日本でもお馴染みのクラップダムがメインイベント(C)ONE Championship
2024年2月16日(金)タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 52』が開催される。
今週も日本人2選手の出場が発表された。1人目は第1試合のキャッチウェイト(-57.15kg)ムエタイルールでルーポン・ゲォサムリット(タイ)と対戦する佐藤蒔(=さとう・まくと/センチャイムエタイジム)。佐藤は蒔・センチャイジムのリングネームで2023年12月10日にジャパンキックボクシングイノベーションでプロデビューしたばかり。デビュー戦は判定2-0で判定勝ちし、今回2戦目にしてONEルンピニーのリングに上がる。
【写真】長い手足から繰り出すヒジ・ヒザを得意とする津橋
2人目は第2試合のバンタム級(65.8kg)ムエタイルールでソー・リン・ウー(ミャンマー)と対戦する津橋雅祥(STELLA恵比寿)。2011年9月にプロデビューし、4戦目には立嶋篤史と対戦して初黒星。2015年7月、首相撲で対戦相手を転倒させまくり、最後は脳震盪に追い込んでTKO勝ち、蹴拳ムエタイ初代スーパーフェザー級王座に就いた。その後はタイ人や韓国人選手とも対戦。前戦は2023年11月、スックワンキントーンでKO勝ちして3連敗から脱出。また、3月10日の『Bigbang 48』にも出場が決まっている。
対戦相手のソー・リン・ウーは、ラウェイのゴールデンベルトチャンピオンシップ60kg級世界選手権2010年・2011年優勝。2019年12月にはパコーンとラウェイルールで対戦し、頭突きでパコーンにKO勝ちしている。
同大会のメインイベントには、日本でもお馴染みのクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)が登場。フリオ・ロボ(ブラジル)と対戦する。
クラップダムはサウスポーのファイタータイプで、左ストレートを決め技とする元ルンピニースタジアム認定ライト級&スーパーライト級2階級制覇王者。2018年にはプロムエタイ協会ライト級王者の肩書を引っ提げて初来日。REBELSのリングで梅野源治とルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦を争い、4Rに強打で梅野を2度ダウンさせてのTKO勝利を収め、日本のムエタイファンにも強烈なインパクトを残した。
ONEには2019年9月から参戦し、2020年のONEバンタム級ムエタイトーナメントでは決勝へ進出したが、ロードレックに敗れた。2021年は1勝2敗、2022年は2勝3敗、2023年は4勝(3KO)1敗1無効試合。KO狙いのアグレッシブなスタイルはタイで人気を博している。前戦は2023年12月にファリヤ・アミニプールに初回KO勝ち。戦績は76勝25敗2分1無効試合。
ロボは2018年トヨタムエマラソン140ポンドトーナメント優勝、2021年オムノーイスタジアム147ポンド王座に輝いたタイを主戦場とするブラジル人ムエタイファイターで、センチャイ、パコーン、パンパヤックらと対戦。ルンピニーやラジャダムナンでも多数試合を行っている。ONEには2023年10月から参戦し、初戦はスーパーボールに判定負けも、2戦目の前戦ではカオナー・PKセンチャイムエタイジムにKO勝ち。61勝(32KO)26敗2分の戦績を持つ。
また、第7試合に出場するシャドウ・シンマウィン(タイ)はラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者。同タイトルは2022年2月にフリオ・ロボと王座決定戦を行って勝利し、手にしたもの。2022年にはラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)のウェルター級リーグ戦で優勝。今回がONE初参戦となる。
対戦相手のマムカ・ウスビャン(ロシア)はFair Fightという団体で-71kg王者となっており、2023年10月にはジャバル・アスケロフから勝利している。戦績は19勝(1KO)2敗。
第6試合に出場するヨットンタイ・ソー・ソンマイ(タイ)は、2007~2020年の間にラジャダムナンスタジアムでライトフライ級、スーパーフライ級、スーパーフェザー級の3階級制覇に成功。2023年12月に初参戦したが、レバノン人選手オマル・エル・ハラビに判定で敗れている。今回はそのハラビとの再戦となった。
なお、今大会は日本ではU-NEXTで配信される。