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【RWS】吉成名高「闘争心はスーパーレック以上」の正規王者に「仕上がりは過去最高。僕も気持ちでは絶対に負けない」=明日ラジャ王座統一戦

2024/02/11 17:02
 2024年2月12日(月・祝)東京・後楽園ホール『Rajadamnern World Series JAPAN』(RWS JAPAN)の前日公開計量が、11日(日)都内にて14:00より行われた。  メインイベントのラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座統一戦3分5Rで対戦する、正規王者プレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)は51.82kg、暫定王者の名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)は52.12kgでそれぞれ計量をパス。  公開計量終了後、大一番の前とは思えないほどリラックスしている様子だった名高に話を聞いた。以下、記者との一問一答。 ――ついに正規王者と顔を合わせた印象は? 「顏は近くで見たことが何回かあって。彼が去年8月に大きい大会で試合をしたんですけれど、試合が終わった後に近くで顔を合わせたんですけれど。彼も調子が良さそうでしたね」 ――きっちり仕上げてきたように見えた? 「プレーオプラーオ選手はいつもあまり腹筋とか割れないタイプなので、身体はいつも通りで来るだろうと思っていたんですけれど、さっき目を合わせた時に凄く気合いが入っているというのは感じました」 ――名高選手は非常にリラックスしているように見えるが? 「そうですね。いつも試合前は平常心で直前までいつもこんな感じなんですけれど、でもここ8~9カ月くらいずっと1カ月おきくらいで試合を続けてきて。その集大成になると思っているので、仕上がり自体は過去最高だと思っています」 ――自信しかない? 「最初決まった時は本当にビッグネームだし、ちょっと恐怖心があったというか。まさか自分がこの舞台でこんな早い時期に戦えるとは思っていなかったので不安もあったんですけれど、その不安を自分はいつも練習で取り除いてきたので今回もその練習量で今は自信しかないです」 ――対策もバッチリ? 「そうですね。毎日、中川会長、タイ人トレーナーのクンさん、パコーンさんに付きっきりで見ていただいて。対策もバッチリだし、どの展開になっても対応できるように仕上げ来たので自信はあります」 ――相手はパンチとヒジを見てくれと言っていたが、そういう相手は得意? 「苦手ではないと思うんですけれども、彼ほどのタフネス、気持ちの強さがある選手とはまだ対峙したことがないので、戦ってみて自分がどう感じるかなと思います」 ――自分のチャイスー(戦う心)にも自信がある? 「僕も気持ちでは絶対に負けないと思っていつもやっているので。どの展開になっても最後まで勝負は捨てないですし、小さい頃からずっとそうやってきたので、気持ちの強さでも負けないです」 ――スーパーレックのように、タイ人のトップ選手はあれくらいの気持ちの強さがある。 「スーパーレックは武尊選手に1回追い込まれたじゃないですか。あそこから盛り返せるのは気持ちの強さを持っていると思う。プレーオプラーオ選手は気持ちの強さにはタイでも定評のある選手なので、闘争心はスーパーレック選手以上かなと思います」 ――いいのを当てても先は分からない? 「そうですね。一発決めた後に倒しに行こうとして倒されてしまった選手を何試合も見ているので、何か効いたからといって焦らないのがカギかなと思います。多分、効かせるシーンは絶対に来ると思うので、そこで自分がどう動けるかだと思います」 ――今まで早いラウンドで終わる試合が多かったが、今回はどうか? 「自分の中では、倒すとしたら3Rか4Rかなと思っています。スタイル的には攻撃が当てられないとか避けるのが上手いってタイプの選手ではないので、コツコツやっていけば、いくら気持ちが強い選手でも急所に当たれば絶対に倒せると思っているので、そこをピンポイントで狙って倒しに行ければと思っています」 ――ということは、フライ級のタイトルマッチでやった相手(ウェウワー・ウォークリンパトゥム)よりはやりやすい? 「やりやすさで言えば、今回の相手の方が自分のスタイル的にはハマりやすいと思います。ただ、ウェウワー選手とのフライ級のタイトルマッチの時はポイントで勝ちたいと思っていて。倒しに行くと逆ポイントを取られてしまうからという作戦だったんですけれど、今回は絶対に相手から来るので対策の立て方が違うんです。自分の中で倒しやすいのはプレーオプラーオ選手の方かなと思っています」 ――1月29日に武尊選手がスーパーレックに敗れ、2月10日に海人選手がペットモラコットに敗れた。日本のトップ選手がタイのトップ選手に敗れる中、名高選手に一矢報いて欲しいと思っているファンも多いのでは? 「特にペットモラコット選手はプレーオプラーオ選手と同門で、ペッティンディーで練習している選手なので仲間が勝って勢いづいていると思うし、気合い満点で来ると思います。自分はずっと小学生の時からムエタイ一筋でやってきて、ムエタイ本来の強さを発揮できるタイ人に勝てる日本人選手がいるぞっていうのを見せないといけないと思っています。なのでこの試合は、日本のビッグネームの選手が2人負けてしまって、僕の中でも日本人の強さを見せたいって気持ちは常にあるので、僕がおこがましいけれど大きな試合が続く中の最後ということで、僕の存在を皆さんに“やっぱり凄い”と思ってもらえるような試合をしたいと思っています」 なお、今大会はU-NEXTにてLIVE配信される。
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