2024年2月18日(日)東京・プリズムホール『BreakingDown 11』の前日公開計量が、17日(土)都内にて15:00より行われた。
第28試合のライト級(-69kg)で対戦するYURAは68.9kg、西谷大成は69.0kgで計量をパス。
続いての会見でYURAは「明日はほぼメインマッチなので、メインにふさわしい試合をしようと思っています」と意気込み(第29試合のメインイベントはバンタム級トーナメント決勝戦)。
西谷は「BreakingDownもね、プロのキックボクサーが増えてきて。BreakingDownルールってキックボクシングの試合じゃないですか。僕はMMAって競技をやらせてもらっているんですけれど、プロキックボクサーがキックボクシングの試合で勝つって当たり前だと思っているんですよ。なので今回ほぼメインってことなので、僕も今BreakingDownに出て5連勝していますけれど、BreakingDown引退を賭けて戦ってもいいと思っています。ねえ、YURAくん。もう相手いないでしょう。これ以上弱いヤツ倒しても意味がないと思うので、負けた方は引退を懸けて僕はやります」と、負けた方がBreakingDownから去るという条件でやろうと言い放つ。
これにYURAも「OKです」と受けて立った。
相手がいないというからには勝っても負けてもこれがBreakingDownでラストマッチなのかと問われた西谷は「勝ったら出させてくださいよ、さすがに(笑)。僕の願望としてはBreakingDownからプロキックボクサーと空手家を排除したいというのがあって。だってルールがそういうルールなので、普通の人がやっても勝てるわけがないんですよ、普通に考えて。そういう選手をMMAの僕が倒していこうかなと思っています」と、プロキックボクサーと空手家を排除していくのが目的だと明かした。
会見後、その真意を西谷に聞くと「打撃の専門家はBreakingDownにいらない。BreakingDownは基本的にキックボクシングのルールだから、プロのキックボクサーや空手家が勝って当たり前なんですよ。だから僕はBreakingDownにプロキックボクサーと空手家、打撃の専門家はいらないと思っているので排除したいということです」と話した。
3月23日(土)神戸ワールド記念ホール『RIZIN LANDMARK 9』にて、高木凌(パラエストラ八王子)戦が決まっていることから怪我で欠場になるリスクもあるのでは、と聞かれた西谷は「もちろん可能性はゼロではないと思っているんですけれど、1分の戦いには慣れているので。しっかりRIZINを見据えて練習しているので無事に勝ったらいいなと思っています。それに勝負に完全はないと思っているので」と、無事に勝てたらいいとは思っているが勝負なので分からないと返答。
一方、YURAも3月17日(日)東京体育館『ABEMA presents RISE ELDORADO 2024』にてRISEスーパーライト級8位KENTA(HAYATO GYM)との対戦が決定しており、同じく怪我のリスクを聞かれると「僕も1カ月後に決まっているんですけれど、こんなところで怪我して出場できないなんてことにならないように、絶対に勝ちに行きたいと思っています」とRISEビッグマッチ出場のために無傷で勝って終えたいとした。
また、2023年11月の『FIGHT CLUB』にてキックボクサーの山口裕人をオープンフィンガーキックボクシングルールで初回TKOしている西谷の打撃の実力について聞かれたYURAは「FIGHT CLUBで山口選手と決まった時に、山口選手強いと思っていたのでさすがに勝てないと思っていたんですけれど、まさかの1RでKOしていたので、ちゃんとキックルールでも戦える力があるんだなと思っています」と西谷のキックルールでの実力を認めているとする。
それでも「フィジカルの強さはMMAをやっている西谷くんの方が全然あると思うので、パワーはたぶん負けると思うんですけれど、スピードなら僕の方が優っていると思うのでスピードで圧倒して勝とうと思っています」と、スピードで圧倒すると宣言。
これに西谷は「スピードでは負けていると思っているので、自分が勝てるであろうフィジカルで戦って崩していきたいと思っています。自信ね…自信なかったら戦わないですよね。負ける勝負はしないので」と、自分が優っているフィジカルで勝つと話した。