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【ONE】青木真也「トップレベルの舞台でやれるのは最後」発言の真意とは?「文脈の読めなさに絶望する。騙されておけばいい」「俺になにを期待するかは、てめぇで見つけろ」=1月28日(日)有明

2024/01/22 18:01

「変態」「バカサバイバー」「孤高」──青木を知り尽くした男たちが語る

 そんななか、青木真也とともに時間を過ごしたファイターたちは、いまの青木をどう見ているのか。

 第5代修斗環太平洋ライト級王者で、現在はRIZINを主戦場とする矢地祐介。日頃から青木と練習をともにする矢地は、青木の“世界のトップクラスで試合ができるのは最後”発言について、「尊敬しかないですね。いまだに試合でも魅せるし、何より若手と一緒に練習をガシガシやって、格闘技が大好きなのは分かる。だからこそそういう言葉を聞くとちょっと寂しいですよね」と、まだまだ第一線としてやっていけると選手であるという。

「僕も年齢を重ねてきて、『その段階はこういうことが変わってくるよ』とか色々なアドバイスをくれるのですごく好きです。ただ……スパーリング中の青木選手は嫌いです(笑)。小技やちょっとしたことなど、相手の嫌なことをしてきますよね。すごく試合には生きる技術。でも『練習でそれやらないでください』って最近よく言っているので、嫌いですかね(笑)」と、スパーリングで苦しめられていることを語った。

 今回の“最後の戦い”についての勝敗予想は、「僕は勝つと信じてますからね。あの人の型にハマった時って、世界のどの選手も太刀打ちできない技術を持っているので。ただそれがハマらなかった時はあっさり負けてしまうと思う」とコメント。「青木真也とは?」の問いには、「変態ですね(笑)。40歳を過ぎて人と取っ組み合いをして……変態です」と、敬意を込めて、青木を評した。

 一方、第4代修斗世界ウェルター級王者の宇野薫は、かつての対戦相手(2008年・DREAMライト級GP準決勝)であり、練習仲間、セコンドでもある青木について、「“バカサバイバー”。プロレスの試合に出てみたり、RIZINの試合についての記事を書いたり、たまにバカなこともしますよね。だからバカサバイバーかな」という。

 青木が対戦するノースカットについては、「打撃の速さが持ち味」と評価した上で、青木の勝算を問われると、「僕はいつも青木くんが勝つことを期待しています。『右向け左』と彼がいつも言うように、みんなの期待している方向から、逆方向に行ったりするのが好きだと思うんですよ。だからみんなが思いつかない、意表を突かれる方向に行くんじゃないかなと思います」と、予想外の展開もありながら勝利するとした。

 そして、第8代DEEPライト級王者の北岡悟。かねてより練習名仲間で、2011年には青木とも対戦(元気ですか!! 大晦日!! 2011)している北岡は、青木を「格闘技を頑張っているからこそ賢くなり過ぎてしまった孤高の男」と形容する。

“最後の闘い”発言については、「強い青木真也を見たいと思って見れる試合。彼の本質は健気なので、それが曝け出される試合になる」という。

 ノースカットとの試合展開については、「彼が最近表現しているけど、特攻するんじゃないですかね? 立ち合いでのつば迫り合いはすると思うけど、基本的には特攻するんだと思うんですけどね」と、立ち合い、組むなかで“特攻”して自身の試合にするのでは、と語った。

「スーパーレックvs.武尊よりインパクトを作ってしまうんじゃないかと予測しています」という北岡。果たして、「青木vs.ノースカット」は、『ONE 165』最大のハイライトとなるか。

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