ONE Friday Fights 532024年2月23日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTでLIVE配信
▼第2試合 142ポンド契約 ムエタイ 3分3R×笠原弘希(シーザージム/シュートボクシング日本ライト級王者)判定0-3○ワラポン・ソー.デッチャパン(タイ)
笠原は2022年4月にSB史上初の三階級制覇を達成しているSB次期エース候補。昨年はムエタイ強豪との連戦が続き、2月にRWSライト級リーグ戦2連覇のラムナムムーンレック・ティーデットを撃破、4月にはSBで初導入されたオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチに挑戦し、ONEで3戦している元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者ランボーとバチバチの打ち合いの末に投げでシュートポイントを奪って快勝、11月にはONEで連勝中のスーパーボールを1RでKOと“無双”の強さを見せてきた。
前回倒したスーパーボールは、現ONEムエタイ世界フライ級王者ロッタンの対戦相手候補として挙がっていたが、笠原がKOしたことが評価され今回のONEルンピニー参戦へとつながったという。笠原のセコンドには緒形健一、RENAが就く。
対戦相手には、95戦79勝12敗4分の戦績を誇る21歳のワラポンが用意された。
1R、ワラポンはサウスポー。笠原はじりじりと前へ出て圧をかける。ワラポンはジャブを突き左インローを蹴る。笠原が左ボディから左ヒザ、ワラポンは首相撲に持ち込み笠原も対抗するがヒジを打ち込む。前に出る笠原が右ボディから左ボディ、ワラポンは左ミドルハイを蹴っていく。
2R、笠原は左のカーフを連打。ワラポンは左ミドルハイを蹴ってジャブを突く。笠原はワラポンをコーナーへ詰めるとボディから左右の連打をクリアす。ワラポンも負けじと前へ出てきて首相撲からのヒジ。離れると右ボディフック。どんどん前へ出る笠原が左ボディも、ワラポンは首相撲に持ち込んでヒジを狙いつつ離れ際に左右ボディを叩く。笠原がブロックを固めるとワラポンが左ストレートでそれを貫き、組み付いてのヒジ。組んでヒザ、ヒジに持ち込むワラポン。
3R、ワラポンが左ミドルハイから縦ヒジを繰り出す。笠原も負けじとヒジを打ち返し、至近距離でヒジの打ち合いとなる。左ボディストレートから左ミドルハイを繰り出すワラポンに、笠原は三日月蹴りを刺す。さらにボディを打つと下がるワラポンだが、首相撲に持ち込むとヒジ。笠原の左ボディからのヒザに下がるワラポンだがヒジを振るって前へ出てくる。ならばと笠原は左カーフを蹴っていく。ワラポンは左ミドルで応戦。前へ出る笠原だが左ミドルを蹴られ続ける。前蹴りから左ボディを打って行った笠原だが時間切れ。笠原は首をひねった。
判定が出る前からうなだれる笠原。判定はその通り、3-0でワラポンの勝利となった。
[nextpage]
▼第1試合 122ポンド契約 ムエタイ 3分3R×平井将歳(BRAVELY GYM)判定0-3○BM・フェアテックス(タイ)
平井はMASA BRAVELYのリングネームで九州を中心に活躍、M-1世界バンタム級王座、WPMFインターナショナル・スーパーフライ級王座、スックワンキントーン・スーパーフライ級王座、M-1 JAPANバンタム級王座、WMC日本スーパーフライ級王座と5本ものベルトを獲得している。
2023年3月に『KNOCK OUT』に初参戦すると当時KNOCK OUT王者だった心直を判定に破った。6月の2度目の参戦では乙津陸にKOで敗れている。12月にはホームリングの『KODO』にてONEに出場したムァンコーンに2RでKO勝ち。戦績は22勝11敗。
BMは25勝11敗の20歳。2023年12月にONE Friday Fightsに初参戦し、ペットナムコンにKO負けを喫している。
1R、両者サウスポー。平井が左ミドルで先手を取るが、BMはすかさず左ローを返す。平井の左ローには左フックをヒットさせる。前に出る平井を左ストレート、左ヒジで迎え撃つBM。退かずに前へ出る平井は左ボディストレートからの右フック。蹴り足をキャッチしてのパンチも繰り出す。BMにロープを背負わせると強烈な左ボディストレートを2発打ち、左ストレートを顔面へ。距離を詰められるBMは首相撲に持ち込む。
2R、前に出てワンツーを打ちに来るBMを平井もパンチで迎え撃つが、BMのワンツー、左ヒジがヒットする。平井もヒジで応戦。ワンツーとヒジの打ち合いとなり、BMのミドルには平井が左右フックを返す。BMは組み付くと平井を押し倒していく。左ローを連発するBMに平井はフックを打っていくが、距離が遠い。しつこく左ローを蹴るBM。平井は右を伸ばしてからの左ヒジをヒットさせる。平井の左ローにはBMが組んでのヒザ、そして崩し倒す。
3R、BMは下がりながら距離を作り、左ロー、左ミドル、平井が入り込むと組んで押し倒す。そして仕切り直しになるとまた左ロー。左の顔面前蹴りを2発連続でヒットさせるBM。平井は組んでくるBMにヒジで対抗するが、組み倒されてしまう。左ミドルで距離をとるBMへ左ストレートを伸ばす平井。前へ出ていく平井に対し、BMはすでにポイントは取ったと判断したか、攻撃を出さずに組み付く。平井は左ストレートをヒットさせるが、BMは飛びヒザを放って組み付く。
守りに入ったBMを崩せず、平井は判定3-0で敗れた。
[nextpage]
▼第13試合 フライ級 ムエタイ 3分3R×ペットスクンビット・ボイ・バンナー(タイ)判定0-3○コンスック・フェアテックス(タイ)
▼第12試合 キャッチウェイト (130 LBS) ムエタイ 3分3R×デンクリアンクライ・シンハ・マウイン(タイ)判定0-3○モンコルゲーウ・ソー・ソンマイ(タイ)
▼第11試合 ストロー級 ムエタイ 3分3Rチャーリー・シンハ・マウイン(タイ)ブラジル・エックムアンノン(タイ)
▼第10試合 キャッチウェイト (120.4 LBS) ムエタイ 3分3R○サンデー・ブーンデクシアン(タイ)KO 2R 0分59秒×ペッチャイナート・シッカムナネン(タイ)
▼第9試合 ストロー級 ムエタイ 3分3R×ガンチャイ・ジットムアンノン(タイ)判定1-2○パヤッキリー・ミサカワン(タイ)
▼第8試合 アトム級 ムエタイ 3分3R○マヘースアン・エックムアンノン(タイ)TKO 3R 2分30秒×ペット・フェアテックス(タイ)
▼第7試合 ストロー級 キックボクシング 3分3R×マジッド・カリミ(イラン)KO 2R 2分30秒○フオ・シャオロン(中国)
▼第6試合 キャッチウェイト (138 LBS) ムエタイ 3分3R×ブアキャオ・ポー・パオイン(タイ)KO 1R 0分59秒○デニス・デミルカプ(トルコ/モロッコ)
▼第5試合 フライ級 ムエタイ 3分3R○サミンダン・ルクスアン(タイ)判定3-0×セクサン・フェアテックス(タイ)