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【Bellator】19年選手ハリトーノフがミトリオンを再戦でTKO! 隻腕ニューウェルが一本勝ち、ゴザリがイマナリロールから11秒ヒールで3連勝、ホイスの息子クォンリーが一本勝ち=Bellator225

2019/08/25 08:08
【Bellator】19年選手ハリトーノフがミトリオンを再戦でTKO! 隻腕ニューウェルが一本勝ち、ゴザリがイマナリロールから11秒ヒールで3連勝、ホイスの息子クォンリーが一本勝ち=Bellator225

(C)Bellator

2019年8月24日、米国コネチカット州ブリッジポートにて、「Bellator 225: MITRIONE vs. KHARITONOV 2」が行われた。

メインイベントでは、2月にノーコンテストとなったマット・ミトリオン(米国)とセルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)が再戦。

前戦では1Rわずか15秒、ミトリオンの偶発的なローブローによりハリトーノフが試合続行不可能でノーコンテストとなっていたが、今回の試合では、ミトリオンのローを受けながらもハリトーノフは右フックで再三ミトリオンのマウスピースを飛ばすと、集中力が切れたミトリオンに右アッパー&ヒザ蹴りでダウン奪取。最後は鉄槌2発で2R TKO勝ちを決めた。

因縁の再戦を制したハリトーノフは、2つのNCを挟みながらも6連勝中で、2000年のプロデビューからPRIDE時代も経て、19年間でMMA戦績を29勝6敗2NCとした。

女子バンタム級では、前戦で元ボクシングWBCインターナショナル女子スーパーバンタム級&フェザー級王者のヘザー・ハーディーを1R TKOに下すなど3連勝中のテイラー・ターナー(米国)が、コロンビアのアレハンドラ・ララと対戦。

公開計量でビキニ姿にボディペインティングし、ブラジルのアマゾン火災への注視を訴えていたララが、ターナーをパウンドアウト。存在感を見せている。

また、プレリミナリーでは隻腕ニック・ニューウェル(米国)がコーリー・ブラウニング(米国)に1R 肩固めで一本勝ち、Bellator初陣を飾った。ヘンゾ・グレイシー門下生のアヴィヴ・ゴザリ(イスラエル)はエドゥアルド・ムラヴィスキー(ベラルーシ)をイマナリロールからのヒールフックを極め、11秒勝利で3連勝をマークしている。

◆Bellator225

▼ヘビー級 5分3R
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/264lb/119.74kg)
[2R 1分24秒 TKO]
×マット・ミトリオン(米国/258lb/117.02kg)

1R、サウスポー構えのミトリオンは軽いステップから左ローを当て、ボディストレレート、前蹴りと腹を打つ。オーソドックス構えのハリトーノフは得意のジャブから。そこにミトリオンは左を合わせに行き、押し込みアッパー狙いも。

ハリトーノフの左手を押さえ、右ジャブを突くミトリオン。左フックはかわしたハリトーノフが左を振り、右ボディストレレートを当てる。

金網に押し込むミトリオンの体を入れ替えるハリトーノフ。右ストレートにミトリオンのマウスピースが吐き出される。

2R、左ミドルを当てるミトリオン。ハリトーノフも右ローを返すとミトリオンもすぐにローを打ち返し。さらに左のテンカオを器用に腹に突く。ローに左を合わせるハリトーノフは右ボディも!

右ストレートを当てるハリトーノフは、ミトリオンの左に左フックをテンプルに当ててミトリオンのマウスピースを飛ばす。効かされたミトリオンの頭が下がったところに、ハリトーノフは器用にオープンフィンガーグローブをガードの間から右アッパーで突き上げてヒット! ミトリオンが崩れたところを左手で捕らえて頭を下げさせると左ヒザも! 後方にダウンしたミトリオンに最後は鉄槌2発で試合を決めた。

因縁の再戦を見事2R TKOで勝利したハリトーノフは、2つのNCを挟みながらも6連勝中で、2000年のプロデビューからPRIDE時代も経て、19年間でMMA29勝6敗2NCの戦績に。ミトリオンは13勝7敗1NCとなった。

▼ヘビー級 5分3R
○ヴィタリ・ミナコフ(ロシア/262lb/118.84kg)
[1R 1分45秒 TKO] ※右ストレート→左右パウンド
×ティム・ジョンソン(米国/265lb/120.20kg)

1R、早々にパワフルな投げで再三テイクダウンを奪うミナコフだが立つジョンソン。

右前蹴りをみぞおちに突き刺し、その戻し際にすぐに右ストレートを突いたミナコフ! 下がるジョンソンがケージに詰まるとさらに右ストレート! ジョンソンが糸の切れた吊り人形のようにヒザから崩れ、ミナコフが左右のパウンド。レフェリーが間に入った。

▼女子バンタム級 5分3R
○アレハンドラ・ララ(コロンビア/134lb/60.78kg)
[1R 3分44秒 TKO]
×テイラー・ターナー(米国/136lb/61.68kg)

コロンビアの旗を両手に緩やかに踊り花道を進むララ。ダンサーとのアナウンスがある。

ララのテイクダウンに立つターナー。四つから再び小外でテイクダウン奪うララにターナーはハーフガードも上体を離したララが中腰から強烈なパウンドで飛び込む! 下から左足をつかみ足関節から背中を見せたララのバックを狙うターナー。しかし、正対して首を抱えたララはバックに回させず。

またいでマウントを奪い、パウンドすると背中を向けたターナーのアゴを右手で掴んで顔を上げさせると左手で強いパウンド! なされるがままのターナーを見てレフェリーが間に入った。

Bellatorでは2勝2敗のララ。黒星は女子フライ級(-56.7kg)で王者のイリマ=レイ・マクファーレンに3R 腕十字で一本負け、Bellator4戦全勝のジュリアナ・ヴェラスケスにスプリット判定負けと、いずれも強豪相手のもの。今回の女子バンタム級がBellatorに定着するか。

試合後、ララはサークルケージのなかで見事な開脚を披露した。

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