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2024年3月7日(日本時間8日)、フランス・パリのアコー・アリーナにて『PFL Europe 1: 2024 Regular Season』が開催され、ウェルター級で元GLORYウェルター級王者のセドリック・ドゥンベ(フランス)とビソングール・シャンソウディノフ(フランス)が対戦することが発表された。
2月24日にサウジアラビアで、初のPFL PPV SUPER FIGHTとして「PFL CHAMPIONS vs. BELLATOR CHAMPIONS」の三階級の王者対決(※マゴメド・マゴメドケリモフが負傷欠場でレイ・クーパー3世がジェイソン・ジャクソンと対戦)が発表されているPFLだが、欧州大会は、3月7日パリ大会からスタートとなる。
PFL Euro 2ndシーズンは、4大会を予定。3月7日のパリ大会を皮切りに、7月8日に英国のニューカッスル・ユーティリタ・アリーナ大会、そして9月28日にはスコットランドのグラスゴー大会を経て、日時&開催地未定の決勝大会が行われる。
カメルーンから9歳のときに家族とともにフランスに移住したセドリック・ドゥンベは、現在MMA5勝無敗。
GLORYでは、2016年12月にニーキー・ホルツケンに判定勝ちでGLORY史上初のフランス王者となった後、2019年からはハルト・グリゴリアン、アリム・ナビエフ、カリム・ガージ、マーセル・グローエンハート相手に連勝してきたドゥンベは、GLORY王座を返上。
2021年11月のドバイで開催されたスーパーコンバット ユニバースでアルビ・エミエフを1R TKOに下してMMAデビュー戦を勝利で飾ると、地元大会で3連勝。2023年9月のパリ大会でPFL欧州デビューし、ジョーダン・ゼボにわずか9秒、左フックでKO勝ちし、MMA全試合をKO勝ちとしている。
対する、『バキ』の異名も持つシャンソウディノフはMMA8勝0敗。今回がPFLデビュー戦となる。パリ在住のチェチェン人ファイターで、100% Fight、Ares FCなどで活躍し、3KO・TKO、5SUBの無敗の戦績を持つ。
UFCのカムザット・チマエフと交流を持ち、KSW王者のサラディーヌ・パルナスらと練習するシャンソウディノフは、分厚い身体から繰り出す強烈な左右フックに、柔道仕込みの強いテイクダウンも併せ持ち、ドゥンベにとって決して楽な相手ではない。
果たして、セドリック・ドゥンベは、イズラエル・アデサニヤやギガ・チカゼ、アレックス・ペレイラのようにGLORYからMMAでも活躍するか。