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【RWS JAPAN】吉成名高が3階級制覇を達成後、初の試合で52勝のスペイン人ファイターと`53kg'で対戦「しっかり倒し切ってこそ強さの証明」

2024/03/25 14:03
 2024年4月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBAにて開催される、ラジャダムナンワールドシリーズ(RWS)の第2回日本大会『RWS JAPAN』の記者会見が行われた。  2月12日に日本初上陸を果たした『RWS』。そのメインイベントでは、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級(52.16kg)王座統一戦として、正規王者プレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)vs.暫定王者の名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)戦が行われ、名高が50-44×3の大差判定勝ちで真3階級制覇を達成した。  名高は、今大会ではセミファイナルでケビン・マルティネス(スペイン/T-DED99)と対戦することが決定。マルティネスはスペインで6度、ヨーロッパで2度チャンピオンになった実績があり、現在はタイに在住しRWSを主戦場としている。戦績は76戦52勝24敗。  名高は「2月のRWS(JAPAN)旗揚げの大会で、自分がメインイベントに出場して、自分の夢だった3階級制覇を成し遂げることができました。そして、今回は3階級制覇を成し遂げてからの初戦ということで、必ず勝たなければいけない試合だと思っています」と気合い十分。  対戦するマルティネスについては「タイで住み込みで練習をしていて、本当に強い外国人選手。試合映像を全部見たんですけど、振り回すパンチを打っていて、とにかく頑丈な印象。3日前もRWSで試合をして、その試合ではKOで勝っていました」と警戒しつつも「身体の大きさは自分の方が小さいので、自分のスピードと、僕にしか見せられない技のタイミングがあるので、そこを使って最後のフィニッシュに繋げたい。自分はムエタの象徴だと思っているので、必ず自分が勝って会場を盛り上げます」と意気込みを語った。  2月の試合後に「しばらく休みたい」とした名高だったが、4月に試合が決定したことについては「去年の7月くらいから6カ月間ずっと連戦をして、今年の2月に自分の目標であったラジャダムナン3階級制覇すると同時にこの連戦が最後だったというのもあって、気持ち的にほっとしたのですが、いざ実際に休んでみるとすぐ練習したくなっちゃって(笑)。今は、いつも通り、試合が決まっている期間と同じくハードな練習ができているので、2カ月ぐらい空いて、本当に一番ちょうどいいのかなと思います。この期間で身体も休まったし、プラス練習に対するモチベーションも上げてこれているので、自分の中ではいい感覚だなと思います」と少し休んで練習再開できたことでコンディションは万全の様子。  今後、どういった活躍を見せていきたいかと聞かれると「自分の階級付近の選手の誰にも負けちゃいけないと思いますし、もっと強さに磨きをかけて、もっと圧倒的な試合を見せて感動させられる試合をしたい。自分の中の目標としては、一つ大きな目標をクリアしたので、今はとにかく大きな舞台で華やかに試合をしてムエタイ全体を底上げして人気が出るように頑張りたいなという気持ちでいっぱいです。まずは次の試合は王者になって初戦なので、しっかり倒し切ってこそ自分の技術や強さの証明になると思うので、まずは試合に向けて準備します」とした。  なお、対戦するマルティネスからはメッセージが届けられ「5カ月前からバンコクに住んでいます。私はスペインで6度チャンピオン、ヨーロッパで2度チャンピオンになっています。名高と対戦するのは楽しみ。彼は素晴らしい選手です。私は前から彼のことを研究しています。ファンの皆さんに素晴らしいショーを見せられると確信しています」と会場で読み上げられた。  この試合は117ポンド契約=53.07kg契約ということで、バンタム級(上限は118ポンド)に該当する。4階級制覇を見据えての試金石となるわけだが、タイのバンタム級は名高がこれまで制してきた階級よりも層が厚く強豪も多い。また、国内でも強豪ひしめく“激戦区”であり、名高がこの試合の結果・内容いかんでバンタム級に上げることになれば、かなり面白い展開となりそうだ。
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