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【Krush】NARIAGARIからの刺客をKrushに寝返った“問題児”心直が迎え撃つ「このバカをボコボコにしてKOよりももっとヤバいものを見せてやる」「皇治もけっこうバカだ」

2024/02/27 22:02
 2024年3月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.159』の対戦カード発表記者会見が、2月27日(火)都内にて行われた。  バンタム級3分3R延長1Rで、心直(REON Fighting Sports GYM)vs.矢島直弥(TSKjapan)という異色のカードが決定。  心直は“プロフェッショナルシスト”健太の愛弟子で、J-NETWORKフライ級新人王を獲得後、KNOCK OUT、REBELS、シュートボクシングに参戦。SBでは日本バンタム級1位になっている。2022年12月のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦では無敗のホープ乙津陸を判定に破り、王座に就いた。しかし、2023年3月の王者第一戦でMASA BRAVELYに判定負けを喫し、8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では乙津にリベンジを許した。9月にK-1初参戦も池田幸司にKO負け、11月のKrush初参戦では壬生狼一輝にKO負けを喫している。戦績は8勝(1KO)12敗2分。  矢島は元WPMF日本フライ級王者&元蹴拳フライ級王者だが、第1回『NARIAGARI』でBreakingDownのとしぞうにパンチのみのスタンディングバウトルールで敗れ、第2回ではK-1に出場した元太郎に判定負け。2023年12月の第3回大会で光希に勝利してNARIAGARIで初の勝利を収めると「来年3Rやらせてください。宮田さん、喧嘩を売らせてください」と宮田充Krushプロデューサーにアピールしていた。戦績は16勝(8KO)13敗2分。  会見で宮田Pは「SNS上で心直選手と矢島選手の小競り合いがあって。本来その辺は気に留めないがNARIAGARIの皇治CEOと別件でやり取りした時に、矢島選手はKrushに想いがあるのかなと聞いたところいつでもスタンバイ出来るとのことでした。実績もあるファイターなので、NARIAGARIの矢島選手として出場してくれるなら意味があるのかなと。昨年のK-1であったNARIAGARIとの対抗戦が軽量級であってもいいのかなと思って組みました」と、このカードの意図を説明。  矢島はインフルエンザで会見は欠席したが「Krushファンの皆さんこんばんは。皇治CEO推薦、NARIAGARIから来たヤージーです。今日は本当はお粥を蹴っ飛ばして乱闘でもしてやろうと思ってたんだけど、まさかのインフルになってこんな文面で煽る羽目になって残念。俺はKrushにずっと魅力を感じてた。武尊選手の後楽園や新宿FACEでの戦い、ライト級トーナメントの山本真弘vs.久保優太が目に焼き付いてる。間違いなくKrushは魅力ある団体だった。  けど今はどうなんだ? お子ちゃまの格闘技優等生ばっか。スポンサースポンサー言って何の恩返しも出来ず、どうせいつまで経ってもパパ・ママにケツ拭いてもらってる選手ばっかだろ。俺は20代で3000万以上の借金背負って起業して、本気で格闘技と向き合える環境を作った。お前らとは格闘技に向き合う覚悟が違う。3月30日は男としての強さを見せるよ。心直だけじゃねーよ、お子ちゃまエリート選手たち全員に宣戦布告する。病み上がりのヤージーより」と、Krush全体に喧嘩を売るような挑発的なコメントを寄せた。  しかし、これに対して今まで悪態をついて宮田Pと対立してきた心直は「昨年は全部の舞台で良くない行動をしてしまいました。記者会見でお粥を食べてしまったり、宮田Pに向かってぱんちゃんなんか見たくないよと言ってしまったり、最後は宮田Pにアツアツのおでんを食べさせると。僕がベルトを獲った時は、勢いを感じていたのは格闘技と真摯に向かい合っていました。昨年はどうだったかと言うと対戦相手を馬鹿にしたり、目立った発言が主になってしまって。今年は心を入れ替えて格闘技に真摯に打ち込もうと思っています。  対戦相手相手の矢島選手、ディファ有明で以前Krushバンタム級王座に挑戦した隼也ウィラサクレック選手とWPMFのフライ級タイトルマッチをやっていたんですね。そこで3分5R、アツい試合をしたのを僕は中坊ながら覚えていたので、今回こういう試合を組まれて本当に嬉しいし、ここで負けてしまったら僕の居場所はKrushにないと思っているので。矢島選手は覚悟って言っていますが、そういう意味では僕の方が覚悟は全然あるので。プロから逃げてNARIAGARIとかっていうよく分からない地下格闘技団体でやっているうちには俺には勝てないぞってのを見せてやります」としおらしく挨拶。  矢島の印象を聞かれると「皇治がCEOのNARIAGARIにいるのは知っていたけれど、試合は一切見たことがなくて。あと、SNSで『大阪に来いよ』とか言われたんですけれど、行くわけないだろと。何をバカなことを言ってるんだ、アイツはと。バカも休み休み言えって感じですね」と、数秒前のしおらしさと「心を入れ替える」発言はどこへやら、悪態をつき始める。  矢島の辛辣なコメントの感想は「別に蹴っ飛ばすとか言うなら訴訟を出して訴えるだけなので僕の勝ち。逆に来なくてよかったと思いました」とし、「蹴っ飛ばして勝ちます」と言い返す。  元々はSNSでの言い合いが発端となった試合。そのやり取りをどう思っていたのかと聞かれると「この試合は矢島選手が(3月の)K-1代々木大会をなんだかんだと言っていたので。僕からすれば願ったりかなったりじゃないですか、K-1のリングに上がれるというのは。それで宮田Pに第1試合で組んでくれないかと言ったんですが、K-1では組まれずKrushのリングで組まれたのは何か意味があるんじゃないかなと思っていて。もう一人、SNSで目の敵にしている鵜澤ってヤツがいるんですけれど、彼も5月大会くらいでチャチャッとやっつけちゃって2連勝して、今年下半期につなげていきたい」と、K-1代々木大会で試合が組まれると思って相手にしていたという。 「K-1で負けてKrushで負けて2連敗。去年は1年間で4連敗しているんですけれど、NARIAGARIの選手が来て僕がやるっていうのはK-1としてナメられちゃいけないと。僕はベルトを持っていたKNOCK OUTっていう団体にも今後も出て行きたいという意思表示をしているつもりなんですが、対戦相手選びが難航している。だから自分から試合を作っていかないといけないと思って。それでたまたまちょうどいいのがいたのでボコボコにして次は鵜澤。その次は誰なのかというところで楽しみにしてください」と、KNOCK OUTからの刺客だったはずがいつの間にかK-1ファイターになっている心直。  宮田Pが「ということはKrushの門番として、そういう立ち位置で今回戦うということ?」と聞くと、心直は「今大会に関しては僕はKrushファイターです。K-1が絶対負けちゃいけないんで。K-1ファイターは外敵に負けちゃいけない」と、勝手にKrushとK-1を背負うと宣言する。 「K-1グループをナメるな、Krushをナメるなくらいの意識があるの?」と聞かれると「もちろんです。なのでK-1ルールは不透明なところもけっこう多いし、スパーリングパートナーがムエタイ選手になってしまうので、ぜひ心直来いよと練習に来いよとそういう方を募集しています。K-1グループ総力を上げてコイツを潰しましょう!」と一致団結してNARIAGARIからの刺客を潰そうと呼びかける。  宮田Pが「Krushを守る戦いに打って出る?」と確認すると「勝たないと発言権はない。必ず勝つ。本当にそう思っています」と答え、“KNOCK OUTからの刺客”から“Krushファイター”に鞍替えしたようだ。  さらに「コイツ、ブレてるんですよ。K-1代々木しか俺は見てないとか言ってたくせに、じゃあKrushの試合を受けるなよ、バーカ!」と悪態をつく。宮田Pに「結局、今年変わってないじゃん」と突っ込まれると「悪口になっていました?」ととぼける心直。  宮田Pが「会見直前に皇治CEOに、矢島選手がインフルで会見に出られないのでコメントをもらって発表すると伝えたところ、皇治くんは熱がある時は熱を測らないらしいんですよね。熱があると分かって病院に行ったらインフルエンザと診断されるから、病院には行かないと。だから行った時点で今日は心直くんの勝ちかなと言っていました」と、独特な皇治の考え方を説明すると、心直は「皇治もけっこうバカだ。病院行ったら2日で治るんだ、インフルエンザは。病院行けよ」と皇治にも悪態をつく。  収拾がつかなくなったところで宮田Pは「いつもと違うノリのカードなので、間違いなく激しい試合になると思うので楽しんでください」とまとめようとすると、心直は「去年はいろいろすいませんでした。今年はまずこのバカをボコボコにしてぶち殺して、KOよりももっとヤバいものを見せてやろうと思っている。ムエタイの選手らしいので血が出ることは恐れないと思うが、血だらけにして腕の骨を折ってやろうって感じなので蹴っ飛ばしてKOします」と最後はやはりビッグマウスで締めくくった。
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