ブアカーオにドーピング疑惑をかけた木村(C)RIZIN FF
2024年3月23日(土)『RIZIN LANDMARK 9』(兵庫・神戸ワールド記念ホール)の最終追加対戦カード発表会見が18日、都内にて行われた。
RIZIN KICKルール(74kg契約)3分3Rで、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)vs.木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)が決定。
会見では、試合前にもドーピング検査を実施することが発表され、対戦相手のブアカーオも検査を受けることに同意したという。
木村は「まず度重なるドーピング陽性の結果でここまで待たせてしまったファンの方々、そしてご迷惑をかけてしまった関係者の皆様すいませんでした。その中で復帰の試合をRIZINで出来る事、何よりブアカーオという物凄いモチベーションが上がる選手を用意していただいたことを心から感謝しています。ここはもう一度イチから復活する気持ちをみんなに見せる時だと思うので、しっかり身体を作ってみんなにまた認めてもらえるような戦いをします」と挨拶。
大会を5日後に控えての緊急発表となったが、木村は「ブアカーオ選手のことを聞いたのは最近でしたが、練習はずっとコンスタントにやっていて身体も作っていたのでいつでも準備出来てるって状態での話だったので、すぐにやりたいとお伝えして決まりました。不安は全くないです。ずっと仕上げていたのでバッチリ用意していました」と、いつでも試合が出来る用意をしていたという。
再度のドーピング検査に加え、前日計量で体重を超過した場合は試合を行わないとの厳しい措置もとられることとなったが、「体重の管理ももちろんしっかりやっていて、いい体重と体調をキープしている状態です。全く減量も問題なくスムーズに落ちると思います」と話した。
対戦するブアカーオの印象を聞かれると「僕がデビューした頃からスーパーチャンピオンで有名でもあり、数々のタイトルを獲っていて、ムエタイ時代も凄いし、K-1出てからもその後の活動も超一流の戦績で。身体自体も凄く強いし、進化していた印象ですね」と評すると、「僕的にはブアカーオ選手こそドーピング怪しいんじゃないかなって思うところが。(筋肉の)付き方とか身体の反応や変化を見ているとなかなか怪しいなと思うんですけれど、俺が何か言える立場ではないのでしっかり検査をやってもらって、というところで。でも、ブアカーオはメチャクチャ強いです。だからモチベーションは凄く上がっています。どんな状態で来ようが僕が撃退したいと思います」と、ブアカーオにドーピング疑惑をかけた。
これに榊原CEOは「ブアカーオも検査を受けると了解を受けています。ブアカーオにも言ったんですよ。ミノルサイドも『お前がやっているんじゃないか』と疑っているよって言ったらムッチャ怒ってましたから。ふざけんなっていう。お前と同じにするなよ、みたいな(笑)。だから本人もそれに応じるし、結果は公開します」と、疑いに腹を立てていたと明かした。