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インタビュー

【K-1 KRUSH】無敗・金子晃大「僕が良い形で倒して勝てば自然と盛り上がる」、林勇汰「ここで勝ったらかなり大きい」

2019/08/22 20:08
2019年8月31日(土)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.104』の第6試合、スーパー・バンタム級3分3R・延長1Rで対戦する金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と林勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)のインタビューが主催者を通じて届いた。  金子はプロ8戦無敗(4KO)で、6戦目にして軍司泰斗を破り第3代K-1 KRUSH FIGHTバンタム級王座に就いた。同年10月には初防衛に成功して王座を返上、スーパーバンタム級に転向して今年3月に玖村修平から勝利を収めたが、大激闘の代償として右手を骨折。今回が再起戦となる。  林は5勝(1KO)4敗1分1無効試合の戦績だが、パンチを主体とするアグレッシブなファイトスタイルで常に会場を沸かせる。6月30日に開催された「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」のリザーブファイトでは小倉尚也を左フックで2度ダウンさせて初回KO勝ちを収めた。  金子は怪我でトーナメントに出られず、林はリザーブファイトで勝利するも本戦繰り上げ出場のチャンスは巡って来ず。「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」“番外編”の一戦となる。 金子晃大「自分が納得できる試合をすることが大事かな」 ──3月「K'FESTA.2」の玖村修平戦は2Rにダウンを奪われて、延長判定で勝つという苦しい展開でした。あの試合を振り返っていただけますか? 「いやぁ~あれはちょっとヤバかったっすね。自分的にはやらかした試合というか。途中まで全然余裕だったし、会場も大きかったから早く倒して終わらせようと思ったんですよ。そしたらバックブローをもらっちゃいました」 ――実際にダメージはどうだったのですか? 「結構ありましたよ。でも身体は何とか動いてくれたって感じです。あれから挽回できたのは…なんでだろう? ちゃんと走り込みしているからですかね。何とかなったっす(笑)」 ――玖村選手からは勝利を収めたものの、右拳で怪我で6月K-1両国大会のスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントを欠場することになりました。 「悔しさはあったっすけど、それもしょうがないかなって。気持ちを切り替えて練習してました」 ──どんなことを意識して練習してきましたか? 「右手が使えない分、左手でずっと練習してて、スパーリングも左だけでやったり。あとはディフェンスの練習も重点的にやりました。だからこの期間の左とディフェンスが良くなってます」 ──大宮司進トレーナー、皇治選手、KANA選手と一緒にアメリカにも練習に行ったそうですね。 「はい、大宮司さんに誘われて。1回も海外に行ったことなかったんで、行ってみたら良い経験になるかなと思って行きました。向こうではむちゃくちゃ走り込みして、基礎的なことなんですけど走るの大事だなって思いました。練習そのものは日本でも出来るようなことだったんですけど、アメリカは練習しかやることがなかったんで意識も変わりました」 ――6月のトーナメントはご覧になっていると思いますが、率直にどんな感想を持ちましたか? 「自分が出てたら…とは思わなくて、客観的に普通に一つの大会として見てました。KOが多くて『おーーー!!』と思ったし、優勝した武居由樹選手と準優勝の玖村将史選手は強いなって思いました」 ――自分も早くそこに割って入りたいという気持ちは生まれましたか? 「早くやりたいっていうのはあんまりなくて、やる時期が来たらって感じです。僕が自然に勝ち続けていけば、そうなると思うし。やるからには一番を目指さないといけないんで、そういう意味でいずれはやりたいっすね」 ――今大会では復帰戦として林勇汰選手と対戦が決まりました。林選手の印象はいかがですか? 「この前の試合見たんですけど、けっこうガンガン来るタイプだなと思って。自分と噛み合って良い試合になると思います」 ──トーナメントも大きな盛り上がりを見せましたが、自分も後楽園のお客さんを沸かせたいですか? 「まあそうっすね。ただ僕的には自分が納得できる試合をすることが一番、というのが正直なところというか。3月の試合も会場は盛り上がっていたって聞くんですけど、自分では全然納得いってないんですよ。だからお客さんは盛り上げるけど、それよりも自分が納得できる試合をすることが大事かなって。僕が良い形で倒して勝てば自然と盛り上がると思うんで、今はそこっすね」 ──それでは金子選手の復帰戦を楽しみにしているファンの皆さんに向けて最後にメッセージをいただけますか? 「8月の復帰戦、しっかり強くなったところを見せるんで皆さん応援お願いします」 林 勇汰「パンチで打ち合ってくれたら面白い試合になると思います」 ──6月のK-1両国大会ではスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントのリザーブファイトで見事なKO勝利を収めました。あの試合を振り返っていただけますか? 「あとで動画で見た感じでも、練習していた通りに頭を振ってパンチを合わして…が出来ていて良い感じやったと思います。フンファー会長から『頭を振ってパンチを合わせて』と教わっていたことが全部出たんで良かったです」 ──対策・練習がハマったんですね。 「はい。会長からはファイトスタイルそのものを変えろと言われていて、例えば自分はミットでは強いパンチを打てるのにスパーリングになったら当たらないとか、そういうことが多かったんです。だから距離感とか今までとは違うことも意識して練習を続けてきました。あとは2月に佐々木選手に負けたのが悔しくて練習を頑張ったんで(苦笑)、それが良かったんだと思います」 ──佐々木選手に負けたことはかなり悔しかったのですか? 「そうですね。あの時は試合が終わった時に『もっとああしておけばよかった』と思うことがあって、めっちゃ悔しかったんですよ。だから前回は練習もみっちりやりたいことをやって、減量も前もって体重を落として、ウォーミングアップでもびっしょり汗をかくくらいやって、完全に身体が動く状態にしてリングに上がりました」 ──そして今大会では金子選手と対戦が決まりました。オファーを受けた時の心境はいかがでしたか? 「LINEで『次の相手は金子選手だけどどうする?』と言われて、すぐ『やりたいです』と答えました。僕は金子選手が武居由樹選手の次に強いと思っていて、スタイル的にも結構パンチで来てくれるから噛み合うと思います。ここで勝ったらかなり大きいですよね。毎回絶対勝とうと思ってますけど、今回は特にそう思います」 ──先ほどはファイトスタイルそのものも変える意識で練習しているという言葉もありました。自分が持っているものを出せればトップ選手たちにも勝って行けるという手応えはありますか? 「そうですね。6月に倒して勝てたのが自信になって、今は良いイメージが沸いてきています。今回は相手が金子選手なんで、ここで金子選手に勝てばトップ戦線に食い込んでいけると思います」 ──それでは最後にファンのみなさんに向けてメッセージをいただけますか? 「金子選手は打ち合ってくれると思うんで、パンチで打ち合ってくれたら面白い試合になると思います。応援お願いします!」
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