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【Krush】「やるかやられるか」の挑戦者・大夢に対して王者・悠斗「一方的にぶっ飛ばして、絶望させて歴史を作る」

2024/01/28 12:01
 2024年1月28日(日)東京・後楽園ホール『Krush.157』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて13:00より行われた。 昨年末の前大会とは打って変わって、今回は本戦8試合&プレリミナリー2試合の計20選手が全員一発で計量クリア。  ダブルメインイベント第2試合(第8試合)は【青山エリュシオンハウスPresents】Krushフライ級タイトルマッチ、王者・悠斗(HUNGRY GYM)vs.挑戦者・大夢(WIZARDキックボクシングジム)の一戦。悠斗はKrush2戦、試合時間合計1分足らずで昨年10月に第3代王者に上り詰め、早くもこれが初防衛戦。一方の大夢は初代、第2代王座決定トーナメントでそれぞれ決勝に進みながら涙を呑み、これが3度目のチャンスだ。「しっかり準備してきたんで、明日は相手にそれをぶつけます」(大夢)、「4日前ぐらいに初めて相手の過去の試合を見たんですけど、うーん、ちょっとどうかなぁ…なんて思ってたんですけど、計量の時にすごく睨み合ってくれたんで、僕もちょっとテンションが上がってきましたね」(悠斗)と意気込みを述べた。 計量後のフェイスオフでは長い時間、視線をそらさず睨み合った両者。そこで感じたことを問われると、大夢は「ここまで来たんで、特に何も思わなかったです。感謝と尊敬の気持ちを持って明日はぶつけます」、悠斗は「やっぱ気合い入ってるなと思いましたし、やっとワクワクしてきたなという感じですね」と回答。 4日前に初めて相手の映像を見たことについて、悠斗は「もともと相手のことはそんなに見ないタイプなんですが、映像を見て彼が勝ってきたほとんどの試合、ハッキリ言って彼の勝因は首相撲ですね。彼の試合はすごくブレイクが多いんですよ。パンチを打って掴む。前回の試合なんかひどいなと思って、組んでヒザ蹴りしてダウンを取ってて。僕に関してはムエタイの経験もあるので、そういう展開もできますし、そこからさらに危険な技もできるんですけど…」と話したところで、宮田プロデューサーに「この(K-1)ルールというのは、掴んで攻撃はナシですよね?」と確認。 「やっぱりみんな対応できずにやられちゃってるんですよね。僕も『一生懸命やって、タイトルマッチまで来て』って、(大夢を)認めてたところがあったんで、何がしたいんだろうと思ってたんですけど…そういう展開になって警告とか注意がされないんであれば、僕も格闘家として負けるわけにいかないので、僕も同じように戦うしかないんですけど、お客さんが見たいもの、僕がこのリングに来た理由、それは『倒しにいってくれ』ということなので、明日はKrushのフライ級にふさわしいタイトルマッチをやりたいと思ってますよね。  特に、KOすればK-1フライ級ができるというのは、僕だけの話じゃない。大夢君が僕にKOで勝つことができれば、K-1フライ級は彼が作ったということになると思いますし、明日はお互い正々堂々と戦えればいいなと思います」と話した。 大夢はルールに沿った戦いをするのかどうかについても疑問を呈された形だが、これに対して大夢は「明日の試合を見ていただければ分かると思います」と、短く応答するにとどめた。 大夢はこれが王座への3度目のチャンスとなるが、過去2回との違いを問われると、「ちょっと違うかもしれないですけど、今回は人事を尽くしてきたので、あとは天命を待つだけだと思います」と、ここもシンプルにコメント。 悠斗はボクシング・ムエタイ・Krushと「立ち技三冠」の経験を持つが、防衛戦はこれが初めて。そこを問われると「自分の中で特別なものはないと思ってたんですけど、やっぱり追われる立場というものはあるんだなと、実感しました」と、これまでの試合とは若干違いを感じている模様。 改めて、最終的な勝ち方を問われると、大夢は「ここはKrushのリングなんで、やるかやられるかになると思います」、悠斗は「一方的にぶっ飛ばして、絶望させて歴史を作ります」と返答。それぞれ短いコメントに気合いがこもっているのが伝わってきた。 過去2戦、悠斗に倒されている相手との違いを問われた大夢は「根っ子から違うと思ってます。今までの選手とは違うと思っといてほしいですね」と答えた。すると悠斗が「どこが違うのか教えてよ」と、具体的な説明を求める。だが大夢は「全部。全て」と答えるに留めた。 悠斗の勝ち方、勝ってK-1フライ級をという流れに注目が集まっている状況については「もちろんファンの皆さんも、悠斗選手が勝つと思ってる人が多いと思いますけど、歴史を変えるというか、『フライ級は大夢でいいな』と思わせる試合をします」と述べた。 勝ってK-1フライ級を作って、この階級がどう変わってほしいかという問いに、悠斗は「今は選手層の薄さが一番懸念されてたと思うんですけど、作ってさえしまえば、彼のように若い選手だったり、他にもチョイチョイ噛みついてくる選手だったりと、そういう風に出来上がっていくと思うんですよね。あとは他の団体にナメられてると思うし、僕の目標はこんなもんじゃないんで、一人一人、ナメたこと言ってる子たちにはしっかり分からせようと思ってます」と答えた。「明日はファイターとして、男として試合で魅せられたらと思います」(大夢)、「歴史が変わるところを見届けてください」(悠斗)と、最後にファンへのメッセージを述べた両者。王者・悠斗の初防衛戦は、一体どんな展開と結末が待っているのか?
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