タツローは最高だよ、UFCで勝ち上がって行くのを見たい
──なるほど。ところでさきほどメキシコ大会に向けて、ファイトキャンプはデンバーで行ったとのことでしたが、ファクトリーX・ムエタイを拠点に、かつてともに練習した平良達郎選手もデンバーに行ったようです。今回は会っていないですか?
「今回は俺がメキシコに出発する1日前に、タツローが来たから一緒にトレーニングはできていないけど、彼とは前回トレーニングしたよ。柔術ジムのロゴスでも一緒にトレーニングをたまにしている」
──ランキング入りしたばかりですが、トップランカーから見て、平良達郎選手はどこまで有望に感じていますか。
「いや、彼は最高だよ。UFCでも登り詰めてほしいし、勝ち上がって行くのを見たい。一緒に過ごす事がとても光栄だと思える選手さ。本当に優しくて一緒に過ごせるのは嬉しいし、クロストレーニングできるのがいい。彼が最初にコロラドに来た時に、声をかけて『俺の柔術ジムに必ず来るようにね』って言ったんだ。だから彼がほんとうに来てくれることは嬉しいよ」
──もう1人の日本人選手についても聞かせてください。堀口恭司選手がUFCにカムバックしたいと言っていますが、そのことのついてどう感じますか。
「そうだな……ホリグチはアメイジングだから、もしカムバックできたら最高だよね」
(C)broyval
──ロイバル選手は、日本のMMAについてもフォローしているのですか。
「そうさ! 俺ね、シンヤ・アオキが子供の頃から大好きだったんだよ。あとタケルも好きだよ。シンヤ・アオキは俺が今まで一番好きなファイター。タケルもそのうちの一人さ。そして、ボクシングのナオヤ・イノウエも大好きなんだ! 日本は……日本は本当に俺すごく好きなカルチャーとかもあって、一番好きかもしれない。もし今年少し時間がとれるときがあるなら、絶対、日本に行きたい。大好きなところ、まだ行ったことないけど、一番行きたいと夢見ている場所。だから今年のどこかで日本に行ってシンプルにエンジョイできるといいな!」
──青木真也選手と武尊選手、そして井上尚弥選手とは……グラップラーとキックボクサーとボクサー、日本最高峰の選手たちをフォローしているなんて、ほんとうに日本格闘技のファンなんですね。そんな日本のファンへ、ロイバル選手からメッセージをお願いします。
「まず、日本のファイター達の大ファンだと伝えたい。君たちの国には世界中でもベストな選手が揃っているよ。MMAのカルチャーのバックグラウンドになっている柔術や柔道は、自分が一番好きな格闘技でもある。それを世界に発展させてくれたことに感謝している。K-1とあの……ストライフォースじゃくて、そうPRIDE! 俺が格園技の中で一番大好きな時代だ。だから君たちには格闘技にこれだけ貢献してくれたことに本当に感謝しているし、アオキやタケル、イノウエ、タツローたちを生んだ日本は、いまでの格闘技として世界でもベストな国の一つだと思っているよ。そんな国の格闘技ファンたちにも、今週末のUFCでの僕の試合をぜひ、U-NEXTで見てほしい!」