堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーを務め、2024年1月21日(日)に群馬県オープンハウスアリーナ太田で旗揚げ大会を行う『TOP BRIGHTS』に向けて19日、出場選手が個別インタビューに応じた。
「ムエタイ対抗戦」では、次鋒戦としてアトム級(46.26kg)2分3R戦で、今大会の紅一点・伊藤紗弥(尚武会)がサネーガーム・カムナンチェットムアンチョン(タイ)と対戦する。
2023年の伊藤は3月にタイ・パタヤで勝利し、IMSAという団体のベルトを新たに獲得したが、5月のWBCムエタイ世界ライトフライ級ダイアモンドベルト王座決定戦では、KANAと対戦経験があるキム・タウンセンドに敗れた。7月のBOMでは今回再戦するサネーガームに判定勝ち。9月にラジャダムナンスタジアム『RWS』に初出場したがモンクッペットに判定負け。RWSでの2分3R制を踏まえてパンチを強化して、11月のBOMでは予告通り左フックでミンタを2RでKOした。12月にはラジャダムナンスタジアムでの初勝利もあげたばかりで勢いに乗る。
2月12日(月・祝)東京・後楽園ホール『Rajadamnern World Series JAPAN』(RWS JAPAN)ではノンパーンファー・ファミリームエタイ(タイ)との対戦も決まっており、短い間隔での試合オファーを受けたのは「ムエタイを広めたいというのが一番の想いです。オファーをもらってすぐ出ますって決めました」との理由から。
「対戦相手とは2度目になるんですけれど次も絶対に勝ちたいと思うので、対抗戦は日本が勝って全勝したいと思っています」と意気込み、「1回BOMさんでやっているんですけれど、その時は私が勝ったんですけれどリーチが長くて距離が遠いので入って行かないと当たらないんですよね。けっこう蹴りとかヒザがとんでくるので、先にもらわないように中にいかに入って戦えるかがポイントになって来ると思います」とサネーガームのリーチの長さを警戒。
「最近は身長が高い選手とやることが多かったので、蹴り合いだけじゃなくパンチも強化してきたのでパンチで中に入って攻めようかなってところです」と、前回とは違い、RWSのために強化してきたパンチで突破口を開きたいとした。
試合展開のイメージを聞かれると「前回やった時はムエタイルールで2分5Rだったんですけれど、今回はRWSのルールに沿って2分3Rと短いので、1R目から行かないと展開が作れずに終わってしまうので1R目から攻めたいと思っています」と、1Rから攻めていくことを想定している。
「1回私が勝っていて相手は再戦なので勝つ気で絶対に来ると思うし、私の戦い方も分かっていると思うので、お互い分かったうえでの試合なので厳しい展開になる可能性もあるんですけれど、KOを狙って行きたいと思います」と、今回はKOで決着をつけたいと意気込む。
試合のアピールポイントは「今回女子の試合も一つですし、ムエタイの中でも男性と違った迫力はもちろんなんですけれど、技のしなやかさや華麗さだったりとか、いろいろな女性ならではのところが見られると思うので、ぜひ女子ムエタイにも注目して見ていただければ嬉しいです」と、女性ならではの部分を見て欲しいとした。
そして2024年の目標を聞かれると「今ムエタイが盛り上がっていて、女子ムエタイもラジャダムナンで試合が出来たり、ベルトが出来たりしていて盛り上がっているので、日本のムエタイ選手を引っ張って行く立場として自分が先頭に立って、どんどん試合をして勝っていってラジャのベルトを狙いたいと思っています」と、日本女子ムエタイ界の先頭に立って日本人初の女子ラジャダムナン王者を目指したいと話す。
最後には「いつも応援ありがとうございます。日本だとキックボクシングの方がムエタイよりも知名度がありますが、生で観戦したら絶対に面白いのでぜひ見てください」とファンへメッセージを送った。