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【K-1】石井館長が「K-1vsRISE対抗戦」のジャッジについて見解「僕はこうなることは分かっていた。絶対に揉めるな、と」

2024/03/22 12:03
 2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD MAX』。  同大会で行われた「K-1vsRISE対抗戦」の一部判定結果について、RISEファイターが不服をSNSに投稿、ファンの間でも物議をかもしている。  この件について、21日に行われた一夜明け会見終了後、K-1アドバイザーの石井和義館長がコメントした。石井館長は「僕はこうなることは分かっていた。絶対に揉めるな、と。対抗戦で完全決着は無理なんですよ。だからダウンか、KOかで勝敗を決めて、あとはドローって提案したじゃないですか。でもRISEもK-1もやらなかった。ファンは両団体の対決を見たいわけで、勝ち負けは結果なので、ドローだったらファン同士でどっちが勝っていたと盛り上がればいいだけ。選手にそこまで求めるのは無理。RISEとK-1が決めたことで、僕は最初から提案しているじゃないですか」と、7日に行われたメディア懇親会で提案していた特別ルールを採用するべきだった、と話した。  石井館長の見解では、ジャッジが自分の見方とは違う試合が「2試合くらい…3試合とかありましたね」と言い、「軍司選手と門口選手の試合は本戦で的確に当てているのは軍司選手、延長戦だと門口選手が手数で押しているように見えました。軍司選手は的確に当てることを考えて戦っていたと思います。見方によってはどっちが勝ってもおかしくないですよ」と、難しいジャッジだったとする。 【写真】K-1とRISEの対抗戦・交流は今後どのような展開を見せるのか、気になるところ 試合には出場していないファイター側から不満の声が上がっていることについては「それだけったらキミが審判やれよ。レフェリー・審判は絶対なんだから仕方がない」と、レフェリー・ジャッジ陣を尊重するべきとの見解も。  ただし、「審判団のレベルを上げるべき。審判団を教育するべきだと思います。例えばS、A、B、Cと審判のランキングをして決めていくべきだと思う。Sはタイトルマッチや国際戦を裁ける、Aは日本人同士のワンマッチを裁ける、Bは新人選手の試合を裁ける、Cはアマチュア大会とかね」と、レフェリー・ジャッジのレベルも上げていくべきとする。 「そもそも団体の審判なので公式な審判ではない。公式な審判を作りたいですね。審判だけの組織を作って、そこから各団体に派遣するような。そういうお話はしています。選手の気持ちは分かる。でも正確なものを出すのは難しい」と、第三者的レフェリー・ジャッジの組織を作るべきと主張した。  伊藤隆RISE代表が判定結果に対して怒りの感情を見せていたことには「僕が伊藤代表の立場なら怒る。選手がかわいそうじゃない。僕も昔は怒りました(笑)。それはその立場なので分かります。ただ、相手のリングに上がるなら倒さないと勝てないと、その気持ちで行かないといけない。でも、出場した選手は偉いよ。文句を言っていない。だから、リーダーが言わないと。怒らないと。もっと怒ってもいい。自分のところの選手を守ってくれるのが団体のリーダーです。だから、宮田さん(Krushプロデューサー)もウチの審判は絶対だって怒ってもいいと思います」と、それぞれの団体のリーダーが怒るのは守るものがあるのだから当然だとした。  そして「次にやる時は僕が提案したルールで」と付け加えた。
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