スクランブル参戦ながらも「一本を取る自信がある」と話した大島(C)RIZIN FF
2024年2月24日(土)佐賀・SAGAアリーナ『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』に出場する全選手の個別インタビューが22日(木)福岡市内にて行われた。
第6試合のRIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3Rでクレア・ロペス(フランス/Great Britain Top Team)と対戦する大島沙緒里(AACC)が出席、インタビューに答えた。
今大会で2022年9月のパク・シウ戦以来、約1年5カ月ぶりの復帰戦を行うことが決まっていた浜崎朱加(AACC)だが、練習中に左尺骨骨幹部骨折を負い全治5カ月のため欠場。代わって浜崎と同門のDEEPミクロ級王者・大島がスクランブル参戦し、ロペスと対戦することになった。
1Rから面白い勝負が見られると思う
「試合が決まってから短かったので、1日1日大切にして詰めてやって来たのでいよいよだなって気持ちです」
――急遽試合が決まった感想は?
「正直、代わりで出る時に浜崎さんって周りのファンの方が多くて。凄い身近な人も虜にするくらい魅力ある人でたくさんの人が復帰戦を待っていたのは分かっていたので、私が代わりに出たら落ち込んじゃうのかなと思っていたんですが、頑張ってとの声をたくさん見れたので、代わりにはなれないですが私にしか出来ない試合をやろうと思います」
――いつでも試合が出来る状態にしていた?
「私は試合前に詰め込むタイプで。子供(育児)とか旦那も(柔道を)やっているので試合前の練習は試合が決まってからしか出来ないんですが、今回は試合があるかもしれないって形で苦手を練習していた部分があったので、ゼロからではなかったので大丈夫でした」
――クレア・ロペスの印象は?
「今まで戦ってきた相手の中ではスタートが早い選手はいなかったので、私と似ている部分があって、1Rから面白い勝負が見られると思います。打撃もガッツ溢れるスタイルだし、なおかつ寝技で取る試合も見てきたので全部が出来る選手だと思っています」
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――対戦したことがあるRENA選手、今回対戦する予定だった浜崎選手から対策のアドバイスは?
「RENAさんはタイへ行っていて、朱加さんも怪我していたので直接はアドバイスはもらってないですが、AACCで対策を練ってアドバイスしてもらいました」
――どんな試合のイメージを?
「正直分からない部分もありますが、最初から私も全力でぶつかって行こうと思います。最後は気持ち勝負だと思うのでそこに関しては負けない。お互いママファイターなので、負けないぞって気持ちです」
――幅広い体重で試合をしている大島選手だが、外国人は同じ体重でも日本人とはフィジカルの差がある。そこをどう考えている?
「韓国人選手とは対戦したことがあるんですが、欧米の選手は初めてなのでどれくらいフィジカルが強いのかは分かりません。でも、RIZINで対戦した山本美憂選手もフィジカルが強かったですし、私もフィジカルトレーニングは積んできているので、フィジカルで来てもスピードとかでまかなえる部分はあります」
――体格差がある試合は慣れている?
「RIZINに出る以上は体格差のことは考えません。スピード、技術だったりで対抗できますし、私もフィジカルで負ける気持ちもないです」
――課題である打撃の方は?
「ロペス選手の試合を見てそれなりの対策もしてきましたし、打撃は練習してきました」
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――寝技の実力を自分と比較すると?
「私の方が上だと思います。(一本を)取る自信あります。気持ちはずっと作って来てやっているので。たくさん練習をやってきたので、期間は短かったかもしれないけれど、そのぶん自信はあります」
――今日はテンションが高めに見えるが?
「飛行機が遅れてギリギリだったんですよ。慌ててここに来たらニコニコでした(笑)。緊張はしています」
――髪を部分的に金髪に染めているのは気合いの現れ?
「全体を染めると髪が痛むので(笑)。寝技をした時にぱっと金髪が見えるくらいで。髪質は痛めたくないです」
――お子さんも試合を応援に来る?
「私の試合の次の日に旦那も大阪で試合で、子供は2週間旦那の実家に預けています。だから子供がいない状態で練習をしてきました」
――寂しさや不安はなかった?
「でも子供を出産してから切り替えが出来るようになったんです。ここは子育ての時間、練習をやる時はやるって。預けてからは切り替えて、電話はしましたが試合に集中して練習することが出来ました」