2024年4月6日(日本時間7日)4時から、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Allen vs. Curtis 2』(U-NEXT配信)が開催された。
メインはミドル級の5分5R。同級6位でUFC6連勝中のブレンダン・アレン(米国)と、14位のクリス・カーティス(米国)が対戦。
両者は2021年12月に対戦しており、ブラッド・タバレス欠場の代わりに出場したカーティスがサウスポー構えから2R 左ボディ打ちから右フックを相打ちのタイミングで効かせて、グラついたアレンに最後はラッシュからヒザ蹴りでTKO勝ちしている。
今回の再戦もカーティスが代打出場。当初、マーヴィン・ヴェットーリがアレンと対戦予定だったが、ヴェットーリが3週間前に欠場となり、カーティスがアレンと再び戦うこととなった。
“オールイン”アレンは、13歳で始めた柔術で黒帯。高校でボクシングとレスリングを経験。2015年、IMMAF世界選手権ミドル級で優勝後、プロデビューを果たした。23勝中14の一本勝ちを記録するグラップラーで、カーティスに敗れた後は、6連勝中。うち5試合をリアネイキドチョークで極めている。UFCではアレンと元王者のショーン・ストリックランドにしか敗れていない。
重い一撃を持つカーティスは「『ストリートファイター』『鉄拳』と『ドラゴンボールZ』で育ち、アポロ・クリードがヒーロー」というストライカー。2018年の「Dana White's Contender Series 9」で3R TKO勝ちも契約ならず。PFLを経て34歳で代役でUFCと契約すると、スクランブル参戦をモノにして、強打でフィル・ハウズ、アレン、ホアキン・バックリーらをマットに沈めてきた。2024年1月の前戦では、2連勝中だったマルク=アンドレ・バリオーにスプリット判定勝ちしている。
組みのアレンは打撃のカーティスを今度こそ攻略して、上位ランカーとの試合に繋げるか。5Rの試合は、ステップを多用し、カーティスに的を絞らせないアレンが左右の蹴りも駆使して組んでテイクダウン&バックマウント。極め切れずもポジションで上回り、スプリット判定をモノにし、リベンジを果たした。
コメンでは、フェザー級でアレクサンダー・ヘルナンデス(米国)とデイモン・ジャクソン(米国)が対戦も、ヘルナンデスが体重超過で対戦相手のジャクソンに報奨金の20%を支払い試合実施。ヘルナンデスの右にダウンを喫したジャクソンが、テイクダウン&パウンドで挽回。スプリット判定で勝利し連敗脱出した。
また、ライトヘビー級ランカーのジョニー・ウォーカーの実弟ヴォルター・ウォーカーがUFCデビュー戦に臨む。26歳のウォーカーは2023年6月にTitan FCのヘビー級王座を獲得するなどMMA11戦全勝(6KO・1SUB)。対するルーカス・ブジェスキー(ポーランド)はMMA8勝4敗だが、UFCでは0勝3敗とまだ白星が無い。試合は、テイクダウンを狙うヴォルターを切り返したブジェスキーが打撃で優位に立ち、オクタゴン初白星を挙げた。
プレリムでは、初代女子フェザー級王者のジャーメイン・デ・ランダミー(オランダ)が3年半ぶりに復帰し、女子バンタム級でノルマ・ドゥモン・ビアナ(ブラジル)と対戦。ドゥモンの押さえ込みをデ・ランダミーが打開できず判定負け。復帰戦を白星で飾れず。
LFAからContender Series 2023を勝ち上がり、MMA14勝無敗のジェアン・マツモト(ブラジル)が、9勝1敗(UFC1勝1敗)のダニエル・アルグエタ(米国)と対戦するバンタム級戦は、距離を詰めてテイクダウンを狙うアルグエタにマツモトが苦しみながらも立ち上がり、スタミナ厳しくなったアルグエタをマツモトが2R、残り1秒でギロチンチョークを極めている。
全12試合が、日本時間7日(日)4時からのプレリムでスタート。朝7時に始まるメインカード6試合を含む全試合が、『UFC FIGHT PASS』ならびに『U-NEXT』でライブ配信されている。
[nextpage]
UFC Fight Night: Allen vs. Curtis 2 速報
現地時間2024年4月6日(土)、日本時間7日(日)4時~米国ネバダ州ラスベガス /UFC APEX
【メインカード】
▼ミドル級 5分5R〇ブレンダン・アレン(米国)24勝5敗(UFC12勝2敗)※UFC7連勝 186lbs/84.37kg[判定2-1] ※48-47, 49-46, 47-48×クリス・カーティス(米国)31勝11敗(UFC5勝3敗)186lbs/84.37kg
1R、サウスポー構えのカーティスに、オーソのアレンは右オーバーハンドをガード上に突く。左で押し戻すカーティスの打撃の打ち終わりに組んでバックについたアレン! すぐさまボディトライアングルで足を巻くが、腰をずらしたカーティスが正対し、アレンもすぐに立ち上がる。
ワンツーのアレンは左右ハイでけん制も。かわすカーティスは右から得意の左を狙う。圧力をかけるカーティスにステップを踏み、金網に詰まらないように回るアレン。
練習仲間のストリックランドのようにL字ガード気味に詰めるカーティス。アレンは長い右の蹴り。ホーン。アレンのラウンドに。
2R、先に圧力をかけるカーティス。外足を取るとアレンは右回り。カーティスの左右に右を打ち返す。ワンツーから右ミドルを当てるアレン! 詰めるカーティスの右ジャブにジャブを打ち返し、足を触りに行くが、カーティスは切る。
カーティスの詰めに右を入れて体を入れ替えたアレン。しかしカーティスも圧力をかけ直すとアレンは右のテンカオと打撃も一進一退の攻防。カーティスは金網に詰めて左右ボディ。アレンは返しの左フック。右関節蹴り。カーティスは左ストレートを細かく当てて、左ボディも! 手数を増やしたカーティスにアレンも右で押し戻してホーン。カーティスが取り戻したラウンドか。
3R、ワンツーの右をボディストレートで突くアレン。左ジャブ、右ストレート。カーティスも左ストレートを返す。右ヒジを突くアレン。右奥足ローも。前に出て右テンカオのアレンに、左ボディを返すカーティス。アレンの左前手がアイポークになり、中断。再開。
右前蹴りから入るアレン。カーティスの左アッパー、左ハイはかわす。ワンツーから左ストレート、右フックを効かせたカーティス! しかしここでシングルレッグへからバッククリンチ、背中に飛び乗るアレン。立ったまま防御するカーティスに背後から右のパンチ。ボディトライアングルを解いて着地、離れ際にヒジを当てたアレン。ポジションを奪ったアレンだが、打撃のダメージをどう取られるか。
4R、詰めるカーティスに右ロー、前蹴りはアレンだが、カーティスの左から右ボディに一瞬、動きが止まるも押し戻す。右を当てたカーティスの追打にアイポークを主張したアレン。中断もすぐに再開。
左ストレートから入るカーティスに左ボディを返したアレン。ジャブの刺し合い。一転ダブルレッグテイクダウンはアレン! マット中央。4回のテイクダウンアテンプトで3回成功。バックを奪うが、ここでの正対が巧みなカーティスは向き直って立ち上がり左右で前に。
アレンはそこに右ヒジ! さらに右ハイをガード上に突く。頭を振ってダブルレッグテイクダウン! すぐに立つカーティスにおたつロックで引き込み完全バック。
ここもこれまで同様に正対するカーティスだが、今回は先に解除し、上を取ったのはアレン。そのまま上でホーンを聞く。アレンのラウンド。
5R、右ハイをガード上に突くアレン。カーティスはワンツースリーで前進もサークリングするアレン。崩し無しでシングルレッグへ。これを切ったカーティスはなおも組みつくが、そこにヒザ蹴りはカーティス! もらいながらも組んでバックにつくアレンは、ヒザ十字へ! すぐにヒザを抜くカーティスは離れると、なおもローシングルのアレン。
切って離れるカーティス。勝負所、詰めるカーティスにアレンはシングルレッグもがぶり、右をこつこつ突くカーティス。アレンは背中をつけてグランドに誘うが、レフェリーはスタンド指示。
立つアレンはすぐに詰めるとバッククリンチから持ち上げてテイクダウン! 苦しい時間帯に力を使いバックを奪うも、ここも正対するカーティス。この際の上の取り合いはカーティスとなり、両者すぐに立つ。
スタンドを選択するカーティス。すぐにシングルレッグに入るアレン。切って離れるカーティスは右足を引きずる。詰めるアレンは跳びヒザ! 動きが止まったカーティス。なおも左右と蹴りで詰めるアレン。ホーン。カーティスは右太ももを痛めたか、コーナーマンの肩を借りて立ち上がる。
判定は2-1(48-47, 49-46, 47-48)のスプリットに割れ、アレンが勝利。UFC7連勝・ミドル級6連勝のアレンは、「カーティスはほんとうにタフだった。ショートノーティスで試合を受けてくれてありがとう。タイトルマッチをさせてくれ! その準備は出来ている。スプリット判定は納得しないけど、周囲に感謝したい」と語った。レフェリーの肩を借りながらコールを待ったカーティスは担架で運ばれた。
◆UFCミドル級ランキング王者 ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ)21-21位 ショーン・ストリックランド(米国)28-62位 イスラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)24-33位 ロバート・ウィテカー(豪州)25–74位 ジャレッド・キャノニア(米国)17–65位 マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)19–7–16位 ブレンダン・アレン(米国)24-5
7位 パウロ・コスタ(ブラジル)14–38位 ナッソーディン・イマボフ(フランス)13-4 (1NC)9位タイ ジャック・ハーマンソン(ノルウェー)24–89位タイ ロマン・ドリーゼ(ジョージア)12-311位 カムザット・チマエフ(スウェーデン)13-012位 アンソニー・ヘルナンデス(米国)12-2 (1NC)13位 ポール・クレイグ(スコットランド)17–7–114位 クリス・カーティス(米国)31-11 (1NC)15位 カイオ・ボハーリョ(ブラジル)15-1 (1NC)
[nextpage]
▼フェザー級→147.5ポンド契約 5分3R〇デイモン・ジャクソン(米国)22勝6敗(UFC5勝4敗)146lbs/66.22kg[判定2-1] ※29-28×2, 27-30×アレクサンダー・ヘルナンデス(米国)14勝7敗(UFC6勝6敗)※147.5lbs/66.90kg※ヘルナンデスが体重超過。対戦相手のジャクソンに報奨金の20%を支払い試合実施
ヘルナンデスが体重超過で147.5ポンド契約のキャッチウェイト戦に。
1R、ともにスイッチも、ジャクソンが右カーフを2度ヒット。サウスポー構えになるヘルナンデスの右の蹴りを掴んでバッククリンチ。金網に頭をつけるヘルナンデスにスタンドバックでボディロックも、正対したヘルナンデスが体を入れ替え離れ際に右を狙う。
サウスポー構えで左ミドルのヘルナンデスにその蹴り足を掴んで金網までドライブするジャクソンが細かい右ヒザ。金網背にするヘルナンデスにシングルレッグ、ダブルレッグに移行し、尻下でクラッチしてテイクダウン! しかしヘルナンデスも立ち上がりホーン。
2R、右ミドルハイで詰めるジャクソンのガード上にワンツーで押し戻すヘルナンデス。ジャクソンが頭を下げて前に出ると右を突く。右ローを2度突くジャクソンに、ヘルナンデスもワンツーの右を返す。
右ストレートを返すジャクソンは右前蹴り、右オーバーハンド。ヘルナンデスがサウスポー構えからオーソに戻すと右カーフを当てる。ジャクソンの入りに左を突くヘルナンデスだが、ジャクソンは右カーフ。右のダブルで金網背負わせると詰めるとダブルレッグテイクダウン!
1R同様に相手の背中越しに足を取りに行くヘルナンデスだが、切って腰を抱くと、ヘルナンデスが背中を見せてスクランブル。ジャクソンはその背中に飛び乗り、立ったままのヘルナンデスの背後からパウンド連打でヘルナンデスが出血。
3R、ワンツーのジャクソンは左から右ローも、そこにワンツーの右ストレートを合わせてダウンを奪うヘルナンデス!
パウンド連打からマウント。下から抱きつくジャクソンは横回転で立ち上がり。挽回のダブルレッグへ。それを差し上げようとするヘルナンデスのバックを奪い、身体を伸ばして、掴まれた腕を抜いてパウンド! すぐに中腰になり前に落としたヘルナンデス! ここもすぐに正対しシングルレッグへ入るジャクソン。
左四つから体を入れ替えたヘルナンデスにジャクソンも入れ替える。互いに体を入れ替えるなか左で差して押し込むジャクソンを再び入れ替えるヘルナンデス。金網背にホールドするジャクソンが最後に解いて、離れ際に左右でホーン。両者が手を挙げる。手数ではヘルナンデスの数値だが……。
判定は1者がヘルナンデスを30-27で支持も, ジャクソンが29-28×2でスプリット判定を制した。体重超過のヘルナンデスに勝利したジャクソンは「すごくタフだった。前に落とされたときはヤバいと思ったけど、勝ちは勝ちだ」とコメント。ダンイゲとビリー・クアランティーロに連敗から再起を遂げた。ヘルナンデスは10月のビル・アレジオ戦に続く2連敗。
[nextpage]
▼フェザー級 5分3R〇チェペ・マリスカル(米国)16勝6敗(UFC3勝0敗)145.5lbs/66.00kg[判定2-1] ※29-28×2, 27-30×モルガン・シャリエール(フランス)19勝10敗(UFC1勝1敗)145lbs/65.77kg
1R、ともにオーソドックス構え。シャリエールの打撃の圧力に組んだマリスカルに、ギロチンチョーク狙いからスクランブルするシャリエール。右で差して押し込むマリスカルに片足立ちで足を抜くシャリエール。
右オーバーハンドからダブルレッグに入るマリスカル。シングルレッグに切り替えるが差し上げるシャリエール。マリスカルが頭を下げるとヒジ、ヒザを突く。左で差して体を入れ替えるシャリエールにマリスカルもヒジを突いて体を入れ替えるが、右差しのシャリエールがテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がるマリスカル。ともに右ミドル。マリスカルの左ミドル後にシャリエールが右を返してホーン。
2R、前蹴り、右ローのマリスカル。シャリエールも右ローからワンツーの右! 右ミドルを入れる。マリスカルがテイクダウン狙いで右に頭を下げるとすぐに左ミドルハイ! かろうじてガードするマリスカルがスイッチすると右ボディストレート。
マリスカルも右ミドル、右ハイのダブル。左右で前に出るが、スウェイでかわすシャリエールが前に。そこに右アッパーを狙うシャリエールは左ボディ、右オーバーハンドの対角線攻撃。
左ボディ、左前蹴りも腹に突くシャリエール。マリスカルの右の打ち返し、左ジャブに右をかぶせる。
近づくと足払いでテイクダウンし、スクランブルするマリスカルにバッククリンチで崩し。しかしマリスカルもすぐに立ち上がると、右を返して、右の高い前蹴りでヒット! しかしシャリエールはずらしながらその蹴り足を掴んで倒す。ホーン。
3R、サウスポー構えになり右の蹴りを見せるマリスカルはオーソに戻す。左ミドル、右ストレートはシャリエール。右ローのマリスカルに左ミドルを返すシャリエール。マリスカルの左右の連打にケージを背にしながら左右にかわしてパンチを掻い潜ってのダブルレッグテイクダウン!
ハーフのマリスカルを金網際から横に寝かせて押さえ込み、細かいパウンド。マリスカルはケージを蹴って立ち上がり! シングルレッグも、そこにギロチンチョークを合わせてがぶりに変える。しかし足を手繰って上を取り返すマリスカル! そこにディープハーフを狙うシャリエール。
それを潰したマリスカルは、腹固めから仰向けにさせてパウンド! ホーンにシャリエールの手を掴んで起こした。最終回にマリスカルが巻き返した熱闘の判定は……マリスカル29-28、シャリエール30-27、マリスカル29-28のスプリットでマリスカルが勝利。UFC3連勝を飾った。左ボディを効かせたシャリエールも評価を下げないハイレベルな攻防を見せた。前戦のUFCデビュー戦初回KO勝ちを含むMMA連勝が4でストップ。
[nextpage]
▼ライト級 5分3R〇イグナシオ・バハモンデス(チリ)15勝5敗(UFC4勝2敗)156lbs/70.76kg[1R 3分34秒 TKO]×クリストス・ジアゴス(米国)20勝12敗(UFC6勝8敗)156lbs/70.76kg
ライト級最長身の191cm、26歳のバハモンデスは、祖父がボクシング南米王者で父がキックでチリ王者。自身もアマチュアキックボクシングで35勝0敗1分。14歳でチリのキックボクシング全国王者になっている。LFAからContender Series 2020を経て、2021年4月にUFCデビューもジョン・マクデッシにスプリット判定負け。その後、3連勝。2023年8月のルドビト・クライン戦で判定負けでUFC3勝2敗。
対するジアゴスはレスリング出身。2015年にRFAからUFC入り。リリース後にRFA、ACBで活躍し、再びUFCと契約。MMA20勝12敗(UFC6勝8敗)。
1R、ともにオーソドックス構え。シングルレッグから金網まで押し込むジアゴス。突き放すバハモンデスは左インロー。さらに右の後ろ廻し蹴りを側頭部に当てると、続けて腹に後ろ蹴り!
詰めるバハモンデスは左右。左ジャブを突くと飛び込みの右を返す。しかしジャブから右ミドルを突くバハモンデスは、押し戻してオーソからの左ハイ! アゴに受けたジアゴスが足をもつらせケージ下にもたれかかってダウンし、すぐにレフェリーが間に入った。
試合後、バハモンデスは「キックボクシングを頑張ってきた。足を治したら9月くらいには試合をしたい」と語った。
[nextpage]
▼ライト級 5分3R〇チャーリー・キャンベル(米国)9勝2敗(UFC2勝0敗)※Bellator 2戦2勝 155lbs/70.31kg[判定3-0] ※30-27×3×トレバー・ピーク(米国)9勝2敗(UFC2勝2敗)155.5lbs/70.53kg
[nextpage]
【プレリム】※追記あり
▼ウェルター級 5分3R〇アレックス・モロノ(米国)24勝9敗(UFC13勝6敗)171lbs/77.56kg[判定3-0] ※29-28×3×コート・マッギー(米国)21勝13敗(UFC10勝12敗)170.5lbs/77.34kg
[nextpage]
▼ヘビー級 5分3R〇ルーカス・ブジェスキー(ポーランド)9勝4敗(UFC1勝3敗)236lbs/107.05kg[判定3-0] ※29-28×3×ヴァルター・ウォーカー(ブラジル)11勝1敗(UFC0勝1敗)264lbs/119.75kg
[nextpage]
▼女子バンタム級 5分3R〇ノルマ・ドゥモン・ビアナ(ブラジル)11勝2敗(UFC7勝2敗)136lbs/61.69kg[判定3-0] ※29-28×3×ジャーメイン・デ・ランダミー(オランダ)10勝5敗(UFC7勝3敗)135lbs/61.24kg
[nextpage]
▼バンタム級 5分3R〇ヴィクトル・ウーゴ(ブラジル)25勝4敗(UFC1勝0敗)135.5lbs/61.46kg[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×ペドロ・ファルカオ(ブラジル)16勝4敗(UFC0勝1敗)136lbs/61.69kg
[nextpage]
▼バンタム級 5分3R〇ジェアン・マツモト(ブラジル)15勝0敗(UFC1勝0敗)136lbs/61.69kg ※MMA15連勝[2R 4分59秒 ギロチンチョーク]×ダニエル・アルグエタ(米国)9勝2敗(UFC1勝2敗)136lbs/61.69kg
MMA14戦無敗、日系ブラジル人のマツモトは、LFAを経て2023年9月の前戦コンテンダーシリーズで判定勝ちでUFCと契約。今回がUFCデビュー戦となる。ムエタイと柔術ともに黒帯で、ムエタイのブラジル王者、サンパウロ王者、柔術の南米王者に輝いている。24歳。 対するアルグエタはレスリング出身でMMA8勝1敗2NC。UFCフェザー級でデーモン・ジャクソンに判定負け後、ニック・アギーレに判定勝ち。階級を下げてバンタム初戦でロニー・ローレンスと対戦も、ギロチンで絞めたところでレフェリーがローレンスの失神で試合を止めたが、相手は落ちておらずノーコンテストに。さらに、バンタム級2戦目でUFC4勝2敗のマイルズ・ジョーンズとの試合でも判定負けも、試合後のジョーンズの陽性反応で、2試合連続のノーコンテスト裁定となっている。30歳。
日の丸の必勝ハチマキで登場したマツモト。胸を強く叩いて花道を登場。
1R、バンタム級戦。ともにオーソドックス構え。右を振ってダブルレッグで金網に詰めてテイクダウンはアルゲータ。両足を束ねてパウンド。金網に上半身を立てるマツモトの立ちに左で差して崩しも、右で小手に巻くマツモトが再三立ち上がり。その際で細かいパウンドを打つアルゲータ。
左で差して小外刈でマウント&パウンド! マツモトは金網に這い上体を立てると左で差して立ち上がり、ボディロックからバッククリンチ。背後からヒザを突く。いったん持ち上げてから後方に引き倒すと、正対したアルゲータ。そこにシングルレッグで金網までドライブ。
右足を掴むマツモトにキムラで後方に回したアルゲータ。その立ち上がり先のマツモトががぶり。首を上げたアルゲータが詰めてダブルレッグへ。
差し上げるマツモトにダブルレッグの足を束ねるアルゲータが立ち上がりのマツモトにヒザ蹴りも押し返すマツモトが前に。右ローを当てると、アルゲータが右オーバーハンド。ブロックしたマツモトが左ハイをガード上に当てて跳びヒザで飛び込みホーン。
2R、左右で強引に間合いを詰めてケージを背負わせてダブルレッグに入るアルゲータに右ヒザを突き刺すマツモト。しかし組んで両足を束ねて尻を着かせる。すぐに立ち上がるマツモトに、なおも低いシングルレッグはアルゲータ。右にテイクダウンするが、そこに蹴り上げですぐに立つマツモト。すぐに詰めるアルゲータが脇潜りバッククリンチ。
バックマウントを狙うが足をかけさせないマツモトが金網際で正対。スイッチ狙いも尻を着かされる。すぐに金網使い背中で立ち上がるマツモトが体を入れ替え、押し込み、右ヒザ。離れたアルゲータ。
左フックで飛び込むアルゲータに左を合わせたマツモトが組みを切り、さらに立ち際に左! アルゲータは左ジャブを見せるが疲弊したか。
アルゲータのワンツーに右フックを当てたマツモトは、右インロー。アルゲータのダブルレッグに尻を着くが、束ねられた右足を抜いて左で差して左足の内股で崩して体を入れ替えると、逆にダブルレッグに入り、バックテイク。背中に乗るが、前に落としたアルゲータ。すぐに正対しがぶるマツモト。ダブルレッグで押し込むアルゲータに、金網背にするマツモトは、ヒジを入れて、がぶりから距離を取る。
詰めてきたアルゲータに左右を当てるマツモトにしつこくダブルレッグに入るアルゲータ。つま先を横に向けて平行に立つと、アルゲータは疲れたか右ヒジを突いて自ら離れる。
アルゲータの入りに右ヒジを合わせるマツモトは、右インロー! さらに左から右を当てる。左を振って金網に詰めて低いシングルレッグのアルゲータをがぶるマツモトは、ケージを蹴ってスペースを作ると、がぶりからジャンピングガードでギロチンチョークへ! クローズドガードに入れて横に崩して絞るとアルゲータがタップ。絞めを解いたマツモトの胸の上でアルゲータは失神した。
MMA15勝無敗のマツモトは、「いままで一番ハードな練習をして来た。頑張れば結果を残せることを証明した。どこから来たかは関係ない。僕もサンパウロの郊外からやってきてここにいる。僕がいい例だ。ずっと柔術をやってきてコーチやチームに感謝している。もっとよくなって僕はこの団体でやっていけることを示したと思う」と語った。
[nextpage]
▼ミドル級 5分3R〇セザル・アウメイダ(ブラジル)5勝0敗(UFC1勝0敗)185.5lbs/84.14kg[2R 2分13秒 TKO]×ディラン・ブドゥカ(米国)7勝3敗(UFC0勝1敗)185.5lbs/84.14kg
[nextpage]
▼女子バンタム級→138.5ポンド契約 5分3R〇ノーラ・コノール(フランス)8勝1敗(UFC2勝0敗)※138.5lbs/62.82kg[2R 3分06秒 TKO]×メリッサ・マリンズ(英国)6勝1敗(UFC1勝1敗)※138lbs/62.60kg※マリンズとコノールがともに体重超過
【中止】
▼女子ストロー級 5分3Rピエラ・ホドリゲス(ベネズエラ)9勝1敗(UFC2勝1敗)シンシア・カルビーヨ(米国)9勝6敗(UFC6勝6敗