▼ライト級 5分5R
〇ダスティン・ポイエー(米国)20勝8敗(UFC22勝7敗)
[2R 2分32秒 KO] ※右フック
×ブノワ・サン・デニ(フランス)13勝2敗(UFC5勝2敗)
ポイエーは、2022年にコナー・マクレガーを2度に渡ってKOすると、年末にはハビブ・ヌルマゴメドフが返上した王座をめぐりシャーウス・オリベイラと対戦。1Rにダウンを奪ったものの、リアネイキドチョークで一本負け。2023年7月には、元Bellator王者のマイケル・チャンドラーに対し、3Rチョークで一本勝ちで再起を遂げたが、2023年7月の前戦でジャスティン・ゲイジーと「BMFベルト」を賭けて対戦。ゲイジーの右ストレートからの右ハイをもらいKO負け。35歳。
サンデニは、フランス陸軍士官の父親と教員の母親との間に生まれ、父親の影響で8歳から16歳までフランスとドイツで柔道のトレーニングを積み、黒帯を取得した。18歳の時にフランス陸軍に入隊し、特殊作戦旅団隷下の第1海兵歩兵落下傘連隊に配属されると、主に西アフリカでテロ組織と戦いながら、マリ北部紛争にも従軍。2017年にブラジリアン柔術とキックボクシングを始め、2018年からMMAもトレーニング。「2年かけてUFCにたどり着く」と目標を定め、軍隊を辞めてプロファイターになった。
精鋭揃いのスペシャルフォースから、生活苦のMMAファイターへ。そしてプロ10戦目でのUFC入り。デビュー戦はウェルターでエリゼウ・ザレスキに判定負けでキャリア唯一の黒星を喫したが、ライト級で5連勝。ついに元王者との対戦に漕ぎつけた。28歳。
コールにブーイングのサンデニに対し、地元のポイエーには大歓声。
1R、ともにサウスポー構え。左カーフのポイエーにサンデニは左を振ってダブルレッグに。そこにギロチンチョークを合わせたポイエーに前転して上を取るサンデニ。
ポイエーの立ち上がりにスタンドバックについてヒザを突くサンデニ。右足をかけて左でパンチ。しかし前に落としたポイエーに左右を突いて組むサンデニ。そこにノーアームギロチンを合わせに行くポイエー。
ここも頭を抜くサンデニは、すぐに詰めて近い距離で戦う。シングルレッグのポイエーにキムラで回すサンデニ。金網に詰めて左ヒジのサンデニに、ポイエーは右を返す。しかし、回転上げて左右を突くサンデニが前に。頭を下げるとポイエーはギロチンチョーク!
ここもすぐに頭を抜いたサンデニはバックを奪い、4の字ロック、リアネイキドチョークを狙いつつ、起き上がりに腕十字、三角、オモプラッタ狙いもヒジを抜いているポイエー。
#UFC299 Official Result: Dustin Poirier (@DustinPoirier) defeats Benoît Saint Denis by KO at 2:32 in Round 2.
— UFC News (@UFCNews) March 10, 2024
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2R、ワンツーから右の蹴りに繋ぐサンデニにアッパーを合わせたポイエー! 頭が下がったサンデニにギロチンチョークでガードの中に入れるポイエー! しかし、ここも頭を抜いたサンデニがパウンドから背中を見せたポイエーのバックに回りリアネイキドチョークへ。ここで正対したポイエーは立ち上がり。
詰めるサンデニは金網際で左ヒジ、左ヒザ、アッパーも。しかし、ここを凌ぐポイエーは左アッパー! さらにサンデニの左ミドルに右ボディを突き、カウンターの右フック! ダウンしたサンデニにパウンドもすぐにレフェリーが間に入った。
試合後、ポイエーは「この試合を受けたのは危険な相手だから。以前エディ・アルバレスも受けたからね。コーナーからギロチンを止めろと言われたけど、やってやったぜ(笑)」と語った。
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20 - Charles Oliveira
18 - Jim Miller
16 - Donald Cerrone
15 - Dustin Poirier (@DustinPoirier)
15 - Matt Brown
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