2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』で行われる、「K-1 WORLD MAX 2024 開幕戦」(70kg世界トーナメント)の追加選手2名が発表された。
16名により2大会で争われる今回のトーナメントは2月8日に12名が発表され、あらたに参戦が決まったのは、“ムエタイの死神”と恐れられるタナンチャイ・シッソンピーノン(タイ/Sitsongpeenong Muay Thai Camp)と、元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者の中島玲(日本/フリー)の2選手。
22歳のタナンチャイは、この階級の次世代エースとみられており世界トップクラスの実力を持つ。185cmの長身から繰り出される正確な蹴り技、パワフルなパンチで“死神”とも呼ばれている。
RWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)世界スーパーウェルター級トーナメントで優勝した経験があり、昨年12月のRWSではマーウェン・ハウィリをロープに釘付けにしてパンチを連打し、立ったまま失神KOに追い込み“死神”の恐怖を与えた。
【写真】昨年12月のRWSにて危険なKO勝ちをして話題となったタナンチャイ(C)RWS WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王座、WBCムエタイ世界ウェルター級王座の2階級を制覇、オムノーイスタジアム認定ウェルター級王座、タイ国プロムエタイ協会ウェルター級王座とタイトル獲得歴も豊富。
また、シュートボクシングの海人を判定で下した元ONE世界王者ペットモラコットから勝利を収めたことも有名で、今回のMAXで優勝すればさらにその名を広めることとなりそうだ。RWSのエース的存在が、K-1に殴り込みを果たす。
タナンチャイは「3月20日に日本で試合をすることになりました。K-1のような大きな舞台に立てることをとても光栄に思っています。K-1はブアカーオ選手やゲーオ選手といったスーパースターを輩出した夢のリングです。興奮と緊張を感じていますが、ベストを尽くしたいと思います。応援よろしくお願いします」とのメッセージを寄せている。
K-1でレジェンドとなったブアカーオやゲーオに続くスター選手になるのか。タナンチャイの台頭に期待がかかる。