MMA
インタビュー

【UFC】マネル・ケイプ、UFC5連勝なるか?「この試合に勝ってタイトル戦をしてベルトを日本に持って行く。それができるのが僕だ」(後篇)

2024/01/11 17:01

もしいまパントージャと戦えば、初戦とはまるで違うものになる

──連勝してからもアレックス・ペレス、デイブソン・フィゲイレード、カイ・カラフランスら強豪が立て続けに試合をキャンセルしてきた結果、2022年、2023年は1試合ずつしか行えませんでした。フラストレーションがたまりませんでしたか。

「もちろん、最初はそうだね。誰もが僕との対戦を避け、皆“プルアウト”されていったから。キャンプ中や試合の前日に対戦相手がプルアウトされ、試合が出来ないって決まった時は、もちろんフラストレーションしかなかった。だけど時間は過ぎるし受け入れる必要があるだろう? 前に進まなければいけない。今は自分のキャリアでもとてもいい状況であるから、そういった事も考えながらフラストレーションは受け流して、後ろに置きながら自分は前に進んでいるんだよ」

──あなたのUFCデビュー戦の相手が、現フライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャでした。あのときは判定で敗れましたが、王者との差をどのくらいととらえていますか。

「僕の側からの話になるけど、本当に上達したと思っている。めちゃくちゃすごいレベルになっているんだ。これまでの試合でも勝ってそれを見せてきたはずだ。だから、もしいまパントージャと戦えば、初戦とはまるで違うものになるよ」

──12月にブランドン・ロイバルに完勝したパントージャの前戦をどう見ましたか。

「いいパフォーマンスではなかった。あの夜の彼の試合には多くの穴があった。粗い試合だったけど、彼は勝つためにやったんだろう。彼のベストファイトではなかったよ」

──2月24日のUFCメキシコ・シティ大会では、フライ級で元王者のブランドン・モレノと2位のアミール・アルバジが対戦する(※アルバジが欠場でブランドン・ロイバルが出場)という話も聞こえてきます。勝者がナンバーワン・コンテンダーとなる可能性もあります。

「アミールがモレノに勝ってほしいと思うけど、トップコンテンダーではない。トップコンテンダーは僕だ。僕はアグレッシブに戦うし、チャンピオンになれる重厚さも持っているから」

──週末のマテウス戦はどうなりますか?

「この試合は“僕のための試合”になるだろう。何が起きようが僕が勝つ。自分の今のレベルはこの階級の誰よりも強くなっていると思うから、マテウスは気を付けないと、軽くKOされてしまうと思う。本当に今の自分に自信があって、常に自分には自信はあるのだけど、今回は特にいつも以上に自信に満ち溢れているんだ。だからこの試合は僕のための試合になるし、必ず勝つ。僕のゴールはチャンピオンになること。この試合はタイトルショットに直結するし、今週末、僕がマテウスを負かした後は100%、パントージャと対戦する事になるだろう」

──最後に日本のファンにメッセージを。

「自分の試合を見てくれている日本のファンに『UFCを見てくれてありがとう』と伝えたい。今週末の試合に勝った後、タイトル戦をしてベルトを日本に持って行くから。それができるのが僕だと思っている」

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