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【シュートボクシング】125kgの荒東”怪獣キラー”英貴を迎え撃つ坂本優起「パワー同士でぶつかるのではなく、スピードを活かしていきたい」

2024/04/09 21:04
 2024年4月13日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 ACT.2』(U-NEXT配信)にて、ヘビー級オープンフィンガーグローブマッチ3分3R延長無制限Rで初代GRACHAN無差別級王者・荒東”怪獣キラー”英貴(パンクラス稲垣組)と対戦するSB日本ヘビー級3位・坂本優起(シーザージム)が、8日(月)都内所属ジムにて公開練習を行った。  坂本はパンチ中心のミット打ちでパワフルなジャブ、左右フックを打ち込み、ハイキックや飛びヒザ蹴りも出来るところを見せた。 「試合が近付いていますが過去ないほど集中して練習できていて仕事も出来ているので、いいコンディションだと思っています」と最高の状態にあると坂本。  125kgのMMAファイターを迎え撃つが「いつもスパーリングしている選手がしばらく怪我でスパーリングが出来なかったんですけれど、今までやってきた積み重ねでなんとか大丈夫かなって感じですかね」と、スパーリングは思うように出来なかったが経験値でカバーできるとし、デカい相手とやることについては「まずはパンチをもらわないこと。そこをしっかり警戒はして。僕の方が素早さはあると思うのでそこは重点的にやってきたつもりです」とスピードで勝負するとした。  相手はMMAファイター、しかも柔道出身ということで投げや立ち関節技にも長けていることには「正直そこまで(対策は)出来てないと思いますが、自分の打撃の距離で出来ればと思います」と、相手の方が優っている部分では戦わないとする。  一緒に公開練習を行った山田彪太朗が「坂本さんは相手がどうこうは関係なく、いつも淡々と練習しているので、今回もいつも通り変わらず仕上がっているなって感じです」と言うと、坂本は「いつも通りだったら4連敗しているのであまりよくないと捉えていますが(笑)」と苦笑し「いつもとは違う感じで練習に臨めています」と、これまでとは違うと主張した。  山田とは全く体格が違うがマススパーをすることもあり、「目慣らしくらいですが、軽量級のスピードについていけるのであればヘビー級は問題ないので」といい練習になっているという。  現在4連敗中だが「勝ち負けでモチベーションが変わるなら長くは続けられないし、普通の会社員だとしても仕事ができないことになるので、そういうのは関係なしに人生やっていかないといけないと思います」と、モチベーションは高く持ち続けられている。  坂本と言えば浅草で人力車の車夫をやっていることで知られており、ヘビー級になってからは「身体が大きくて安心感があるから、お兄さんに決めたと乗ってくれる方もいます」といい事もあった。逆に「スピードは出づらくなりましたね。トップスピードが出ないのでカバーしていかないといけない」とトップスピードが落ちたとも。  それは試合にも影響していると言い、「まだ完全体ではないかもしれないです。今回、パワー同士でぶつかるのではなく、スピードを活かしていきたい。向こうもスピードに自信があるようですが、自分は負けない。そこを思い知らせてあげます」とパワーでぶつかり合うのではなくスピードを活かして戦いたいとした。  前回の関根“シュレック”秀樹戦を経て変えたことはと聞かれると「髪型を変えました」(敗者髪切りマッチでバリカンで剃られた)と笑い、「60戦ぐらいしてきて前回負けたのはこだわりすぎて出ない技があったので、自分の練習の中からインプットできるように取り組んできました。今は失われた元々得意な右ストレートを今回見せられるかもしれません」と、練習で出している技を出したいと話す。  また、今回はリングネームを懸けた試合となることが記者会見で荒東とのやり取りの中で決まったが、「忙しすぎてそれすらも忘れかけてました(笑)。しっかり勝ってリングネームを奪ってやろうかなと思います。負けたら相手が考えたリングネームを甘んじて受けますけれど、自分の心配をした方がいいと思います」と、リングネームを変えることになるのは荒東の方だとした。
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