キックボクシング
レポート

【RISE】大雅がチャンヒョン・リーを攻略、K-1とRISEの2団体制覇を達成「武尊選手頑張ってください」、KO勝ちの小林愛理奈が小林愛三にOFG戦を要求、愛三も受けて立つ。木村ケルベロスがダウン奪う完勝、翔が上位ランカー山川賢誠をKO

2024/01/14 20:01

▼Super Fight! -49.5kg契約 3分3R延長1R
○小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/第3代RISE QUEENミニフライ級王者)
KO 2R 1分32秒 ※左ボディ
×ワン・チンロン(TKBA/PUNCHUP)


 小林はフルコンタクト空手出身で強烈なパンチを武器に持つ。正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。RISEでは奥脇奈々、平岡琴、百花、祥子JSKらを次々と撃破するも、2022年5月に3度目の対決となったRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪とのタイトルマッチで敗れた。10勝(3KO)3敗1分の3敗はいずれも宮﨑に付けられたもの。12月には女子初のオープンフィンガーグローブマッチに臨み平岡を返り討ちにすると、2023年2月にはSB日本女子アトム級王者MISAKIからダウンを奪って勝利、8月には花田麻衣に判定勝ちすると、11月にRISE QUEENミニフライ級タイトルマッチでerika(=名前の後ろにハートマーク)をKOで破り、王座を奪取した。現在5連勝中。


 対するチンロンは167cmの長身。2018年10月にKrushに初来日(当時の名称はワン・ジンロン)し、壽美に判定負け。2019年にはONE Championshipにも参戦している。戦績は13勝(1KO)7敗。2022年11月にプロボクシングの試合をして勝利を収め、2023年4月にKNOCK OUTでぱんちゃん璃奈と対戦。判定2-0で敗れるも前へ出続けるガッツファイトと右ストレート&前蹴りでぱんちゃんを苦しめた。


 1R、チンロンが左ジャブで牽制、右ストレートを打ち下ろす。右ロー、ハイを蹴る小林は左フック。チンロンは前蹴りで突き放すも、小林はじりじり距離を詰める。小林は右カーフキックを多用、右ボディをヒットさせる。小林の右カーフキックが何度もヒットし、嫌がるチンロンはサウスポーにスイッチする。


 2R、小林がカーフキックで先制、右フックを出しつつ、距離を詰める。チンロンは左ジャブを突くが、小林がカーフキックを効かせて、豪快な左フック。これでチンロンはダメージを負って後退。


 追撃する小林は左右フック、ストレートをまとめてダウンを奪う。立ち上がったチンロンに右カーフを蹴った小林は、強烈な左ボディフック!これにチンロンが悶絶ダウン。即座にストップとなり、小林が圧巻KO勝ちを収めた。


 小林はマイクを持つと、「ワン・チンロン選手、台湾からありがとうございました。チャンピオンになってから初めての試合、国際戦でKOで勝つことができて良かったです。ちょっと名前出したい人がいます。愛三選手は自分がキック始める前から活躍されていて、自分が上に行けたらやりたいと思っていました。(小林が)オープンフィンガーで練習をしてるのを見ました。オープンフィンガーでどうですか」と、元RISE QUEENフライ級王者・小林愛三に対戦アピールする。


 観戦していた小林はリングに上がり「まずはおめでとうございます。私もオープンフィンガーでやりたいと言いに来たので、ぜひこのカードを決めていただきたいです」と対戦承諾。本来の階級は小林が上だが、両者とも契約体重は歩み寄るとしている。果たして対戦決定となるのか。

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