ムエタイ
インタビュー

【TOP BRIGHTS】石井一成「爪痕を残さないといけない」勝ち方・倒し方にこだわり「ボディか顔面のパンチで失神させたい」

2024/01/20 22:01
 堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーを務め、2024年1月21日(日)に群馬県オープンハウスアリーナ太田で旗揚げ大会を行う『TOP BRIGHTS』に向けて19日、出場選手が個別インタビューに応じた。 「ムエタイ対抗戦」では、副将戦としてフェザー級(57.15kg)3分3R戦で、ムエタイとK-1の“二刀流”石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)が登場。ナンペット・チョーチャンピオン(タイ)と対戦する。  2023年はK-1でヨーシラーとテクニカルドロー、7月と9月には『RWS』で連続KO勝利を収めたが、10月のRWSでラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者パントアに敗れた。12月のK-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチでも黒田との再戦に敗れ連敗中。2024年初戦に再起をかける。  TOP BRIGHTS出場について聞かれた石井は「堀口恭司選手の大会ということで。どういう大会になるのかも聞いていなかったですし、今回はムエタイの5vs.5の対抗戦とMMA5試合、計10試合あるんですけれど、少ない試合数の中で僕を選んでもらったので何かしら絶対に爪痕を残さないといけないなと。魅せないといけないなと思っています」と話す。 「今年一発目なので凄く気合いが入っているのと、TOP BRIGHTSさん初参戦で群馬に来たことも初めてなので、また違ったお客さんもいるだろうし、MMAファンの人もいるだろうし、ムエタイを知らない人もいるかもしれないので、そこは魅せて勝つ。5Rではなく3Rなので、より凝縮されたラウンドなので早い段階で見せ場を作って倒しに行きたいと思います」と、“魅せて勝つ”ことが今回自分に求められていることだと認識している。 「堀口選手はRIZINにも出ていますし、違った層の方々が今回見てくれると思うので、その中で今後ムエタイを見てもらうためには普通の勝ち方では、またコイツの試合が見たいなって思わせることが出来ないと思うので、勝ち方、倒し方にこだわって戦っていきたいなと思います」  何を見せたいかと聞かれると「打撃はMMAの方も凄いと思いますけれど、やっぱりこいつらは違うなっていうのと、キックボクシングではなくムエタイなので、ムエタイはヒジもあるのでそういうところも見て欲しいですね。普段見る機会がないと思うので。MMAにもヒジはありますけれど、またちょっと違うヒジだったり打ち方も違ったりするので、ビックリするような技とかも見せながら試合が出来たらいいなと思います」と、打撃の本職であることの違い、そしてヒジを見せたいという。  対戦するナンペットについては「身長が高く足が長くて蹴りが凄く重いなって。僕はどちらかというとパンチでどんどん攻めていく距離で、相手は蹴りの距離なのでそこに入るまでに時間がかかると思うんですけれど、詰めて僕の持ち味であるパンチを当てて失神、もしくは沈めたいですね。ボディか顔面のパンチで失神させたいです」と、蹴りを掻い潜って中に入るまで時間を要するかもしれないが、最後は失神させたいとする。 「長い距離で戦うのが上手くて凄い蹴って来るんですよ。そこに付き合うと僕の持ち味がひとつも出せないので、ムエタイ特有の蹴りには気を付けています」と蹴りを警戒するが、「KOが見られると思うのでKOシーンを。こいつ、52kgなのに凄いパワーあるなってところを見て欲しいですね」とKOシーンを見て欲しいとした。 「凄い蹴ってくる相手は中に入りづらい。僕的にはやりにくいですけれど気持ちの強さがリングに立って向かい合った時の表情とか見ないと分からないので、そこは始まってすぐ見極められるんですけれど。気持ちが折れる人って一発パンチを打った時に目で分かるので、その時に目を見てちょっとでも目がビビってたり、恐怖心を少しでも抱いていたらすぐに倒しに行きたいと思います」と、ファーストコンタクトに注目だ。  また、「ハートは誰にも負けないのでそこも見て欲しい。僕の倒しに行く、始まったら血だらけでも攻めに行くので。僕の野性的本能も見て欲しいですね」とも。  対抗戦については「日本代表って言っていただけるだけで嬉しいですし、ムエタイはタイの国技でそこに日本人が挑むわけなので日本を背負って絶対に勝ってやるって気持ちでいます」と燃え、「今年初戦ですが昨年はK-1タイトルマッチと10月はラジャのチャンピオンに負けちゃって最後の2試合で悔しい思いをしているので、今年一発目からかます勢いで、勢いよく突っ走るつもりなので楽しみにお待ちください」と、この試合で弾みをつけたいと語った。  そして2024年の展望を聞かれると「今年は半分くらいはある程度試合の予定が大まかに立ったので。去年はK-1とRWSで2戦負けたんですが、K-1は黒田(斗真)選手とまたやりたいですけれどやってくれないと思いますし、自分の中ではやりたい気持ちはありますがすぐには組んでいただけそうもないので、まずはパントア選手にリベンジに行けるチャンスがあるならそこを狙っていきたいと思います」と、昨年敗れた2人へのリベンジを果たしたいと語った。
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