武尊選手のONEでの試合を見て自分も世界の舞台に興味がある
――武尊選手、海人選手がタイの強豪選手に敗れ、その中で最後の砦を守ったみたいな気持ちは?
「スーパーレック選手もペットモラコット選手もタイではビッグネームで、プレーオプラーオ選手もタイでビッグネームの選手ということで。ペットモラコット選手はペッティンディージムでプレーオプラーオ選手と同門で勢いづいていたし、ペッティンディージムの会長も来ていたので気合いの入り方を凄く感じていたんですけれど。そういうのもあって勝たないといけないって気持ちが強かったです」
――ダメージはある?
「特に大きなダメージはないですけれど、プレーオプラーオ選手のローキックの打点が高くて。腰に当たって足に力が入らなくなりました。3Rか4Rだったんですけれど、それがビックリしました。足が動かないぞって感じになりました。あとはカットしていたのでスネが痛いくらいです」
「ワイクルーは感謝の気持ちを込めて踊るんですけれど、僕が思っているのは練習を見てくれた先生への感謝、ご飯を作ってくれたりお仕事を頑張っているお父さんとお母さんへの感謝を込めて踊っています。ワイクルーは文化なので、そういった文化を日本の皆さんにも見てもらいたいと思って、最後に日本の文化ということで最後に刀を使って侍のワイクルーを披露しました。それにプレーオプラーオ選手も乗ってくれたので、会場が盛り上がってくれてよかったです」
――今後のRWSを違うアリーナでもやってみたいと思う?
「今回凄く盛り上がったと思うし、タイ人の強さもみなさん分かったと思うので、これをきっかけにムエタイが認知されて日本人選手のレベルが上がってみんなでしのぎを削ってやれば、競技自体が盛り上がっていくと思います。僕も今日の試合で反省点があったので修正して強くなっていけばムエタイも盛り上がって、野球やサッカーのように普及するスポーツになると思うので、みんなで頑張りたいと思います」
――名高選手は野球で言えば大谷選手のようなレベルだと思うが。
「恐れ多いです。選手としても人間としても未熟者なので、練習の面ではもちろんですが、立ち居ぶるまいから何からもっと王者らしくなっていきたいと思っています」
――リング上で第2章がこれから始まると言ったが、どんな第2章にしていきたい?
「この選手より上のランクが来ると思うのでそこで戦うというのもあるし、武尊選手のONEでの試合を見て自分も世界の舞台、ONEの舞台で…自分はムエタイになると思いますが、そういった大会にも興味があるし、いろいろなことが出来ると思うので。最近連戦が続いたのでちょっとゆっくりして、また準備して次の活躍をまた見てもらいたいですね」
――クマンドーイが落とせたらという話だったが、自分が上げることは考えてない?
「スーパーフライ級が今の自分の適正なので。バンタムだと3ポンド上がるので、その3ポンドは本当に大きい。簡単に上げて勝てる次元の話ではないので、そこは会長や先生と相談して次の道を決めていきたいと思っています」