2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』の記者会見が、2月8日(木)都内にて行われた。
初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級&アトム級王者のぱんちゃん璃奈(フリー)が電撃参戦。しかも対戦相手はRISE QUEENアトム級2位・平岡琴(TRY HARD GYM)というサプライズカードが発表された。
ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2022年3月には喜多村美紀を破ってKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2023年9月にチャッキー、12月にケイスリィ・ヴァンスを連続KO。戦績を16勝(4KO)無敗としている。
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。その後、泥沼の4連敗を経験するも2021年9月の奥脇奈々戦で勝利をつかみ復活の狼煙をあげると3連勝。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んだが、小林愛理奈に判定で敗れた。前戦は2023年11月にOFGマッチで小林穂夏に勝利している。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は14勝(3KO)8敗1分。RISE参戦前はKrushを主戦場にしており、今回K-1グループにカムバックを果たす。また、KNOCK OUTに統合される前のREBELSにも参戦していたことがある。
また、ウェルター級では宇佐美秀メイソン(カナダ/Battle Box)vs.白須康仁(PROTAGONIST)が決定。
宇佐美はアマチュアMMAで多数の優勝経験を持ち、2022年4月の『POUND STORM』にてプロMMAデビュー。昨年12月には、初のキックボクシングルールでK-1 WORLD MAXのレジェンド、アルバート・クラウスに勝利。今年3月にはKNOCK OUTで杉原新也に判定勝ち、9月には同団体でジャマル・ワヒィムを1RKOで沈め、キック3戦目でISKAインターコンチネンタル・ウェルター級暫定王座を獲得した。12月にはK-1に初参戦、海斗を2RでKOしてインパクトを残した。
白須は2001年11月にMA日本キックボクシング連盟でデビューし、7戦目で無敗のままMA日本ウェルター級王座に就いた。2006年12月にはWMAF世界スーパーウェルター級王座も獲得。2006年2月からはK-1 WORLD MAXにも出場している。2011年8月の『THAI FIGHT』ではヨードセングライからハイキックでダウンを奪って勝利し、周囲をあっと言わせた。その試合を最後に引退したが、2022年6月に42歳にして10年ぶりに復帰、ビッグバンで城戸康裕に判定2-0で惜敗した。