2024年3月16日(土)都内にて、7月28日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで開催される『超RIZIN.3』に関する緊急記者会見が行われた。
発表されたカードは朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)vs.平本蓮(剛毅會)。フェザー級(66kg契約)で対戦する。
昨年11月、YA-MANとのオープンフィンガーグローブ着用のキックボクシングルールでKO負けを喫した朝倉だが、「もうバッチリですね。練習もやっていますし、あとここから4カ月間あるので来週からまたタイにも練習に行くんですけれど、過去最高の仕上がりにして。負けるわけないんですよ。俺はフェザー級トップなので。トップの方にいるので」と、体調もメンタルも問題ないと答えた。
これに平本が「いやいや、YA-MAN以上の失神させますよ」と言えば、朝倉は「3戦3勝の坊やと1回練習してあげます。痛めつけてあげます」と余裕の笑み。平本は「3勝3敗の坊やとビッグマッチになってしまう朝倉未来なので、皆さんそこはあまり触れないでください」とおちょくるような発言。
YA-MAN戦後は「相手をナメていた」との発言もあった朝倉だが「相手がどうというよりも引退を懸けた試合なので、長い格闘技人生の最後が平本で終われないので本気で仕上げてきます」と、引退を懸けただけに気を引き締めて臨むと話す。
平本は「ワクワクしています。それだけです。僕が絶対に勝つので」と自信満々に語ると、「社長、提案なんですけれど朝倉未来の引退試合になったら本当に無冠の帝王で終わっちゃうので、これタイトルマッチにして欲しいんですよ。負けた方がベルトを巻く、新たなタイトルを作って欲しいです。負けた方がRIZINの新たなチャンピオンになるという。負けた方が引退してチャンピオンになる試合にして欲しいです。お願いします僕が1回でもベルトを巻かせてあげたいんですよ」と、前代未聞の負けた方がチャンピオンベルトを巻くという試合形式を提案。
しかし、榊原信行RIZIN CEOは「ちょっと考えます。僕らからすると選手は強さを追い求めて人生を懸けて準備をするけれど、必ずしも強さを象徴するものだけがベルトではないと思うので、存在意義を懸けた何かタイトルがあってもいいかもしれないけれど、負けた方が巻くのはカッコ悪いので何か考えます」と、負けた方にベルトを渡すのはともかく、この一戦に何かを懸けるのはいいかもしれないと答えた。
朝倉は「あたかも自分が1回でもベルトを獲ったことがあるような口ぶりだったので、何目線で言ってるのかなと」とあきれ顔だが、平本は「だから無冠同士で面白いじゃないですか。こんなにふざけたタイトルマッチはないですよ」と、負けた方がタイトルを手にするという前代未聞の試合形式を主張した。