(C)ゴング格闘技
2024年3月23日(土)神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN LANDMARK 9』(ケージ使用)の追加カードが1月31日、都内会見にて発表された。
ONE帰りの高橋は3連勝中の久保も「解体」出来るか
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
高橋遼伍(KRAZY BEE)
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)
元修斗元環太平洋フェザー級王者の高橋は、ONE Championshipで2020年11月にユン・チャンミンに2R TKO勝ちでONE戦績を2勝1敗とするも、その後タン・カイにTKO負け。アミール・カーンとオ・ホテクにもスプリット判定で敗れ3連敗。
日本に戦場を移したクリスマスのPANCRASEでは、キム・サンウォン戦で出血。負傷判定ドローから、試合後にサンウォンのTKO勝ちに裁定が変更されている。35歳、地元で復活なるか。
久保は、初代K-1 WORLD GPウェルター級王者で、GLORYフェザー級2013世界王者。プロMMA3勝1敗で、2021年9月のRIZINで太田忍に判定負け後、シバター戦の騒動を経て、2022年11月に奥田啓介に1R TKO勝ち。2023年6月に木下カラテにスプリット判定勝ち。大晦日にMMAデビュー戦の安保瑠輝也を1R リアネイキドチョークで極めてMMA3連勝をマークしている。36歳。
高橋は、カーフキックの使い手で、レスリング日本代表経験も持つ実弟の高橋昭五とのレスリング練習も経て、MMAのトータルファイターとして高い経験値を誇る。対して久保は、向上したテイクダウンディフェンスと精密な立ち技をMMAのなかでいかに発揮できるか。
会見での両者のコメントは以下の通りだ。
──それぞれ対戦相手の印象と、自分が相手より優れているというポイントを伺いたいと思います。
高橋 上回っているところは、フィジカルであったりとか。あと久保選手、打撃の専門家なんですけど、オープン(フィンガーグローブ)でやるのと、キックボクシンググローブをつけてやるのとでは、またちょっと違うんで、オープンでやるとそんなに打撃の差はないかなと思っているんで、全体的に自分が上回っているかなという風には思っています。
久保 周りからはこの対戦(高橋遼伍戦)が浮上したときに、9割くらい『勝てないんじゃないか』と言われたんですけど、本当に高橋選手の試合を見て、めちゃくちゃ強くて。ただ、現時点ではたしかに僕も勝てないかもしれないですけど、あと2カ月近くあるので、それで本当に僕は成長して、もっと強くなって、今回の壁を乗り越えたいと思っているので、この挑戦、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。
──久保優太選手、高橋選手はMMAに置いてカーフキックの使い手として有名ですが、カーフキックの映像は確認されましたか。
久保 もちろん見て、強い選手だなという風に思って、本当に映像を見るたびに自分も自信を無くすんですけど、でも前回、大晦日の試合(安保瑠輝也戦)が“ボーナスステージ”だったから、今回、本当にチャレンジさせてもらえる試合というので、本当に自分自身、(高橋の)映像を見ると落ち込むんですけど、ワクワクもしているというのが、なんか複雑な気持ちは正直ありますね。
──カーフキックはもらわないという自信も?
久保 もらうか・もらわないか。その(全く)もらわないというのは、うーん、やっぱり試合なので無いとは思いますけど、それでも、まだ1カ月ちょっと、自分がどういう戦い方をできて、どう勝っていくかというのを、これからどんどん自分自身が成長してやっていくところではあるので、そこらへんのプランはまだ立てていないです。
──逆に高橋選手としては、カーフキックを効かせられる自信みたいなところはいかがでしょうか。
高橋 対戦相手、今までみんな「カーフキックの対策して当たらない」って言ってるけど、ので、たぶん当たるとは思います。自分、久保選手とやるときに、「寝かしたら勝てるね」とかってみんなからけっこう言われるんですけど、自分、そんな久保選手をイージーな相手と思ってないんで。今から試合まで約2カ月間あるし、そこでレベルアップってすごいできると思うので。自分そんなイージーな相手とは1ミリも思ってないですね。