MMAの練習に励む安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が、自身のSNSにて苦悩を吐露した。
2月10日に足首を捻って負傷し、「最低でも1カ月は格闘技休養」と伝えていた安保だが、19日には新たに「足治ってきてようやく練習再開できると思ってMMAの練習したら次は受け身失敗して肋(あばら)折れたわ。こんな事ほんまは書きたくないんやけど俺才能ないんかなって思ってきた。やる気はあってもすぐ怪我して動けんくなってしまっての繰り返しで結構メンタルきてます」と、怪我の連続で練習が出来ない状況だとファンに報告。才能がないのかと弱気になっているという。
この投稿にはファンのみならず、平本蓮が「それは厳しいな…」、ヒロヤが「スパーの量減らした方が良いと思う! 前も言ったけど、瑠輝也は自信持って練習する事が大事やで」と反応した。
その直後には「パラエストラ柏の10代や20代前半の選手達に漬けられて何もできない現状。組みの練習をすればするほど立ち技の精度やキレは減少していく感覚。これがめちゃくちゃ嫌で結果俺は強くなってるのか弱くなってるのかわからんくなる時がある。基本なんでもポジティブ思考で何クソ根性でここまでやってきたけど、今人生で一番の挫折をしてるかもしれない」と、寝技に苦しみ、立ち技の実力が衰えていく感覚に思い悩んでいると告白。
「俺には強さというプライドがあるけど寝たら弱い。その事実が悔しい。覚悟を決めた上で本当に俺はこの年齢からMMAでトップ選手になれるんか? とか。結構頭によぎる。こんなしんどい事どうせやるなら自分が一番にならんと意味ないから」と、自分が信じられなくなっているようだ。
「自分の存在意義を示す為にゴロゴロしてつまらんって言ったけど今はまじで全MMAファイターにリスペクトを送ります」と、MMAの難しさを改めて知ったという。
この安保の素直な気持ちの投稿には200を超えるコメントが付き、選手やファンも励ましの言葉をかけた。結果、「弱気な俺は今日に置いていく。激励コメント嬉しかった。ありがとう!」と、背中を押されて立ち直ることが出来たようだ。
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』にて、MMAデビュー戦で久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)に1R4分28秒リアネイキドチョークで敗れた安保。MMA歴20日間で臨んだ試合で、それからまだ2カ月しか経っていない。この時期を乗り越えることで新たな自信が生まれて来るのではないだろうか。