▼第2試合 キャッチウエイト(61.1kg)ムエタイ 3分3R
×ジョーカー・パサイシ(タイ)
[TKO 3R 0分54秒 ※レフェリーストップ]
〇小清水涼太(KING LEO)
ジョーカーは19歳ながら75勝16敗の戦績を持つ。2023年11月に『ONE Friday Fights』初参戦を果たすと、セクサン・フェアテックス(激闘鉄人のセクサンとは別人)に判定2-0で惜敗している。
小清水はラウェイルールでの試合経験を持つ強打者。近年は『BOM』を主戦場としており、KJヒロシを2RでKOしてみせるも、10月大会では前週のONE Friday Fightsに出場した羅向に初回KO負けを喫している。
1R、サウスポーの小清水が左前蹴りと右ミドルで先制、ジョーカーも右ローを蹴って来ると小清水はジャブから打ち合いに行く。ジョーカーも右を返す。ジョーカーは右ミドルをしっかり当てていき、小清水は飛び込んでのボディから左右フックを狙う。ジョーカーの右ミドルをキャッチした小清水はすかさず右ボディを打つ。
2R、ジョーカーの右ミドルに右フックを合わせる小清水。そこから一気にパンチをまとめて攻勢に出るが、逆にヒザを出そうとしたところに左フックをもらってダウン。立ち上がった小清水は打ち合いに応じるもヒザを出すとジョーカーに右フックを合わされる。それでも打ち合いに行く小清水。激しくパンチが交錯し、小清水の左フックでジョーカーが大きくバランスを崩すが、下がってここは回復に時間を使う。小清水は圧をかけて左右でボディを叩き、打ち合いを仕掛ける。
3Rも圧をかけて前に出るのは小清水。ジョーカーはロープ伝いに回り込みながら右ミドルと左ローを蹴る。小清水がボディを打つとジョーカーは下がり、小清水が一気にボディを攻めていく。防戦一方のジョーカーをコーナーへ詰め、左右フックと左右ボディで相手に息をもつかせない連打。一方的な展開が続いたため小清水のTKO勝ちとなった。
2月16日の『ONE Friday Fights 52』から続いていた日本勢の連敗をストップした小清水は勝利者インタビューを受け、「倒されてからってよりは何があっても最後まであきらめず絶対にKOしてやるって思って戦っていました」とコメント。35万バーツのボーナスをゲットした小清水はマイクを奪って「アイム・ハッピー!」と叫んだ。