2024年2月23日(金・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 53』の第2試合で、ウォラポン・ソー.デチャパン(タイ)と対戦するSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
SBでオープンフィンガーグローブ(以下、OFG)マッチを続け、昨年11月に『ONE Friday Fights』で3連勝しているスーパーボール・ティーデ99をKOし、ルンピニースタジアムに乗り込んでONE初参戦を果たす。
ONEの選手はガツガツ前に出てくるので倒すチャンスもあるし、やりやすい
――ONE Friday Fights初参戦となります。最初にオファーを受けた時の心境はいかがでしたか。
「前回スーパーボール選手と対戦した時、この試合に勝ったらONEからオファーがあるかもしれないと聞いていたので、正式に話があった時にはうれしかったですね」
――それまでONEの試合は見ていましたか?
「全部の大会は見ていませんでしたが、ナンバーシリーズや日本人選手が出る大会はチェックしていました」
――笠原選手はOFGの試合が続いていますが、OFGの戦いには慣れてきましたか?
「OFGの経験はあるのですが、OFGのヒジありは経験していないので、今回は未知な部分があります。ただOFGの打撃には自信がありますね」
――どういった部分に自信を持っているのですか?
「前回の試合でOFGで倒せるコツを掴んだというか。練習でやっていたことが試合で活きて、試合でその感覚を覚えましたね。最初はOFGに慣れるのに時間がかかった方だと思いますが、慣れたら慣れたでOFGが合うなと思っています」
――笠原選手はボクシンググローブ・OFG、ヒジあり・なし、あらゆる立ち技のルールに挑戦したいタイプですか?
「OFGが始まる時に会長から『これはお前がやれ』と言われて、二つ返事で『やります!』と答えたんです。会長から指名されるということはOFGをできるのは僕しかいないと言われている気がして嬉しかったです」
――対戦相手のウォラポン・ソー.デチャパンにはどんな印象を持っていますか?
「サウスポーで上手いですし、非常にパワーがある選手だなと思いました」
――攻略するイメージは出来ていますか?
「前回U-NEXTさんでONE Friday Fightsを解説させてもらった時に、ONEの選手はみんなボーナスを狙ってガツガツいくじゃないですか。ムエタイのサウスポーと言うと、距離を取って上手く戦うイメージがあるかもしれませんが、ONEの選手はガツガツ前に出てくるので、僕としては倒すチャンスもあるし、やりやすいですね。ONEのムエタイはタイ人でもミドルを一発の蹴らずにパンチとヒジだけで来る選手もいるくらいなので激しい戦いになると思います」
――2月の後楽園大会もそうでしたが、今SBは世界から選手が出るようになっていて、VS世界が大きなテーマになっています。今回笠原選手は海外に出ていく立場ですが、SBの強さを世界にアピールしたいという想いはありますか?
「僕は国内外・ル―ル・舞台問わず、チャンスがあればどんどん出ていきたいですし、僕は立ち技では日本人が強いと思っているので、僕たち全員で自分たちの強さ、SBの強さを世界に見せていきたいです」
今大会は21:30よりU-NEXTにてLIVE配信される。