Bellator以外の海外団体とも積極的に交流を行っていく予定を話す榊原CEO
2024年2月24日(土)佐賀・SAGAアリーナにて開催された『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが大会総括を行った。
その中で榊原CEOは“世界との交流”について触れた。第7試合で白川陸斗(JAPAN TOP TEAM)を2R5分ちょうど、リアネイキドチョークで仕留めた矢地祐介(フリー)のことで「矢地選手は外国勢との戦いを本人も望んでいることも含めて、矢地選手なんかが海外の団体で積極的に戦う機会を交渉して作っていけたらいいかなというふうに感じた次第です」と、矢地を海外の団体へ送り込みたいとする。
【写真】矢地がRIZINの先鋒として海外団体に乗り込むことになりそうだ
「今年RIZINとすると海外のプロモーションとの競業というのが、Bellator、PFL、KSW、ベアナックルファイト(BKFC)をはじめあらゆる団体との接点をですね、RIZINとしてフェデレーション構想のひとつの在り方として選手の交流をしていきたいという中で考えています」と、海外の各団体と選手が行き来する交流を考えていると明かす。
「2月の頭にアメリカに行って、ダナ(UFC代表)に会うこともひとつその中の大きなテーマだったんですけれど、PFLとBellatorの新体制に関する今年どうやって向き合っていくのかっていう打ち合わせと、あとはベアナックルファイトからも盛んに去年の秋くらいからラブコールがあったりお互いコミュニケーションをとったりしているところもあって。彼ら(ベアナックルファイト)は年間40試合もやるんですよ。
【写真】RIZINでお馴染みのジョン・ドッドソン(左)はBKFCの王者でもある
こちら側にいると分からないアメリカの中での格闘技界の地殻変動がけっこう起きていて。それを感じるためにもいろいろな関係者と会って話をしてきたんですけれども、いろいろなアクションを起こせると感じていて。これも近々、皆さんにも正式にこういう形でっていうアクションを(発表する)。僕らからすると積極的に世界のプロモーションとアライアンスを組んだり、Bellatorとだけやるのではなく進めたいと思っていますので、そこはぜひ期待してもらいたい」と、Bellator以外との海外団体との本格的な交流が始まることを予告した。
また、国内においても「RIZINとしては積極的に地方の都市、これだけ素晴らしいアリーナがB.LEAGUEの活性化と共に誕生してきているし、これからも東京のお台場にも出来るし、神戸にも来年できるし、愛知県体育館もリニューアルして、25年・26年に向けていくつものアリーナが出てくるんですね。千葉にも出来ると聞いています。そういうアリーナの機構を活かす形で積極的に地方進出をしていきたい。
毎回東京でやって見に来てくださいスタイルではなくて、地域の活性化にもなるだろうし、その地域の格闘技の底上げにもなるだろうから、これは沖縄アリーナの時にも感じたことですが(今後は)積極的に。スポーツツーリズムにつながるような形も、ぜひ全国にRIZINの開催と共にファンが移動してくれたらいいなと。そのチャレンジはしたいと思います」と、機能的なアリーナがあればどんどん地方にも進出して行きたいと語った。