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【UFC】ハーマンソンが新鋭パイファーに5R判定勝ち! ホドリゲスが連続フィニッシュ勝利、柔術世界王者ヴィエラがペトロシアンに一本勝ち。イゲが初回KO勝ち、ルックブンミーが3連勝

2024/02/11 09:02
 2024年2月10日(日本時間11日)米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて、『UFC Fight Night: Hermansson vs. Pyfer』が開催された。 【写真】PANCRASEでも活躍したルックブンミーがUFC3連勝をマーク。(C)Zuffa LLC/UFC  日本時間11日(日)朝6時にスタートしたプレリムおよび9時開始のメインカードを含む全試合が『UFC FIGHT PASS』ならびに『U-NEXT』でライブ配信された。 『UFC Fight Night: Hermansson vs. Pyfer』速報 ▼ミドル級 5分5R ※選手名からインタビュー〇ジャック・ハーマンソン(ノルウェー)24勝8敗(UFC11勝6敗)[判定3-0] ※48-47×3×ジョー・パイファー(米国)12勝3敗(UFC3勝1敗)  ハーマンソンはスウェーデン出身・ノルウェイ在住。ヨアキム・ハンセンの愛弟子のオールラウンダーで11KO、ギロチンを得意とし、寝技も厭わない。2022年12月の前戦ではロマン・ドリーゼのカーフスライサーに一本負け1年2カ月ぶりの復帰戦。  パイファーは、虐待された父の縁で柔術を学び、レスリング、MMAを習得。コンテンダーシリーズ2022でTKO勝ちしてUFCと契約した。UFCデビューから3連続フィニッシュ勝利中。  1R、ともにオーソドックス構え。左を伸ばすパイファー。右カーフから左と対角線攻撃。ハーマンソンは前蹴り、関節蹴り。右カーフと下から崩しに。  ハーマンソンの左右をかわしたパイファーは圧力をかけると、ハーマンソン右スーパーマンパンチ狙い。かわしたパイファーは右カーフ。同じタイミングの左フックはパイファーが勝る!  右カーフのハーマンソン。ワンツースリーで入るハーマンソンに、右から左を返すパイファー。前蹴りがローブローもハーマンソンはすぐに再開。  ワンツーで前に出るパイファーは右アッパーも。体勢を戻したハーマンソンに左ボディも突く。右を強振するパイファー。かわしたハーマンソンに左ジャブを3連打するパイファー。ハーマンソンの右ハイをかわす。  2R、サウスポー構えから入るハーマンソンはオーソに戻すと、パイファーは長いワンツー! 左ボディを突いてから右オーバーハンドへ。ハーマンソンはシングルレッグで金網まで押し込むが、突き放すパイファーは右カーフ! 左ジャブでハーマンソンの入りを防ぎ、左アッパー。かわしたハーマンソンはカーフの打ち合い。パイファーは左ハイをガード上に突く。  ワンツー右ローのハーマンソンが圧力。右カーフも押し戻すパイファーが左ボディ、ワンツーと散らす。ハーマンソンも左ミドルハイをガード上に返してホーン。  3R、ワンツーから右カーフのパイファー。後半勝負と語っていたハーマンソンも徐々に押し戻すと右カーフを返す。一瞬スイッチしたパイファー。前進にハーマンソンが左ジャブ! パイファーが鼻を赤くする。  ワンツーから右カーフを当てたハーマンソン。さらに左ジャブを効かせると、パイファーが後退! 遠間からニータップも崩れないハーマンソンは丁寧に左ジャブ。パイファーはワンツーの右で押し戻すが、ハーマンソンはその入りに右ヒザ!  しかし、左前手を当てたパイファーが前に。右ボディ、左フックを突くが、ハーマンソンが右カーフを当て、パイファーのシングルレッグに片足立ちで右の鉄槌を入れる。  4R、パイファーにとってはオクタゴン初の4R。  先に圧力をかけるハーマンソンが右カーフ! パイファーのシングルレッグも切る。ライブオッズで逆転し始めたハーマンソン。パイファーの詰めに左ジャブ。アゴを上げさせられたパイファーだが前に。そこに左ジャブを突くハーマンソンは右カーフ! ここで下がらず左フックはパイファー! 組むが右を差し上げたハーマンソンが離れる。  左ジャブからワンツーを返し、右カーフのハーマンソン。パイファーは左ジャブからボディロックに行くが、金網背に差し上げるハーマンソンが細かいパンチ。ともに右カーフの蹴り合いから左ジャブのハーマンソン。手数で勝る。鼻血のパイファー。ハーマンソンが詰めるとパイファーのテイクダウン狙いを切り、前に。パイファーが右カーフを返してホーン。3Rに続き、ハーマンソンのラウンドに。  5R、先に中央に出るハーマンソン。懸命に右ボディから左を振るパイファー。ガード固めて前に出るハーマンソンは左前蹴り。スイッチするパイファーのワンツーをさばいて、左ジャブ。右カーフ!  さらに金網に詰めて右。パイファーの右をかわして詰めてきたところにここでダブルレッグテイクダウン! マット中央でレッグドラッグで押さえ込むハーマンソンに足をハーフに戻したパイファーは、背中を着かされる。  右で枕、左で脇差し、右をパウンドにするハーマンソン! エビを打ち腰を切りフルガードに戻すパイファーだが、ハーマンソンはケージには向かわせず。頭をマット中央に向かせるとインサイドから鉄槌、パウンド。最後は中腰になり、パウンドでホーン。  判定は3-0(48-47×3)でハーマンソンが新鋭のチャレンジを退けると、ノルウェーとスウェーデンの半々の国旗を掲げ「今年あと2試合したい」と語り、ノルウェーのMMA合法化とナッソーディン・イマボフ戦をアピール。敗れたパイファーは「驚きはない。言い訳もない」とハーマンソンを称えた。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ダン・イゲ(米国)18勝7敗(UFC10勝6敗)[1R 2分43秒 KO] ※右ストレート×アンドレ・フィリ(米国)23勝11敗(UFC11勝10敗)  イゲは2023年9月の前戦でブライス・ミッチェルに判定負け。当初はUFC5勝0敗1分けのリローン・マーフィーと対戦予定だったが、負傷欠場によりフィリと対戦。フィリは12月の前戦ではルーカス・アウメイダに1R TKO勝ち。2カ月間隔での参戦となる。  1R、オーソからサウスポー構えにスイッチするフィリ。イゲの飛び込みにオーソに戻して左前手をかぶせに行く。オーソのままガード固めて詰めるイゲ。その入りに右の蹴りのフィリは空振り。  左ジャブを伸ばしたフィリに、イゲは一瞬頭を下げたフェイントから右ストレート! 打ち抜かれたフィリがヒザから崩れ、そこに仁王立ちから右を1発中腰でパウンドしたイゲがKO勝ち。  試合後、ダニエル・コーミエーからインタビューされたイゲは、「“友達”としてここに立つことは難しいし、でもトレーニングを一緒にして切磋琢磨できることと、試合で起きることは別物で、全然違うことだから」と語った。圧巻の右クロスでKO勝利したイゲは、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇イーホル・ポティエリア(ウクライナ)19勝5敗(UFC1勝3敗)187.5lbs/85.04kg※体重超過[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ロベルト・ブリチェック(ポーランド)17勝5敗(UFC0勝0敗)185.5lbs/84.14kg※ポティエリアが体重超過。対戦相手のブリチェックに報奨金の20%を支払い試合実施  1R、体重超過のポティエリアはサウスポー構えでインローをヒット。オーソのブリチェックは左をかわして前手を前に出すが、アイポークに。インターバル後再開。  先に詰めるブリチェックはワンツーをリズム良く打ち込むが、前かがみになったポティエリアの金的に右ストレートが直撃し、再び中断。再開。  サウスポー構えのポティエリアに対し外足を取るブリチェックは内側に右ストレート。ポティエリアも右ジャブから左ストレートを伸ばし、ブリチェックの右をかわして組んでスタンドバックに。アームロック狙いのブリチェックに背後からヒザを突き、離れ際に左右をまとめる。  2R、左ジャブを突くブリチェックに左インローを当てるポティエリア。右ジャブをダブルで突くポティエリア。バックフィストはかわしたブリチェック。ポティエリアはワンツーを突いて離れて出入り。再び左インロー。  右ストレートを伸ばすブリチェック。詰めてヒザ蹴り。ワンツースリーでシングルレッグに。ここは切るブリチェックだが受けに。ブリチェックは左ロー。ポティエリアは水面蹴りを見せる。  水面蹴りは空振りとなるもすぐに立つポティエリアは右ジャブで間合いを制し、テイクダウンフェイントから左アッパーとトリッキーな動きでペースを握る。  3R、ワンツーの左を当てるポティエリア! しかしブリチェックも左の前手フックをヒットさせる! 前に出るポティエリアの左を効かされたブリチェック。組みもがぶられ、立ち上がり後退。詰めるポティエリアは押し込み肩パンチ。さらに左ヒジ! 回って離れたブリチェックは右を当てて前に。しかし右肩を前にジャブ、左を返すポティエリアは金網に詰めて左アッパー! 左右を連打。ブロッキングのブリチェックは体を入れ替え右で差して押し込み。  突き放してワンツーからシングルレッグに繋げるポティエリア。ブリチェックは右オーバーハンドも軸がブレるように。組んだポティエリアが脇を潜りスタンドバックに。背後からヒザを突くが、正対したブリチェックは左右を突く。ポティエリアがさばいてホーン。  判定は3-0で打撃・組みと多彩な攻撃を見せたポティエリアが勝利。ケージの中で「チャンピオン(ドリカス・デュ・プレシ)、気をつけろよ。ウクライナから来た。いつかチャンピオンになる男だ」と語った。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)15勝5敗(UFC6勝2敗)[3R 0分55秒 KO] ※右ストレート×ブラッド・タヴァレス(米国)20勝9敗(UFC15勝9敗)  1R、ともにオーソドックス構え。ワンツースリーで前に詰めるホドリゲス。タヴァレスは下がりながらオーソから左ミドル。しかし、金網に詰めるホドリゲスは左右の強打で詰めるとダブルレッグへ。  差し上げるタヴァレスが突き放す。タヴァレスはワンツーの飛び込み。詰めるホドリゲスは右ボディストレート! さらに右フックと軌道を変えて打ち込むとシングルレッグへ。片足立ちで凌ぐタヴァレスに、足を離して右を打ち込むと、組んできたタヴァレスを右で小手巻き投げ! 立ち上がろうとするタヴァレスをがぶりヒザ。片手をマットに着いてヒザを防ぐタヴァレスはスイッチ狙いも、させないホドリゲスが首も狙いホーン。  2R、ジャブの刺し合い、右ストレートも相打ちのタイミングのホドリゲスは右カーフを当てて、組みに。すぐに脇を潜り、スタンドバックにつこうとするが、タヴァレスも胸を合わせると。ホドリゲスは支え釣り込み足狙い。残したタヴァレス。  スタンド。ワンツーの右で前に出るタヴァレス。左ミドルもガード上に。手数を増やすタヴァレスにホドリゲスもワンツー。さらに右カーフを当てる。左ジャブを突くタヴァレス。ホドリゲスはシングルレッグに入り、その足の放し際に右を突き、右の蹴りを上下に突く。  ジャブの突き合いから右の蹴りを狙うタヴァレスだが、そこにダブルレッグを合わせたホドリゲスがテイクダウン! ハーフからアームロック狙いでホーン。  3R、左右から右カーフを当てて、ワンツーを連打するホドリゲス! 後退するタヴァレスを金網に詰めて左ヒザ! さらに右の打ち下ろしを連打! タヴァレスが頭を抱えたままになり、その頭を左手で押さえてホドリゲスが右を打ち下ろし! レフェリーがスタンディングダウンで間に入り、ホドリゲスのKO勝ち。  5度目のKO勝ちを決めたホドリゲスは「俺はMMAファイター、完全体だから誰も敵わない。まさに“ロボコップ”だろう?」と笑顔で語った。 ◆グレゴリー・ホドリゲス(※試合前インタビュー)「タヴァレスに勝ってトップ10に」 「日本の事は大好きだし、キルクリフFCで一緒にトレーニングをしている親友の佐藤天がいる。一番行きたい国の一つで、特にMMAに関しては素晴らしい歴史があるから、行ってみたいと思っている。 ホナウド・ジャカレに8歳の時に出会い、自分が柔術を始めた時に彼がいた。まだ紫帯だった頃じゃないかな。同じコーチの元で学んで、同じコーチから黒帯をお互いもらっている。自分がMMAを始めた時、ジャカレが色々とサポートしてくれたんだ。ジャカレはリオでトレーニングをしていて、彼が俺をリオに招いた。そういう事もあって本当にいい関係性で、実は彼は俺の結婚式のベストマン(付添人)だったんだ。最高なヤツだ。俺のMMAのエボリューションは彼と共にある。俺のMMAのキャリアは彼との何年ものトレーニングと共にある。それが俺たちのストーリーだよ。  最近は前ほど会えてなくて、彼は今オーランドに住んでいるんだ。俺もフロリダにいるんだけど3時間くらいかかる距離のところにいるから。この試合が終わったら、ハグする為に会いに行くかもしれない。  柔術同様に、カポイエラも俺の格闘技の始点だ。俺の父親がカポイエラの師範だったんだ。だから本当に幼い頃に始めて、5歳くらいだったかな。ビーティングボールもやり始めて。カポイエラのコーチの一人が父親に柔術を紹介したのがきっかけでそこから柔術も始めた。柔術の試合やトーナメントに出るようになって、自然にカポイエラをしなくなった。柔術を真剣にやっていたからね。カポイエラはすごく好きなんだ。父親が師範だった事もあって、そうだなもう一度始めてMMAにもっと活かしてもいいのかもしれないと思っているんだ。  ブルーノ・フェレイラとの試合で、忍耐強くいる事を学んだと思う。あとは自分に集中する事。キャリアを長期的な目線で考える事。例えば、“今これをやらなきゃ!”という短期的な考え方でなく。その時はテンションが上がったりするが、エンジョクアニとの試合はいい試合だったが、そのあと、怪我の手術があったり、子供が生まれたりって人生で色々起きた時だった。そもそも最初はブレッド・タヴァレスと試合する予定だったのに、試合を3月に後ろ倒しにしてくれって言われて。ブラジルに行きたかったんだ。アメリカで暮らすようになって5年、全然ブラジルに行ける機会もなくて、ブラジルに行って地元の人達の為に戦いたい! って思っていたし、ブラジルで試合をしたかった。だからそもそも試合をする目的を間違えていたんだ。ブルーノはいい試合をしたと思うが、とにかくあの試合では色々と忍耐強くなれと学んだな。もっとプロフェッショナルであるべきだと。  デニス・トゥルーリンとの試合も、同じような事が起こったが、本来6月に試合をする予定でデニスが怪我で試合が後ろ倒しになるって連絡を受けた時、自分の中では“いや、今試合をしたいんだ!! ”と思ったが、コーチや妻と話した時に彼らは本当に俺の事を考えてくれているから。待て、と。『ブラジルでどうなったか覚えているだろう? 焦る必要はないだろう』と言われた。それで、確かに忍耐強く待つ事が大事だと思った。UFCできちんとキャリアを築きたければ焦ってはいけない。一歩ずつ進むべきだ。今やっているようにだ。厳しいレッスンだったし、かなり人生でもキツイ期間になったが。厳しい時間は今の俺を強くしてくれたし、次に進む準備はできているよ。  俺はコンプリートファイターだから。俺はグラップラーだし、ストライカーだし。グラップリングは益々強くなっている。それが俺だ。それをトゥルーリン相手に出したんだ。ダウンをとって、グラップリングを活かした。タヴァレス相手に、今回も持っているものを全て出していい勝ち方ができるようにと思っている。次の試合に繋がるようにね。その為にはもちろんグラップリングも使うし、テイクダウンもするし、パウンドもするだろう。柔術も、全てを試合で出し切ってタヴァレスをフィニッシュする準備はできている。  タヴァレスはとても強い選手だし、UFCのこの階級でチャンピオンも含め色んなヤツと戦っているから。彼に勝つことでTOP15かTOP10に入るだろう。だからしっかりと集中してこの試合に勝つことで将来は開くだろう。  日本のみんな、大好きだ! 君たちの持っているパワーも、君たちから学ぶことも多い。なるべく早く日本に行けるといいな。だからドウモ、アリガトウゴザイマス! 本当にいつも愛と応援をありがとう。今週末の試合に勝って一緒にお祝いしたいね」 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇マイケル・ジョンソン(米国)22勝19敗(UFC14勝15敗)[判定3-0] ※30-27×3×ダリウス・フラワーズ(米国)12勝7敗(UFC0勝2敗)※ライト級転向  1R、オーソのフラワーズに、サウスポー構えのジョンソン。喧嘩四つでフラワーズのローが金的に。再開。ジョンソンのシングルレッグを切るフラワーズ。テイクダウンフェイントのフラワーズ。ジョンソンの入りに右を狙う。  左ボディストレートを突き、前足を掴むジョンソンだが、足を戻すフラワーズが右前蹴り。ジョンソンはワンツー。さばくフラワーズは左の蹴りをサイドキック気味にけん制。ジョンソンの飛び込みをさばく。左ボディストレートを突くジョンソン。右オーバーハンドは空振りも、ラウンド終了間際にダブルレッグテイクダウンを決めてホーン。  2R、先に中央を取るフラワーズに、ワンツーの左をボディストレートで突くジョンソン。フラワーズの左ジャブの打ち終わりに、左ボディストレートを当てて組みに。押し込むも固執せず突き放すとワンツーで前に。近くなるとフラワーズは得意の右アッパー! ジョンソンの詰めにダブルレッグも切られる。ローブローを受けたジョンソンだが、再開後ダブルレッグテイクダウン。  背中を着いたフラワーズはクローズドガードを解いて蹴り上げで間合いを作って立ち上がるが、すぐにジョンソンのダブルレッグで再び下に。サイドにパスしたジョンソンがノースサウスチョークを仕掛けるが金網際でスペースが足りない。  3R、フラワーズの右に右を返してダブルレッグテイクダウンのジョンソン。ハーフからアームロック狙い。さらに背中を着かせてサイドへパスし、上四方からノースサウスチョーク狙い。フルガードに戻したフラワーズは三角絞め狙いも、上体を戻したジョンソン。  蹴り上げから立ち上がったフラワーズは跳びヒザ! 動きが落ちたジョンソンが片足を手繰ると、そこに鉄槌連打。さらに腕十字を狙うが、ジョンソンが亀で凌いでホーン。  判定は3-0(30-27×3)でジョンソンが勝利。前戦で6年ぶりのKO負けを喫したジョンソンだが、階級転向のフラワーズを下し、再起を果たした。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ホドルフォ・ヴィエラ(ブラジル)11勝2敗(UFC6勝2敗)[1R 4分48秒 肩固め]×アルメン・ペトロシアン(アルメニア)9勝4敗(UFC3勝3敗)  1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるペトロシアン。ジャブの刺し合いのヴィエラも左インローで押し戻す。  シングルレッグでテイクダウンからペトロシアンの立ち際にバック狙い。さらに押し込みダブルレッグテイクダウンで左足をかけてバック狙い。金網使い立ち上がり正対するペトロシアンをダブルレッグで尻下で組み、中央側へテイクダウンするヴィエラ!  すぐに金網際に這うペトロシアンを寝かせてハーフからマウント。背中を見せたペトロシアンにバックマウントで身体を伸ばそうとするが、ペトロシアンは再び仰向けに。そこにヴィエラがマウントから右に上体のみをずらして左足は残して得意のマウント肩固めでタップを奪った。ペトロシアンはタップしていないとアピールするが、2度叩いており、タップと取られてしかるべき動きだった。 [nextpage] 【プレリミ】 ▼ウェルター級 5分3R〇カルロス・プラテス(ブラジル)18勝6敗(UFC1勝0敗)[2R KO]×トレヴィン・ジャイルズ(米国)16勝6敗(UFC7勝6敗)  1R、サウスポー構えのプラテスは右前足をあげてムエタイの構えで前蹴り。オーソのジャイルズが右で圧力をかける。プラテスはオーソから左ミドルハイをガード上に当てる。ジャイルズは左で関節蹴り。ワンツースリーで前に出ると、プラテスも左ストレートで押し戻し。ジャイルズはワンツースリーから左前手のフックをガード上に当てる。プラテスは左ストレート、左ミドル、跳びヒザはかわされる。  2R、右から左のプラテス。左のヒザ蹴りを腹に突く。ジャイルズはワンツースリーで前に。さらにダブルレッグで金網に押し込み。しかし左で差し返して四つに持ち込むプラテス。離れ際に右を突くが、プラテスが押していくと左のテンカオ!  さらにワンツーの左でダウンを奪うと、後方に倒れたジャイルズの姿にすぐにレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ボラジ・オキ(ベルギー)9勝1敗(UFC1勝0敗)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ティモシー・クアンバ(米国)8勝2敗(UFC0勝1敗) [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3R〇ロマ・ルックブーンミー(タイ)9勝3敗(UFC6勝2敗)[判定3-0] ※29-28×3×ブルーナ・ブラジル(ブラジル)9勝4敗(UFC1勝2敗)  1R、長身のブラジルに、サウスポー構えになり左ミドルを突くルックブンミー。左の蹴りをかわされても右ローを当てる。ブラジルは左サイドキックを返すが、オーソに戻したルックブンミーは右ミドル。2度目のサイドキックをつかんで四つ組み。ブラジルの大外刈を残して、ワンツーから歩いて右ミドルを突く。ブラジルは長い右ストレートも遠い。右の後ろ廻し蹴りも長いが空を斬る。ルックブンミーが右ローを当てて、両脇差しからテイクダウンを奪いホーン。  2R、右ミドルのブラジルに蹴り返しの右はルックブンミー。さらに左の蹴りも。後ろ廻し蹴りのブラジルだが単発。ルックブンミーは左右の蹴り。ブラジルは圧力をかけてケージを背負わせてワンツーも、ルックブンミーもワンツースリーと左まで繋ぎ、オーソから左ミドルハイも。さらに右サイドキック、ミドルで押し戻す。右を当てて組んだブラジル。左で差して押し込むが、ヒザを突くルックブンミー。ブラジルは右ヒジもかわす。  3R、圧力をかけるブラジルに右ミドルを当てるルックブンミー。ブラジルは長い左ハイをかすめると右ミドルハイも。ここはブロッキングしたルックブンミー。詰めて組むのはブラジル。しかし両脇差すのはルックブンミー。スタンドバックに回るが、首投げ狙うブラジルは正対。四つ組みから押し込みヒザ。頭をつけられるルックブンミーだが、組み直し際でヒジ・ヒザ。  打撃数ではパンチのみブラジルが上回るが、蹴りはルックブンミー。四つから小外がけテイクダウンはブラジルも、すぐに金網背に立ち上がったルックブンミー。  判定は3-0(29-28×3)でルックブンミーがオクタゴン3連勝をマークした。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇マルチン・プラフニオ(ポーランド)17勝7敗(UFC4勝5敗)[判定3-0] ※30-27×3×デビン・クラーク(米国)14勝9敗(UFC8勝8敗) [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇マックス・グリフィン(米国)20勝10敗(UFC7勝8敗)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ジェレマイア・ウェルズ(米国)12勝4敗(UFC4勝2敗) [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇ボグダン・グスコフ(ウズベキスタン)15勝3敗(UFC1勝1敗)※100%フィニッシュ[1R 3分38秒 KO] ※右から左フック×ザック・パウガ(米国)6勝3敗(UFC1勝3敗) [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ハイダー・アミル(米国)9勝0敗(UFC1勝0敗) [2R 2分12秒 TKO]×ファーニー・ガルシア(米国)10勝45敗(UFC0勝4敗) [nextpage] ▼バンタム級 5分3R─ダニエル・マルコス(ペルー)15勝0敗1NC(UFC2勝0敗)[2R 3分28秒 ノーコンテスト]─アオリ・チロン(中国)25勝11敗1NC(UFC3勝3敗)
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