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【RIZIN】ストラッサー起一、大幅体重超過のイゴールに「なんで俺がアイツに合わせなあかんねん!」。連日の怒りが前日計量で爆発、点滴回復のイゴールと条件合うか→「試合中止」に

2024/03/22 20:03
 2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN LANDMARK 9』の前日公開計量が22日(金)、大阪市内にて行われ、第8試合のウェルター級(77.0kg)でストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)と対戦するイゴール・タナベ(セラヴィー)が80.25kgで3.25kg超過。公開計量に姿を表さなかった。  2023年12月の前戦・安西信昌との初ウェルター級戦でイゴールは、減量に苦しみながらもパス。午後の公開計量ではそのダメージ回復のリカバリーのため、ファンの前に姿を現すことが出来なかった。 「今回は公開計量に出ます」と21日の個別インタビューで力強く語っていたイゴールだが、最後の水抜きで失敗。今度は体重超過となってしまった。  第1試合のフライ級(57.0kg)5分3Rで中村優作(TEAM FAUST)と対戦する、アルマン・アシモフ(カザフスタン)も59.40kgで2.4kgの体重超過のため、この2試合に関して、試合を実施するか・しないかも含めて両選手陣営とRIZIN運営の間で協議が行われている。  そんななか公開計量前の本計量でイゴールがパスしなかったことを知ったストラッサーは、ファンの前での1人の公開計量で、怒りの表情。42歳で代謝も23歳のイゴールよりは落ちているはずながら、しっかり76.8kgの200gアンダーでパス。  怒気をはらんだ表情でスケールの上でガッツポーズを見せると、イゴールの体重超過のアナウンスに「ナメるな!」と叫んで、ステージを後にした。  そのストラッサーをバックステージに追うと、「プロならキッチリ仕上げて来いよって。それだけですね。準備期間はあったんやから。当然の話ですよ。それだけ」と怒り心頭。  試合については、「試合は俺はやるつもりでおるけど、あとはイゴール次第。こんなもん、アイツ次第や。なんで俺がアイツに合わせなあかんねんって話ですよ。俺はウェルター級で試合をしているし、ある程度条件はある。それをアイツが飲むかの飲めへんかの違いだけ。俺はやるよ」と吐き捨てるように語った。  イゴール陣営に聞くと、「計量後、イゴールは点滴を受けていまは体調を戻しています。試合は相手の条件があるようなので……」と、戻し体重制限などの条件を受けられるかどうかとした。 “雷オジ”として、今回の試合に向けても連日、怒りの動画をアップしてきたストラッサーは、試合前日に本人が最も望まない形で、ここまでの怒りの提言シリーズの伏線を回収することに。計量で怒りを爆発させたストラッサーは、果たしてそのパワーを最後にどこに向けるか。  ミドル級から落としてきたイゴールの3.25kgの体重超過は、そのままリカバリーした身体で、ウェルター級リミットをパスしたストラッサーが戦うにはリスクを伴う。また、減量失敗のイゴールも体調万全ではないだろう。両者の試合は行われるか? 【追記】  RIZINから22日21時、下記発表があり。第1試合の中村優作 vs. アルマン・アシモフは当日計量の「条件」をクリアした場合のみ試合実施。第8試合のイゴール・タナベ vs. ストラッサー起一は「試合中止」が発表された。 ◆第1試合/中村優作 vs. アルマン・アシモフ  第1試合の中村優作 vs. アルマン・アシモフについて、本日行われた公式計量でアシモフが規定体重(57.00kg)を2.40kg超過いたしました。 これを受けて、主催者および両陣営の間で試合成立に向けての協議を進めた結果、大会当日(3月23日)12時30分に、主催者および両陣営立ち会いの下、主催者管轄での当日計量を実施し、アシモフの計量結果が61.00kg以下であれば、試合を実施することが決定いたしました。  試合を実施する場合は、公式ルール第7条第4項および第5項に基づき、次のとおり条件付きにて試合を実施いたします。[試合実施の条件]1. アシモフの勝利は記録されず、次に掲げるとおり裁定される。 (1)中村が勝った場合、その結果を公式記録とする。(2)中村が負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテストとする。 2. アシモフに減点を課した上で、試合を開始する。 本試合は階級超過体重が0.5kg以上につき減点(レッドカード/50%減)とする。 ◆第8試合/イゴール・タナベ vs. ストラッサー起一  第8試合のイゴール・タナベ vs. ストラッサー起一について、本日行われた公式計量でタナベが規定体重(77.00kg)を3.25kg超過いたしました。  このイゴール・タナベの体重超過を受けて、本試合も主催者および両陣営で試合成立に向けて協議を進めておりましたが、試合を中止することが決定いたしました。
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