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【K-1】皇治推薦・安藤優介は30kg差にも自信満々「僕がKOして勝つだけなので大丈夫」、秋山成勲推薦クォン・ジャンウォンはK-1 WORLD GP参戦へ意欲

2024/03/08 21:03
 2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』の追加対戦カード発表記者会見が、8日(金)都内にて行われた。  スーパー・ヘビー級3分3R延長1Rで、クォン・ジャンウォン(韓国/Cheonghak Muaythai Gym)と安藤優介(猛者連 team OGRE)の対戦が決定。  ジャンウォンは秋山成勲の推薦選手、安藤は皇治の推薦選手ということで会見には両者も出席した。  秋山は「皇治くんとはもともと知っている仲で食事も行かせていただきました。あえて対戦するってことで初めての感覚ですが、やるからにはクォンが勝てるようにサポートしてアドバイスしてセコンドにも就きたい。格闘技は大きい選手がやらないと面白くないと思っていて、自分もボブ(・サップ)やアーネスト(・ホースト)の試合が記憶にあり、もう一度大きい選手が戦う姿を見たい。皇治選手が相手を連れてきてくれて光栄に思っています。またいいものが見せられるのではないかと期待します」と、皇治とは旧知の仲だと言い、ヘビー級の試合を見せたいと挨拶。  皇治は「青木のリベンジです、完全に。秋山さんには飲みにも連れて行ってもらってそこで敗北しています。めちゃくちゃ酒が強いんです。死人が出る、くらい凄い。というわけで、皇治ファミリーは青木と僕が2敗しているので安藤にリベンジしてもらいたい。秋山さんの選手には、痩せろと。ダイエットはしろと。いい選手です。僕もしっかり見せてもらって、いい選手だし動けるのでテクニカルな選手です」と、皇治ファミリーはすでに秋山に2敗しているのでリベンジマッチだとテーマを打ち出した。  安藤は「僕は絶対にK-1に出ると思ったので、ようやく出られるスタートラインに立てた。あとは僕の強さを見せるだけ。田舎で埋もれている選手はいっぱいいてる。自分より重い選手に立ち向かう根性ある選手はいっぱいいてるので、そういう選手がいるのを証明出来たらと思います」と、地方在住選手の代表として強さをアピールしたいと意気込む。  それに対してzoomで参加したジャンウォンは「世界に向けて自分がどんな選手かを確実に見せていきたいです」と、これを機に世界へ進出したいとする。  韓国格闘技界の現状について聞かれた秋山は「韓国に関してはボブやチェ・ホンマンがいた時代は盛り上がっていました。韓国でも大会が行われ世界中が盛り上がった。その時期が終わり、格闘技に人々は触れなくなったのは事実。MMAが多くて皆UFC、ONEを目指して頑張っているのは事実です。人気としてはあるのはあるが目をする場所がなくなって、人気より認知がなくなってきたという感じです。自分は韓国にルーツがあるので、底上げの部分で力を貸したいと選手を推薦しました。これがどういうきっかけになるか分かりませんが、大きくなればいいと思いますし、面白いものをどんどん出さないと飽きられちゃうので自分の役割を全うしたいと思います」と、韓国格闘技界の底上げをするのが自分の使命だと話した。  カルロス菊田K-1プロデューサーからはK-1 KOREAのプロデューサーになって欲しいとのオファーがあったと言い、それについては「自分はONEと契約しているし、現役としてやっているので考えていかなくてはいけないと考えています」と、どうバランスをとるかを考えている最中だとの答え。  皇治も現役選手とNARIAGARIのプロデューサーを両立しているが、「ちょうど堀口くんと朝にその話をしていたんですよ。そこは難しいと思いますが、やりがいがありますよね。おじさんばかりに任せていられない。秋山さんにはなって欲しいですね。K-1とONEの架け橋になっていただきたい」と秋山にエールを送った。  安藤は30kgの体重差について「30kg差はないですがNARIAGARIも無差別で出ているので重い選手とはやっています。僕がKOして勝つだけなので大丈夫です」と自信満々。逆にジャンウォンは「今までも10~20kg差ある人と試合をしたことがあります。相手選手にはスピードで負けますがパワーで押し切って勝つことが出来ました」と、こちらも経験があるので問題なしとする。  互いの印象を聞かれると安藤は「動けるデブやな。蹴りはムエタイ選手なので凄いと思う。でも問題ない。KOでいけます」とやはり自信満々。ジャンウォンは「とても速くてパワーのある選手だと思う」とし、「動けるデブ」と言われたことに関して「試合でどれだけ動けるのかをもっと見せてやるよ」と返答した。  安藤は体重差がある相手とどう戦うべきかと聞かれた皇治は「試合を断るべきや」と笑ったが、「スピードと運動量で勝つしかない。しっかり動いてもらってね。相手は上手い選手なんですよ。だから面白い試合になると思う。スーパー・ヘビー級だけれどパワー対決よりもテクニック対決になると思う」と、動き回って勝てと指示を出した。  自信満々の根拠は何なのかと聞かれた安藤は「それは皇治CEOのNARIAGARIから来ているので、自信を持っています」と答えると、皇治はすかさず「俺たちは根拠のない自信がコンセプトですからね」と話した。それに秋山は「それは強味になりますね。ジャンウォンも根拠のない自信を持っています」と、根拠のない自信があるのは両方そうだと笑う。  韓国人選手をK-1に紹介するにあたり、なぜスーパー・ヘビー級の選手からにしたのかと聞かれた秋山は「大きい韓国の選手は少ない、限られていますが、そういう選手も少しでも世の中に広がれば、と思いました。世に出してあげたいからと、でっかい選手が戦う姿を見てみたいからですね」とその理由を話す。  今年は『K-1 WORLD GP』の世界予選が復活することで、そこに参加したいかと聞かれた両選手。安藤は「僕はクルーザー級で行きたい。今回は無差別ですが、クルーザー級のベルトを目指していきます」と本来の階級で勝負したいとしたが、ジャンウォンは「もちろん出て、世界に自分の名を広めたい」と出場に意欲を示していた。
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