないし、番組が決まる前に『NARIAGARI』は決まってたから、番組を成立させるために、俺の知り合いのツテでガブ(リエル)が出てきてくれたけど、これがあっしーが嫌やと、卑怯やというなら、やらん方がええ。 芦澤 本人たちがやるというならやるよ。 皇治 じゃあ、やれ。雄貴は全敗だけど、素直に出るというところがカッコイイし、ガブはお父さん思いで、喧嘩ファイトも出来る。 ──皇治選手と芦澤選手のMMAでの対戦は? 芦澤 俺はキックボクシングでも勝っているけどスプリット判定で完全決着じゃないし、大晦日に太田忍とやって、あれ勝ったら、もう皇治は興味ないなと思ったけど、しっかりMMAの洗礼を食らったし、1回、RIZINがやってくれというならやりますよ。俺、ファイターなんで。で、上を見てるんで1個1個勝って。 皇治 俺は去年、カッコ悪い負け方をしているので、やり返すために、あっしーが挑戦しているところに行くのが筋やし、一つひとつやって、必ず借りを返そうと思っているし、あっしー終わったら、俺がずっと言い続けていることを、みんなが笑おうと、そこに向けてずっとやろうと思っています。MMAは死ぬ気でやってますよ。強いやつとバンバンやりたいですね。(いつくらいに?)それはみんなが期待しているときに。この時期にやれ、というときにやりますよ。
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